ヘンリー台詞集 1.幼年時代から神殿脱出まで

前へ            次へ

少年時代 サンタローズ

サンチョ「だんなさまにラインハットの城から使いが来て出かけることになったんです!坊ちゃんも連れて行くつもりでずいぶんさがしたんですが見つからなくて、だんなさまはたった今お出かけになりましたっ。すぐに追いかければ間に合うかもしれません。さあ、坊ちゃん!」

シスター「パパスさんを呼びつけるなんて、ラインハットの国王もごうまんな人よね。用があるなら自分からくればいいのに」

パパス「おお来たか、○○○。今度の行き先はラインハットのお城だ。前の船旅とちがってそんなに長い旅にはならないだろう。この旅が終わったら、父さんは少し落ち着くつもりだ。お前にはいろいろ淋しい思いをさせたが、これからは遊んであげるぞ。さあ、行くとするかっ!」

関所で

パパス「私はサンタローズの村に住むパパスという者だ。ラインハットの国王に呼ばれお城にうががう途中である。どうか、通されたい」
兵士「ああ!あなたがパパスどのですか!?連絡は受けています。どうぞお通りください!」

パパス「○○○、ここから先はラインハットの国だ。この上からの川のながめはなかなかのものらしいぞ。よし!あまり時間はないが、お前にも見せてやろう。どれ、よいしょ…と」(パパスは小さな主人公を肩車に乗せる。)
パパス「もし、どうかされたか、ご老人?」
老人「ほっといてくだされ。わしは川の流れを見ながら、この国のゆく末を案じているだけじゃて」
パパス「ふむ…あまり風にあたると身体に毒ですぞ。(パパスはそっと息子を下ろす。)ではごめん!」
(ごくあたりまえのように、パパスは地下通路に入っていく。とちゅうで気がつく。)
パパス「おっといかん!ラインハットに行くんだったな」

ラインハット

城内の兵士「待て!わが城になに用だ!」
パパス「私はサンタローズに住むパパスという者だ。国王に呼ばれ、来たのだが」
「おお!あなたがパパスどのですか!?これは失礼いたしました。国王がお待ちかねです。さあ、こちらへっ!」

(兵士の後について強制移動。王の前へ)
兵士「王さま!パパスどのをお連れしました!」
国王「ふむごくろうであった。そのほうはさがってよいぞ」
兵士「は!失礼いたします」
国王「さてパパスとやら、そなたの勇猛さはこのわしも聞きおよんでいるぞ!その腕をみこんで、ちと頼みがあるのだが…コホン。パパスもう少しそばに!皆の者はさがってよいいぞ!」
パパス「○○○、そんな所に立っていてもたいくつだろう。よい機会だからお城の中を見せてもらいなさい。ひととおり見るうちには父さんたちの話も終わるはずだ」

(主人公は城の中を見に行く)
台所の少女「あらあなた、ヘンリーさまの遊び相手として呼ばれた子?大変ねえ、同情するわ」
トムらしき若者「わっ(とびあがる)ああびっくりした。てっきりヘンリー王子かと…人がカエルをきらいなのを知ってて背中にカエルを入れるんだよ。ひどいよなあ」
厨房の女「みんなヘンリー様のことを悪く言うけど私はそうは思わないね。小さいときお母上をなくして王様は新しい王妃様をもらったけど、やっぱり本当の母親じゃないし…それに新しい王妃様が可愛がるのは自分の子どもだけときちゃひねくれるのも当然じゃないかねぇ」

王妃「なんじゃ、そなたは?わが子デールにあいさつに来たのですか?おほほほほ、そなたは小さいのになかなかめはしがきくとみえる。兄のヘンリーより、このデールのほうがよほど次の王にふさわしいとそう思っているのですね、おほほほほ」
デール「ボク、王様なんかになりたくないよう」

兵士「坊やの父さんはサンタローズ村の人だよね。はて?前にどこかの城で見かけたような気がするが、気のせいかな?(ラ城2F王の間へ続く階段を警備する兵士、右)」
兵士「王さまがないしょ話とはいったいどんな用をたのむつもりだろうか?もしかしてヘンリー王子の根性をたたきなおしてくれとか…(同上左)」

