ヘンリー台詞集    2.修道院漂着後

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修道院で目覚めて

修道女「お話は聞いています。10年以上も奴隷として働き、やっと自由の身になったとか。あなたはもう、誰からも命令されないでしょう。父上も亡くなった今どこへ行き何をするかは、全て自分で考えなくてはなりません。しかし負けないでくださいね。それが生きると言うことなのですから。あなたはやっと自分の足で歩き始めたのです」

ヘンリー「やっと気がついたな。へぇ、ちゃんと着替えたのか?そういやおまえは荷物を持っていたもんな。オレなんかまだドレイの格好のままだぜ。ま、いいけどね。 
 それはそうとマリアさんがこの修道院の洗礼式をうけるらしいぞ。お前は目が覚めたばかりでいまいちピンとこないだろうけど、まあとにかく出席しようぜ

(イベントで洗礼式)
マリア「兄の願いを聞き入れて私を連れて逃げてくださってありがとうございました。まだあそこにいる兄や多くのドレイの皆さんのことを思うと心から喜べないのですが…○○○さん、これは兄からあずかったものですが、どうぞお役に立ててください。○○○さんたちの勇気がきっとこの世界を照らす光になってくださると信じますわ」

ヘンリー
「さっきはだまって出てきちゃって悪かったな、○○○。マリアさんって、ドレイの時は気づかなかったけど、きれいな人だよな~。ここでずっと暮らすなんてもったいないな。まあ兄さんはあの神殿だろうしほかに身よりもないらしいからな… さあてと…これからどうするかなあ。出発するときは声をかけてくれよ」

「 いよいよ旅に出るのか

(いいえ)…そうか。…しかし本当に生きてここまで流れ着くなんてオレたちは運がいいよな。オレさ…タルの中でもうダメかって思ったとき、鐘の音を聞いたような気がしたんだ。すごく落ち着く音色でさ。あれはこの修道院の鐘の音だったかもしれないな。

(はい)そうだよな。お前には母親をさがすっていう目的があったもんな。なあ どうだろうか?その旅にオレもつき合わせてくれないか?

(いいえ)お前は意外とつめたいヤツだな。よくは覚えてないけどお前はたしかオレの子分になったんじゃなかったかなあ。親分の言うことは聞くもんだぜ。なっいいだろう?

(はい)よし、そうと決まったらさっそく旅に出よう!今 出かけるって言ってくるからお前はここで待っていろよ!

あ、そうだ、言い忘れてたけど、ドレイにされてたとき、すごろく券をひろったんだよ。昔のオレならすぐ捨てちまったんだけど…ドレイにされてからはなんでも捨てるのがもったいなくてさ。はっはっは

(修道女、修道院長、マリアが見送りに来る)
修道女たちの言うのを聞いて 
「オラクルベリー?う~ん…聞いたことのない町だなあ」
「○○○、オレもついてる。ふたりでいっちょやってやろうぜ!」
マリア「本当にいろいろありがとうございました。私はここに残り多くのドレイの皆さんのために毎日祈ることにしました。そして○○○さんがお母様に会えるようにも…どうかお気をつけて…」

ヘンリー「さあ行こうぜ」
《ヘンリーが仲間にくわわった!》

ヘンリー
「マリアさん本当にここに残っちゃうんだな…な、なんだよ○○○、そんな目でオレを見て!お前だってさみしいと思うだろ?

(はい)またいつか会いたいよなあ 

(いいえ)お前ってつめたいなあ。まあそのほうがオレにとってはつごうがいっか! 