大臣「まったくヘンリー王子のわんぱくぶりにはあきれてしまうのう。あんな性格で次の国王がつとまるのか不安でならんわい」

詰め所の戦士1「次の国王はヘンリーさまか?デールさまか?まっよほどのことがない限りやはりあとつぎは長男のヘンリーさまだろうな!」
詰め所の戦士2「みなどうかしているぞ。王さまがまだお元気だというのに次の国王の話など。そんなことより気になるのはあちこちの国で子供がさらわれているらしいということだ。坊やもお父さんからはなれて外を歩いたりしてはいけないよ」
詰め所の兵士「う~ん、気になる…王妃さまがなにやらたちのよくない連中とつき合っているようなのだ。このことを王さまに報告したほうがいいのか、どうしたものだろう…」

入り口の兵士1「あ~あ、おでこにタンコブが。まったくヘンリー王子には泣かされてしまいます」
入り口の兵士2「坊や、父上はどうした?勝手にお城の外に出ちゃいけないよ」

ヘンリー「だれだ、おまえは。あ、わかったぞ。親父に呼ばれてお城にきたパパスとかいうヤツの息子だろう!オレはこの国の王子、王様のつぎにえらいんだ。オレの子分にしてやろうか?
(いいえ)はーん?よく聞こえんなあ…もういっかい聞くぞ。
(はい)わはははっ、だれがおまえみたいな弱そうなヤツを子分にするか!帰れ帰れ! 」

国王「そなたはパパスの息子であろう。なかなかよい目をしておるな。パパスにはわが長男ヘンリーのおもりをしてもらうことにした。そなたもヘンリーの友達になってやってくれ。たのんだぞ」

パパス「おお、○○○か!父さんはヘンリー王子のおもりをたのまれたのだ。本当は王子のそばにいたいのだが、まいったことにキラわれてしまったらしい。だがお前なら子供どうし友だちになれるかも知れん。父さんはここで王子が出歩かないよう見張ってるからがんばってみてくれぬか?よろしくたのんだぞ!」

ヘンリー「なんだまたお前か?やっぱり子分になりたくてもどって来たのか?
(いいえ)じゃあ、あっちへ行けよ、さようならだっ!
(はい)そんなに言うならオレの子分にしてやろう。となりの部屋の宝箱に子分のしるしがあるからそれを取ってこい!そうしたらお前を子分と認めるぞっ!」

(戻ってくると、ヘンリーがいない。)
パパス「どうした○○○、えっ?ヘンリー王子がいなくなったって?この通路を通らないと外には行けないはず!しかし王子は来なかったぞ。ふーむ…とにかく見てみよう。お前も来なさい」
ヘンリー「あ!パパス!お前は部屋に入るなと言っておいたはずだぞ!」
パパス「やれやれ、とことんキラわれたものだな…失礼つかまつった。
○○○よ、夢でも見たな。王子はちゃんといたではないか。ともかく王子の友だちになってやってくれ。たのんだぞ」

ヘンリー「どうだ?子分のしるしを取ってきただろうな!?
(いいえ)なに?宝箱は空っぽだったって?そんなはずはないぞ!子分になりたければ、もういちど調べてみな!
(はい)じゃあ見せてみろ。うん?持ってないじゃないか(あとは”いいえ”の時と同じ)」

(ヘンリー再度行方不明。主人公、単独で床の穴から下へ)
ヘンリー「なんだ、もう階段を見つけてしまったのか…ふん!つまらないヤツだな…しかし子分のしるしは見つからなかっただろう。子分にはしてやれないな ん?」
荒くれ男「ヘンリー王子だな?」
ヘンリー「なんだお前は?」
荒くれ男「悪いがいっしょに来てもらうぞ そらよっ!」
ヘンリー「うぐっ!」
(男たち、気絶したヘンリーを運び出す。外におかしら)
おかしら「おい!モタモタしてねえではやく王子をイカダへ!」
荒くれたち「へいっ!」