フィールド上 

ヘンリー
「こうして外の空気をすうなんて何年ぶりだろうな?なんだか今はつまらない事でも全部しんせんに思えてくるよ」
「ラインハットがどうなったか気になるけど、オレはもどらない方がいいだろうし…あの国のことは忘れて何か自分の目的がみつかるまで○○○の旅につきあうよ」
「外を自由に歩けるって、幸せだなあ。考えてみればラインハットの城からもほとんど出してもらえなかったからな」
「それにしてもいい天気だなあ。草のにおいがするよ」
「考えてみれば夜外を出歩くのなんてオレ生まれて初めてだよ!
ふわあ~もう眠いや。ドレイだった時は生活リズムだけは規則正しかったもんな」
「星がきれいだな。ドレイの頃は空を見るよゆうなんてぜんぜんなかったもんな 」

オラクルベリー 

町の男(昼)「ここは誰もが夢を持ってやってくるオラクルベリーの都だ」
ふ~ん…でもオレには今のところ夢なんてなんにもないけどな。おっとそんなカオするなよ。なんにもしばられてないってのはけっこう気楽でいいもんだぜ
町の男(夜)「ここは誰もが楽しむ町オラクルベリーだ」
「はあ~にぎやかな町だなあ。なんだかオレ見てるだけでクラクラしてきちゃったよ」
「この町は夜も明るいな。カジノのネオンがまぶしいぜ!」
「く~っ!オレたちも負けてられないぞ!さあカジノへレッツゴ~! 」

サンタローズへ行った後
サンタローズのことはオレもお前もかなりショックだったと思うがとりあえずこの町へ来たからにはパ~っと遊んでいこうぜ!

酒場で酒をすすめられて
そうか~。オレたちもいつの間にか酒が飲めるトシになってたんだな 。

夜の酒場で
酒場の老人「この店は酒はうまいが料理はまずいのう。ほれ食ってみなされ。なんとうまいと申されるか?おまえさん、今までよっぽどひどいものしか食わんかったな。かわいそうにのう…」
ヘンリー「 …オレたちってかわいそうか?でも神殿で働かされている人たちのほうが…」 
店の男「最近の客は文句が多くていけねえ。 」
商人「私はね、今はしがない防具屋ですが、もっとでっかい商売をするのが夢なんですよ。そのために北東にあるでっかいお城に行って注文をどっさりと…でもウチの女房が許してくれなくて…なんでい!ひっく…」
ヘンリー「あのおっさん 奥さんにてんでアタマが上がらないんだな。あ~いやだいやだ。オレは将来結婚してもあんな風にはなりたくないね。」
「そういえば外の魔物の数が昔よりぐっと増えてるし、強くなってるような気がするな 」

酒場の女(はあい、ステキなお兄さん)
なんだよ、ニヤニヤして。さっきのおねえさんは、きっとオレに言ったんだぞ(このセリフはマリアがいても言う。)

かくれんぼの子供に
うわ~ショックだ!オレたちおじさんなんて呼ばれるトシなのかっ!?
お、おじさんかあ…おじさんかあ…オレたちおじさんなのかあ… 

夜、外にいる女(光の国の話をする)
さっきの話、もしかしてあの教団のことか?…どう考えてもオレには連中がそんな立派なものを目指してるとは思えないけどな。

牢屋
こういうせまい所に閉じ込められてる人を見るとどうも他人事と思えないんだよな。ううっ…なんだか悲しくなってきたぞ 
囚人(昔、子供をさらった)
人をさらって って おい!まさかオレをさらいやがったのはアイツかあ!?まったく同情してソンしたぜ!あんなヤツ一生出てこなきゃいいんだ!
(囚人が寝言で悲鳴)
…あいつももう痛い目にあったんだな…

ダンサー志願の少女と
お前もそうだけど人生に夢や目的があるってのはいいことだよな。旅を続けてりゃオレにもそのうちなにかやりたいことが見つかるかな?

オラクル屋へ行きたい戦士
めずらしい物を売ってて夜しか開いてない店…?これはひょっとするとムフフなものが手に入るのか?夜になったら行ってみようぜ!
(馬車を買ったあと)
はっはっは、あのおじさん、くやしがってるな!人が持っていないものを手に入れるって気持ちいいなあ

モンスターじいさんに出会う
ほ 本当にモンスターを仲間になんてできるのかぁ!?もし本当だとしたらすげえよ!よ よしさっそく試してみようぜ!
イナッツ
な なんで じいさんの助手がバニー姿なんだ!?じいさんの趣味か?か~~っ!
(夜イナッツが寝言を言うのを聞いて)
すげえなあ。寝てても教えてくれるなんてさすが助手だぜ。

宿屋にて
主人「お早いお着きで!うちの宿はめしもベッドも最高ですよ!ひと晩たったの15ゴールド。お泊りになりますか?
(いいえ)もう、無理をしすぎて死んでも知らないよっ!
(はい)お客さまをおへやまでごあんなーい!
→いい朝ですね!この次もぜひうちの宿にっ! 
(夜)おやまあ、疲れた顔をして…でもうちの宿に泊まれば元気100倍まちがいなし!ひと晩~ (略)」

(オラクル屋の噂)
町の人が変な店って言うくらいだからそうとう変わってるんだろうなあ 
(のれんの話)一品しかない珍品中の珍品って…
(妻の水浴中見張っている戦士)あの戦士、こわそうだな。のぞくならうまくやらないと本気で斬られちまうぞ 
(戦士の妻が悲鳴を上げる)わざわざ悲鳴を上げるなんて、ノリのいいオネーサンだったな
宿屋の商人(メダル集め)今あの商人を襲えばちいさなメダルが20枚手に入るんだな…じ冗談だよ。でもお前もちょこっとくらいは同じこと考えたろ? 
宿屋の商人(インパスの話)
世の中便利な呪文があるんだな
宿屋の商人(北にある寂れた村)
この町みたいにさかえるところもあればさびれていくところもあるか。オレの国はどうなったかな?…まあどうなってても今のオレには関係ないことか
(サンタローズへ行ったあと)《ヘンリーはくちびるをかんでうつむいている。》
防具屋「当店に御用のない方の通り抜けおことわり」
寝てる男
昼間っからあんなに寝てられるなんていったいどういう人なんだろう

オラクル屋
ひょ~っ!馬車がこんな安値で買えるなんて!ちょっと考えられないぜ
めずらしい物だけ店に出すなんてあのおっさん道楽で商売してるんだな?

じいさん(橋の話)
月日がたつのは早い…か。ドレイをやってた頃は毎日がおそろしく長く感じられたけどな。でもそれも過ぎてしまえばほんの短い間のことに思えるから不思議なもんだよな

占い婆
昼 あんなこと占い師に言われるまでもなくみんな感じていることじゃないのか? 
夜 (はい) 親しい女って、お前のお母さんのことか?オレは占いはキライだけどこの占いの結果だけは当たっててほしいと思うよ
  (いいえ) オレの義理のオフクロが異常に占いを信じててさ。ちょっとこわかったな。だからオレは占いって聞くとどうもな…

町の女(やがて夜になります)
城みたいに大きな町だから夜もにぎやかだろうなあ
町の女
帰る場所ねえ。オレはあの教団の神殿にだけは絶対帰りたくないけどな!
家族か…オレのオフクロは小さいころ死んじまって顔も覚えてないし…親父は忙しくてほとんどいっしょにいられなかったし…家族って感じがしなかったな。オレが結婚でもすれば本当の家族を持てるのかな… 
町の女
評判のよくない城か…まあラインハットのことじゃないと思うけどよ 
町の女 
そっかあ…この町の人は楽しく暮らしているんだなあ
占いババの家
ということは、ここは占いババの家か。ふ~んあやしい薬とか変な動物は見あたらないな

カジノ 

カジノの前 
「負けたって、いったいなにに?この町はなにかあるのかな?」
「う~オレもカジノへ行きたくなってきたぞ~。」

カジノの中 
なあ○○○、オレたちなんかがここにいるのはひどく場ちがいな気がしないか?