(主人公、パパスに知らせに行く) 
パパス「どうした○○○?なにーっ!王子がさらわれただと!?なっなんとしたことだ!いいか○○○、このことは誰にも言うな。さわぎが大きくなるだけだからな……とにかく王子を助け出さないとっ!ついて来い、○○○!(そのまますごい速さで城外へ)」

ラインハット北の洞窟

パパス「おお!○○○か!お城ではぐれてしまったと思ったがこんな所までやってくるとは…お前もずいぶん成長したことだな。父さんはうれしいぞ!ともかく王子を助け出さねば!お前が先に行け。後ろの守りは父さんが引きうけた!
 そう言えばラインハットに旅立つ前見知らぬ青年に声をかけられたのだ。なにやら今回の旅についてどうとか言っていたが、彼は何者だったのだろう?
 王子をさらうとは…ただの身代金目的ならいいのだが、あのときのようだとやっかいだな。
 大丈夫か、○○○?(ホイミする)では行くとしよう!」

(ヘンリー発見)
パパスへ、ヘンリー王子!く!カギがかかっている!ぬ!ぬおおおおおぉーっっ!(扉、開く)ヘンリー王子!」
ヘンリー「ふん!ずいぶん助けに来るのが遅かったじゃないか。まあいいや。どうせオレはお城に戻るつもりはないからな。王位は弟が継ぐ。オレはいないほうがいいんだ。
(パパスの平手打ち)な、殴ったな、おれをっ!! 」
パパス「王子!あなたは父上のお気持ちを考えたことがあるのか!?父上は、父上は…(ヘンリー沈黙している)
…まあともかくお城に帰ってからゆっくり父上と話されるがいい。さあヘンリー王子!追っ手の来ないうちにここを! (モンスター三体出る)く!さっそくあらわれたかっ!?○○○、ここは父さんが引き受けた。おまえは王子を連れて早く外へ!」
ヘンリー「オレ…オレ…」
「お前の…父さん…大丈夫…かな」
「オレ…あの人の言うとおりちゃんと親父と…話してみるよ」

(洞窟の入り口まで戻ると、ゲマが待ち構えている)
ゲマ「ほっほっほっ ここから逃げ出そうとはいけないこどもたちですね。この私がお仕置きをしてあげましょう」
(子供たちあっけなく負ける)
ヘンリーの初期値 【力25 早10 守12 賢20 運16 攻37 守25 MHP50 MMP14 EX0】

(パパス走ってくる)
パパスの初期値(ビスタを出た直後)
【力117 早35 守79 賢95 運92 攻157 守91 MHP410 MMP65 LV27】

パパス「こっこれはいったい!○○○!ヘンリー王子!」
ゲマ「ほっほっほっあなたですね、私のかわいい部下たちをやっつけてくれたのは…」
パパス「む?お前!?その姿はどこかで…」
ゲマ「おや?少しは私のことをご存知のようですね。ほっほっほっほっならばなおさら私たち光の教団のすばらしさをお教えしておかなくては…出でよ、ジャミ!ゴンズ!」
(ジャミ、ゴンズ、出る。パパス視点。パパス楽勝)