(はい) やっぱりそうか~。なんせついこの間まではドレイやってたもんな。

(いいえ) そうか…そうだな。オレたちはもう自由の身なんだカジノで遊ぶのも自由だよな

アルカパとサンタローズへ行った後
「さあてなにして遊ぼうか?スロットマシンにスライムレース、格闘場でも何でもこいってもんよ!」
「さあ今日も遊んでいこうぜ!」

(はい)ドレイまで落ちたオレたちに失うもんはないからな。とことんやろうぜ!
(いいえ)なんだよ、子分は親分の言うことを聞くもんだぜ

格闘場の男(当たれ!)
「…はずれろ はずれろ~ 」
「…負けろ 負けろ~。…ダメだ!人の不幸を願うなんてこんな所マリアさんに見られたら…!」

客の兵士(コインはお金に換えられない)
あまったお金で、か。なるほど遊びなれている人の意見は参考になるな。
ステージを見て
劇団なんて初めて見たけれどけっこういいもんだなあ

ヨハンの歌を聞いて
いいなあ!オレも旅の劇団員なろうかな?おお~マリア~今のオレには愛しかないが~きっと幸せにしてみせるから~

楽屋で1 (タンスを開けないで)オレは開けないと思うが○○○がどうするかはわからないなあ。ニヤリ。
楽屋で2(旅回りの劇団の話)あの劇団は旅してるのか。このご時世じゃ大変だろうな。
楽屋で3(着替え中だから)き、着替え中~!?だ、ダメだ…鼻血が…オレも年ごろなあかしだぜ。

夜のステージを見て
夜の舞台はダンスなのか。へえ~本格的だぜ。

すった客 
おおこわい!オレたちはああならないように気をつけようぜ 

バーの客1(どうせほろびるんだから)
あれもひとつの考えだが、オレはやれるだけのことはやってから死にたいな 
バーの客2(もうかってるか?)
(はい)よし、強気で勝負だ。行くぞ、○○○! 
(いいえ)そのツキがやってくる前にコインがつきるってこともじゅうぶんありえるんだよな 
バーの客3(人間模様を見るのが楽しみ)
勝負事に熱くなってる姿を見て楽しんでるってことか…?あんまりいい趣味とはいえないな
夜のバーの客(役者)
華やかな世界も甘くないんだな。苦労しないで夢はかなえられないってことか。
バーテン(勇者が現れるかどうかの賭け)
じゃあオレは、勇者が現れないほうに1000枚!…じ、冗談だよ。こわい顔するな。

カジノの客(100コインスロットの人)
なるほど。100コインスロットは勝ち負けの落差がはげしいんだな。

ダンサー1と
たしかにあのコシの動きはなんとも言えない色っぽさがあるな。
ダンサー2と
○○○が踊りたいなら好きにすればいいさ。でもオレはえんりょしとくぜ!
ダンサー3と
あっはっは!○○○、なかなかうまいぜ。

すごろく 
「カジノだけでなくすごろく場まであるなんてこの町はすごいんだな。時間のたつのも旅の目的も忘れそうになっちまうよ」
「すごろくはなあ…オレもここぞっていうときに思った目がうまく出せたらと思うよ 」

下の男 
ああいう人もいるんだな。なんていうかヒマそうでうらやましいよ 

スライムレース場で
スライムレースっていいよな。見てるだけでなごんじゃうよ。

修道院 

鐘楼の上で
ここに来るとなんだかホッと安心するなあ。そういえばマリアさんはどうしてるのかな?ちょっと様子見ていこうぜ。

鐘楼の上で(サンタローズへ行ったあとの夜)
○○○、もしかして、オレをなぐさめてくれようとわざわざここへ寄ってくれたのか?ありがとうよ。お前って本当にいいヤツだな。

マリア「私は子供のころから兄とふたりだけで生きてきたんです。生活がくるしくてもうダメかって思ったとき光の教団にすすめられ兄は兵士になりました。おかげで私も教祖様のお世話の仕事をいただいてとてもかんしゃしていたのです。
 ですが多くの人をギセイにしてまでりっぱな神殿を作るなんて私には理解できません。兄のことも心配ですが私にできるのはこうして祈ることだけ… 」