ゲマ「ほっほっほっほっみごとな戦いぶりでしたね。でもこうするとどうでしょう…」
《なんと!ゲマは○○○ののどもとに死神のカマをあてがった!》
パパス 「○○○!」
ゲマ「この子どもの命が惜しくなければ存分に戦いなさい。でもこの子どもの魂は永遠に地獄をさまようことになるでしょう。ほっほっほっ」
ジャミ「へっへっへっ さっきはよくもやってくれたな!」
ゴンズ「覚悟しろっ!」
《パパスはただジッと耐えている》
(パパスはジャミとゴンズから攻撃されるままになっている。何度打たれても、彼は立ち上がる)
ゲマ「ほっほっほっほっ ずいぶん楽しませてくれましたね」
パパス(全身に傷を負っている)「ううう…」
ゲマ「おや、まだ息があるようですね」
パパス「○○○!○○○!気がついているか?はあはあ…じつはおまえの母さんはまだ生きているはず…わしにかわって母さんを
(ゲマの指先から火球が生まれ、パパスを焼き尽くす。画面は白く燃え上がり、パパスはシルエットのみ)
ぬわーーーっっ!!」 
ゲマ「ほっほっほっほっ子を想う親の気持ちはいつ見てもいいものですね。しかし心配はいりません。お前の息子はわが教祖さまのドレイとして一生幸せにくらすことでしょう。ほっほっほっ ジャミ!ゴンズ!この子供たちを運び出しなさい!」
ジャミ「ゲマさま、このキラーパンサーの子は?」
ゲマ「捨ておきなさい。野に帰ればやがてその魔性をとりもどすはず
うん?待ちなさい。この子供は不思議な宝玉を持っていますね?この宝玉はもしや…どちらにしろ、こうしておくことにしましょう。
《なんと!ゴールドオーブはこなごなにくだけちった!》
ほっほっほっ、さあ行きましょう。ぬんっ!」
(ゲマたち、魔法で消える)
(キラーパンサーの子供が気がついて、あたりのにおいをかぐ。パパスの焼けた跡にやってきて、悼むように頭を垂れる)

大神殿にて 

ムチ男
「こらーっ!、なにをしているっ。さっさと岩をはこばんかっ!」 
「なんだその目つきはっ?ドレイはよぉもっと死んだような目をしてるもんだぜ。ええい気分の悪いヤツめ!さあはたらくんだっ!」
「ほらほら休んでいないで次の岩を持ってこないとまたムチでぶたれるぞ」
「さあとっととはこんで行きやがれ!ノタノタしてるとこの岩に押しつぶされるぞ! 」
「この石の入った袋を上に運ぶんだ!わが教祖さまは大神殿の完成を待ちのぞまれているぞ」
「はたらけ!はたらけ!死ぬまではたらくんだ!」

ドレイたち
「はあはあ……。あと1000個くらい岩を運べば休めるだろう…」
「はあはあ……ジャマをしないでくれっ 」
「ほってほってまたほって、と…… 」
「お母ちゃんのためならエーンヤコーラ!」

水汲み女「あたしは水汲み女。素敵なドレイさん。水を一杯いかが? 」
(ほかにベルト回し係、ベルトに岩を載せる男、つるはしで岩を掘る男たち)

ドレイの女「また逃げ出そうと言うの?もう巻き添えはごめんだわ。この前逃げようとしたときの鞭のあとがこんなに… 」(この台詞は、SFC版のみ)

工事現場(すみに巨大な歯車の回る塔)

水汲み女「お水はいかが?外の世界は魔物がうようよ。でもここは安心よ。それもこれも教祖様のおチカラなのね」

奴隷監督
「おらおらどうした!こんな石の量じゃとてもじゃないが足りないぞ!」
「はたらけ!はたらけ!はたらけば幸せがまってるぞ!」
「いいか?まだ秘密の話だが……教祖さまはこの神殿が完成すればお前たちドレイを解放するとおっしゃっているぞ。もちろんわが光の教団の信者になればという条件つきだが悪い話ではあるまい」

兵士
「なんだお前はっ!?はやくじぶんの仕事場にもどらんかっ!そしてまちがってもここから逃げようなど思わぬことだな」
「わっはっはっはっお前たちドレイは本当にしあわせ者だな!わが大教祖さまのために一生はたらけるのだからな!」

現場の一画で
「なんだ?一人で岩を運んでいるそいつを手伝うっていうのか?わっはっは!やめておけ!お前もすぐにそんなクチはきけなくなるさ」
「ジャマをしないでください。ここの持ち場は私だけだから休むわけにはいかないんです」