ヘンリー「オレたちを逃がしたことでマリアさんの兄さんが罪に問われてないか心配だな。でもオレたちにはどうすることもできない…くそ!もどかしいぜ」

修道女と
「まあオレもお前も苦労だけは人一倍したよな。まさにハランバンジョウってやつさ」
「あの教団は変だったよな。金持ちや身分のある子供を中心にさらってドレイにしてたし…そんな子供じゃ力も弱くて役に立たないのに…言うことを聞かせやすいと思ったのかなあ」

女の子(マリアがさびしそうだという)
マリアさんがさびしそう?それはもしかしてオレが旅に出たから?…なんてな。そんなワケないよなあ。もしそうならうれしいけどさ 

逃げた女房と
いい亭主になるなんてこの前までドレイをやってたオレたちにはピンとこないよな。でもオレたちは暴力で押さえつけられる苦しみを知ってるから、そんな亭主にはきっとならないさ

フローラの部屋で
へぇ~っ。金持ちのおじょうさんってこういうところで花嫁修業するんだ。大変だなあ

マリア(夜)教団にいたことは後悔していますけどヘンリーさまと○○○さんとお会いできてうれしかったですわ。ぽっ」
ヘンリー「オレ…やさしくてきれいな女の人を見たのってマリアさんが初めてかも」
(はい)あたたかくていいよなあ。小さい頃死んだオレのオフクロもあんなふうだったかもって思うんだ。
(いいえ)なんだよ。え?○○○には幼なじみがいる?ちえっ、いいなあ。いつかオレにも紹介してくれよ。きっとだぞ!
(いいえ サンタローズへ行った後)そうだったよな。○○○にはかわいい幼なじみがいたんだっけ。ビアンカちゃんにまた会えるといいな。

シスター「あら?マリアさんったら、顔が赤いわ。どうしたのかしら」
ヘンリー「え?マリアさんの顔が赤い?遅くまで起きてるからカゼひいちゃったんじゃないのか?あ~もう!心配だなあ!」

客室で一泊した朝
ベッドで寝られるってだけで幸せだよな、○○○。今日もがんばろうぜ

森深き祠
老人(おぬしにはまだ早すぎる)
「あれは旅の扉だな。離れた二つの場所を自由に行き来できるってシロモノなんだぜ。」
「通してくれないんじゃしかたないな…。○○○、ほかへ行こうぜ」

ビスタ港 

港の男「ここはビスタの港だ。船に乗りに来たのかい?でも船は来ないぜっ。ラインハット王からの命令で王家が必要なとき以外はこの港を使えないんだ。そんなわけでどの船もビスタの港には寄りつかねぇってわけよ
《ヘンリーはなにやら考えこんでいるようすだ》
女房「まったくいやな世の中さ。ラインハットの国は、どうなっちまうのかねぇ。」
《ヘンリーはだまってうつむいている》
ほかの大陸に行きたいならここから船に乗っていくしか方法はなかったと思うぞ。

サンタローズにて 

なんだこのさびれた村は…えっ、○○○の村だって?…なんか聞いていたのとずいぶん感じがちがうなあ。

男の子「ここはサンタローズの村だよ。西に行くとアルカパの町があるんだい!」
(夜)「むにゃむにゃ…キミはだれ?ベラ?おかしな名前だね…ぐうぐう…」

スライム「いじめないで!ボクはずっと昔洞くつの泉にいたスライムだよ。この村がものすごい火事になったの知ってるよ。おそってきた兵士たちはちょっと様子が変だったんだよね。それから洞くつの奥にパパスさんの大事な部屋があったのも知ってるもん。イカダに乗って洞くつには行った先のずっと奥だよ」
ヘンリー「おそってきた兵士たちの様子が変だった?いったいなにがあったんだ?」