ドレイたち
「なんでもこの部屋には教団のご神体の像がかざられるらしいな
ということはあそこの下り階段もいずれつぶしてしまうのかなあ。オレたちはおそらく神殿の完成とともに始末されるんだろうから……脱出するためのヒントはつねに探しておかなくてはな。おっと!声が大きかったぜ。」
「おらあドレイにされてから20年以上になるだよ。そういやあんちゃんはここに来たときまだ子供だったよな。あんちゃんもずいぶんたくましく成長したもんだな」
「ひーひー重くて動かないよ。」
「お願い……話し掛けないで。つかれてるの……」

ヘンリー「やあ、○○○!こんなところで油を売ってるとまたムチで打たれるぞ。それともまた逃げだす相談かい?あれからもう10年になるもんな。おまえの親父さんには、本当に申しわけなかったと思っているよ。おまえはきっと親父さんの最期の言葉を信じて母親をさがしたいんだろうな。いいよなあ…。オレなんか、ここを逃げ出してもお城じゃ弟のデールが王さまになってるだろうし。と、くどくど話しててもしかたないなっ。さあ、仕事、仕事… 」

兵士 「よーし今日はここまでだ!明日も朝は早いぞ!それぞれ部屋にもどってさっさと休むんだ!」

翌日 
ヘンリー「やあ、○○○、やっと目がさめたようだな。ずいぶんうなされてたようだけど、またムチで打たれる夢でも見たんだろ。しかしおまえはいつまでたっても反抗的で、ドレイになりきれないやつだよなあ。その点オレなんか素直になったと自分でも思うよ、わっはっは。もっともオレが素直になったのはおまえの親父さんの死がこたえたのもあるけどさ。あれから10年、月日のたつのは早いもんだぜ。」

ドレイたち
「こりゃ○○○アニキ、どうもおはようございます。なんでもアニキは子どものとき連れてこられて10年以上もドレイとして働かされているとか。ずいぶん苦労しなすったんですねぇ、うっうっ …」
「うわー!すいません!もうさぼりませんからムチで打たないでください。むにゃむにゃ…」
「うっうっうっこんな生活なら死んだほうがマシです。なんの希望も夢もなく一生ドレイとで終わるなんて…もう死んでしまいたいです…」
「あんた、知ってますか?神殿が完成すれば私たちは自由の身になれるんですよ!」
「おめえはよお考えが甘いんだよ!誰から聞いたかは知らんがそんなのはオレたちをがならせるための口実に決まってるだろっ 」
「でも本当だって… 」
「知らん!知らん!おめえは幸せなヤツだよ!
よお、おめえか!おめえのオヤジはこの教団のやつらに殺されたんだってな。そのときのくやしさを忘れちゃいけねえよ。その思いがある限りおめえはきっと生きてゆくだろうからな」

「ちょっと聞いておくれよ そこのマリアちゃんは光の教団の信者だったのに、ドレイにされちゃったのよ。なんでも不注意で教祖さまの大事なお皿をわってしまったとかで…マリアちゃんの兄さんは教団の兵士をしてるっていうのにひどい話よねえ…」
マリア「私…最近は教祖さまのお考えについていけないところがあったんです… だから教祖さまの怒りをかってドレイにされてむしろよかったのですわ… こんなに多くの人々が教団のためにはたらかされていることが分かりましたし…光の教団がおそろしいチカラによってうごかされているとウワサに聞いたこともあります。でもいったい誰がそんなおそろしいチカラとたちむかえるのかしら? 」

ムチ男「おらおら!仕事の時間だぞ!さっさといかないとこのムチがとぶぞ!はーん?またお前か…なにかにつけて反抗的なヤツだな!さっさと出てゆかんかっ!」

兵士ヨシュア「まいった…妹のマリアがドレイにされてしまったのだ。なんとかしたいが教祖さまにはさからえないし…とこんなことをドレイのお前に話してもしかたなかったな… 」

ドレイたち
「この神殿が完成するまでとても生きておれそうにないのう。しかし死んでしまえばもうムチで打たれることもない。やっと自由な身じゃよ… 」
「誰かをさがしているのか?ドレイのヘンリーなら今日は地下にまわされたぞ」

兵士、監督
「教祖さまのお話では、やがて闇の時代が来るらしい。そこで教祖さまは光の国をつくり人々を闇から守るおつもりなのだ。なんというありがたいお教えであろうか…」
「ん?お前の仕事場はここじゃないだろう!さっさと自分の持ち場にいかんかっ! 」
「神殿が完成すれば自由になれるという話か?ああ、もちろん本当だとも!だから何も考えず精いっぱいはたらくのだぞ!」

脱出イベント

《なんと!ドレイの女がムチで打たれている!》 
ムチ男「オレの足の上に石を落とすとはふてえ女だ!その根性をたたき直してやる!」
マリア「ど…どうかおゆるしください…」
ムチ男「いーやだめだ。たしかおめえはドレイになったばかりだったなあ。このさいだから自分がドレイだってことを身にしみてわからせてやる!」
マリア「ひいいい…」
ヘンリー「く…!あいつらっ!」
ドレイたち
「あんなにムチで打たれてかわいそうに…」
「むごいのう…誰かなんとかしてやれんもんじゃろうか…」
「教団の人たちにさからうなんてバカよ。おとなしくしてれば殺されたりしないのに」
「さわぎはやめてくださいよぉ。こっちまで怒られるんです… 」
奴隷監督「おらおら見物してねえでとっととはたらけ!」
マリア「いけません、私にかまうとあなたまで鞭で打たれてしまいますわ」
ヘンリー「あれ○○○!いつのまにそこにいたんだっ?まあ、いい、オレはもうガマンできないぞ! ○○○!お前も手をかせっ!」
ムチ男「なんだ!お前もはむかう気だなっ!?よーし思い知らせてやる! 」

(戦闘となる。勝つとヨシュアが他の兵士たちを連れてやってくる)
ヨシュア「なんだなんだこのさわぎはっ!?」
ムチ男「はっこの2人がとつぜんはむかってきて… 」
ヨシュア「この女は? 」
ムチ男「あっはい。このドレイ女も反抗的だったので…」
ヨシュア「……まあよい。おいこの女の手当てをしてやれ!」
ムチ男「は?…あっはいわかりました! 」
ヨシュア「それからこの2人は牢屋にぶちこんでおけっ」
兵士たち「はっ!さあ来るんだっ!」

(兵士たちは主人公とヘンリーを牢屋へ閉じ込める)
ヘンリー「いや~、まいったな。しかしムチで打たれるよりマシかな、わっはっは。 
どうしようもないな。せっかくだからのんびりすることにしようぜ。 
しかしいつまでここに入れておく気かなあ。ん?誰か来たみたいだぞ! いったいなんだろう?おい行ってみようぜっ」

(マリアとヨシュアが入ってくる。牢屋を開く)
マリア「さ 先ほどは助けていただいて、本当にありがとうございました」
ヘンリー「あっキミは…」
マリア「さあどうぞこちらへ」
ヨシュア「妹のマリアを助けてくれたそうで本当に感謝している。私は兄のヨシュアだ。
 前まえから思っていたのだがお前たちはどうも他のドレイとはちがう。生きた目をしている!そのお前たちを見こんでたのみがあるのだ。聞いてくれるな? じつはこのことはまだウワサなのだがこの神殿が完成すれば秘密を守るためドレイたちを皆殺しにするかも知れないのだ。そうなれば当然妹のマリアまでが…!
 お願いだ!妹のマリアを連れて逃げてくれ!お前が昔さらわれて来たときの荷物やお金もうしろのタルに入れておいた。この水牢はドレイの死体を流す場所で…浮かべてあるタルは死体を入れるために使うものだ。気味が悪いかもしれんがそのタルに入っていればたぶん生きたまま出られるだろう。さあ誰か来ないうちに早くタルの中へ!」
牢屋の中の男「くそー!オレも出しやがれっ!! 」

《ヨシュアはタルにからめられたクサリのカギをはずし願いをこめてタルを流れに押し出した!》
(タルは水路を通り、滝とともに神殿の外へ投げ出される。そのまま大海原へと漂っていく)

★このページのみ、メモ損失のためPS2版もSFC版も同じ色で台詞を書いています。