サンチョのいた家、地下室 桜の木の枝を見つけて
へえ~、きれいな花だなあ。

教会のシスター「その昔ここはとても美しい村でしたのよ。しかしある日ラインハットの兵士たちが村を焼き払いに来て…ひどい!ひどいわ!パパスさんのせいで王子さまが行方不明になったなんて!あらごめんなさい。あたしったら急にとりみだしたりして…見ず知らずの人にパパスさんの話をしてもしかたなかったですわね。
 え?パパスさんを知ってる?あなたの父親ですって?そんなっ…!でもたしかにあの時の坊やのおもかげが…○○○!○○○なの!?
(いいえ)ひどい人!からかったのね!でもあなたにはどこかで会ったことがあるような気がしますわ。気のせいかしら…
(はい)こんなことって…こんなことって…ああ、神さま!

ヘンリー「ラインハットの兵士が村を焼き払ったって?お前の親父さんのせいでオレが行方不明だって…?す…すまない○○○っ。こんなことになってるなんてオレ思いもしなかった…
いったいラインハットはどうなってしまったんだ?こんなむごいことをするなんて…
《ヘンリーはうつむいてくちびるをかみしめている…》

シスター「そうだったの…。そんなことがあって、パパスさんはもう…そしてパパスさんに代わって○○○がお母さんをさがしだすつもりなのね。ああ、どうか、○○○に幸運を…神さま!」

ヘンリー
「あの時のお前の親父さんの姿、オレの目に、はっきりと焼きついているよ。○○○お前、絶対に母さんをさがし出せよっ!」
「この場所にいると正直いたたまれなくなるよ。子供のころのオレってなんて考えなしでバカだったんだろう…」

宿屋の女房「昔はもっとちゃんとした宿屋だったけど兵士たちにこわされちゃってね…まあこんな所だけどゆっくり旅のつかれをとって行っておくれよ」
ヘンリー「……」
《ヘンリーはいたたまれないような表情をしている》

老人「はて?どちらさまだったかのう…?なんとパパスどのの息子の○○○か!おお!おお!大きうなって…立派になったのう…してパパスどのは?
《○○○はこれまでに起きたことを老人に説明した》
…なんとそんなことがあったのか!?苦労したんじゃのう…この村も見たとおりのありさまじゃが…パパスどのまでが若い命をうばわれるとはのう…
 そう言えばあの当時パパスどのは洞くつの中に大切な物をかくしていたようじゃ。何年もたっているし、どうなっているのかは知らんが、おそらく洞くつの中はあの頃のまま残されているはず!気をつけてしらべなされ」

洞くつの中
お前の村がこうなったのってやっぱりオレのせいだよな…
(はい)○○○オレにできることがあったらなんでも言ってくれよ。
(いいえ)ありがとうよ、気をつかってくれて…

パパスの手紙  

 ○○○よ、おまえがこれを読んでいるという事は、何らかの理由で私はすでにおまえのそばにいないのだろう。
 すでに知っているかもしれんが、私は邪悪な手にさらわれた妻のマーサを助けるため旅をしている。 私の妻、おまえの母にはとても不思議な力があった。私にはよくわからぬが、その能力は魔界に通じるものらしい。たぶん妻はその能力のゆえに魔界へ連れ去られたのであろう。
 ○○○よ、伝説の勇者を探すのだ!私の調べた限り、魔界に入り邪悪な手から妻を取り戻せるのは、天空の武器、防具を身につけた勇者だけなのだ。 私は世界中を旅して天空の剣を見つけることができた。しかしいまだに伝説の勇者は見つからぬ… ○○○よ!残りの防具を探し出し、勇者を見つけ、我妻マーサを助け出すのだ。頼んだぞ、○○○。 
ヘンリー「なにやら大変な話になってきたな、○○○。伝説の勇者かあ…うーん。でも天空の剣は伝説の勇者しか装備できないみたいだな。じつはひょっとしてお前なら…って思ってたんだけど

天空の剣をとったあと
老人「なんと洞くつで天空のつるぎというのを見つけなされたか!してその剣は勇者にしか装備できぬと。なるほどのう…かつてパパスどのがなぜ自分に装備できぬかとなげいておったのは、そのつるぎのことじゃったのか。パパスどののあんなにくやしそうな姿を見たのはその時が初めてじゃったのう」
ヘンリー「あれだけ強かったお前の親父さんでも装備できなかったなんてなあ…やっぱり伝説の勇者にしか装備できないっていうんだから特別な資格が必要なんだろうか」
シスター「まあ!伝説の勇者さまをさがし出すですって?本気なの?」
(いいえ)「そうよね、冗談よね。伝説なんていうくらいだからもうとっくに死んでいるはずよ」
ヘンリー「勇者は死んでいても子孫がいるかもしれないだろ?まずは防具さがしから始めようぜ」

(はい)「そうだわ…そういえば昔アルカパの町で勇者様の話を聞いたことがあるわ。アルカパと言えば○○○のおさななじみのビアンカさんもいたわね。お元気かしら」
ヘンリー「ビアンカって○○○が前にいってた幼なじみのことか。元気でいるといいな」

アルカパ 

ここが幼なじみの町か。ここは焼き払われてなくて良かったな

宿屋の女将「え、ビアンカ?知らないね、そんな子は。あたしら夫婦は7年程前にダンカンて言う人からここを買い取って宿をはじめたのさ 」
ヘンリー「え?じゃあビアンカちゃんは…」

二階の老人(ダンカンさんは体を悪くして宿屋をたたんではるか海の向こうの山奥へ引っ越していった) の話を聞いて
そうだったのか…ざんねんだったな○○○。オレもお前のよろこぶ顔が見られなくてざねんだよ…

庭にいるシスターと(封印が弱まっていると言う)
今まであんまり実感がわかなかったけど…オレたちの世界かなり大変なことになっているんじゃないか?
シスターと夜に(魔界の封印を守る一族について)
魔物と心を通わせるなんて、まるで○○○みたいだな。そういえば、モンスターじいさんも魔物と仲良くなれるんだっけ。ひょっとしてあのじいさんが魔界の封印を守る一族?…には、とても見えないよなあ。

教会の女(王妃を探す王の話をする)
ロマンティックねえ。実際ひとさがしをしている身からすりゃロマンもくそもないと思うけどな。

伝説の武器を探している戦士と
○○○、ちゃんと天空のつるぎはかくしておけよ。一応伝説の武器だからな。

酒場のバニー(お酒はいかが?)
(はい)うっ、ここのバニーさんはえらくその…トシとってないか?え?昔も同じかっこうだったって?…そ、そうか。10年前もか。
(いいえ)(父親に会わせてくれる)何やってるんだ?早いとこ伝説の勇者の話を聞きに行こうぜ。

酒場の親父「なに?伝説の勇者について話を聞きたいだと!?よし!話してやろう。だいぶ昔の話だが…闇の帝王エスなんたらが復活し、世界を滅ぼそうとしたことがあったんだ。しかし天空の武器、防具を身につけた勇者が、そのエスなんたらをたおし世界を救ったっていうことだ。ちなみに勇者の武器防具とは天空の剣、天空のよろい、天空の盾、天空のかぶとの4つだって話だ。え?そのあとの勇者かい?う~ん一説によると天空にもどったとも言われてるけどそこまでは知らんなあ。まあ大昔の話しだし、どちらにしても生きてはいないと思うぜ。勇者の子孫くらいならどこかにいるかも知れんがな」
ヘンリー「伝説の勇者も気になるけどオレはそれ以上にエスなんたらのなんたらが何なのか気になるな。あ~もうメチャクチャ気になるっ!」

酒場の客(伝説の武器を探す戦士)
伝説の武器を手に入れてもそれを装備できるとは限らないんだよな、困ったことに。

酒場の客(ビアンカファンの老人)
オレも会ってみたかったな。今ごろどこで何をしているんだろう。

民家の女
昼(息子が帰ってきた)
母親ってのはああいうもんなのかな?…って、お前に聞いてもそんなことわかんないか。ま、オレも似たようなもんだけどな。
夜(いくつになっても子供は子供)
…オレたちにはああいうことを言ってくれる人っていないんだよな…オレいつか結婚して子供ができたらめいっぱいかわいがってやることにするよ。

池のほとりで
兵士「まいっちゃったよなあ。わがまま王子がいなくなって弟が王位を継いだと聞いたからあの城の兵士になったのに。 実権を握っているのは王様の母親の太后さまで、これがとんでもないんだもん。あの城ももうおしまいだな」
友人「こいつ、ラインハットから逃げ出してきたんだぜ。噂には聞いてたけど、ラインハットのお城がそれほどひどくなってるとは知らなかったな」
ヘンリー「どこへ行ってもラインハットのいいウワサは聞けないんだな」

夜の宿屋の一室
ヘンリー「起きてたのか、○○○。いや、ちょっと、お城のことを思い出していてね。町の人に聞いたけど、親父が死んでたなんて、ちょっとショックだったな。弟のデールが王になったらしいけど、あんまり評判もよくないみたいだし。ちょっとだけ、帰ってみるかな。ラインハットはここから東の方だったな。 まあ、いいや。今夜はもう、寝よう、寝よう」

翌朝 安眠まくらをもらって
へえ~これが安眠まくらか。いいニオイだなあ…すりすり

武器屋の話
昼 「あんた旅の人だね。オレも昔はラインハット城までよく武器を売りに行ったものさ。けどどんなにもうかっても二度とあんな城に行くのはごめんだね。命がいくつあっても足りねえや」
ヘンリー「あんな話を聞いたら、城の様子を見に行かないわけにはいかないよな」
夜 「ラインハットのお城も前の王さまの時はよかったんだがね王さまがお亡くなりになってデール王子さまが王位についてからはいけねえや」
ヘンリー「デールはオレとちがってアタマもよかったし、いい王になると思ってたんだがな…」

レヌール城 

「へえ…ここが○○○が昔、お化け退治したっていう城か~。夜中に子供の足でこんな所まで来るなんてお前もよくやったよな。」
「ごほっごほっ…外から見るとりっぱだけど中はずいぶんホコリっぽいな」
「なあ○○○、この城にいったい何の用があるって言うんだ?あっ!まさかお前自分の思い出の地めぐりにオレをつき合わせてんじゃないだろうな?」

城内の宿屋で
あそこにいるおじさん、なんだかカゲがうすいんだけど…き、気のせいだよな。ははは…

宿のフロント「ここは静かで落ち着きますなあ…ところで(いつものセリフ)」

ユウレイ?イベント
ヘンリー「おわ!なんだ?まさか今のはユウレイか!?○○○、行ってみようぜ!」
(玉座にいた男女がテラスへ逃げ出す)
男「お願いです!どうか見のがしてください。え?私たちをつかまえに来たのじゃないのですか!?ああ、よかった…じつは私たちは身分ちがいの恋をしてしまい…それでもはなれられなくて、家出してしまったのです。はじめは二人で死ぬつもりでしたが、その時この城を見つけてここでなら幸せに暮らしていけると思いました」
女「とてもふしぎなことなのですが、初めてこのお城へ入った時、 お城が私たちをあたたかく迎えてくれたような気がして。死のうと考えたことがウソのように、今は幸せですわ。ぽっ…」
ヘンリー「ユウレイかと思ったら駆け落ちカップルだったのか。まったくビックリさせやがるぜ」

エリック王夫妻のお墓の前で
「城の屋上にお墓を建てるなんて変わった王様だな。」
「このお墓の人たちにお化け退治をたのまれたって?…そんなバカな。」