クレイモランの白鳥

★DQ11/11S未クリアの方にはネタバレとなります。

DQ11本編オープニングで、デルカダール王とともに二人の将軍が登場します。その一人、白い鎧のホメロスはストーリーにさまざまにかかわるため興味を持っていました。白状すると、グレイグとホメロスの関係が、大好きなDQ5の5主とヘンリーの関係に通じるものがあると感じて、ずっと気になっていました。天真爛漫な親友のそばにいる秀才、あるいは秀才どまりの男です。2019年秋、DQ11Sが出たとき、ホメロスの追加ストーリーが加わりました。グレイグはホメロスの亡霊と戦うことになりますが、戦い終わって最後、在りし日の姿でホメロスが出現します。“ウルノーガの支配を受けていない大人のホメロス”を初めて見て、こんな人だったんだ、という驚きがありました。それを受けて、新しくこの話を書きたくなりました。

これはデルカダールで騎士として仕えている時代のグレイグとホメロスの物語です。ユグノアの悲劇はすでに起きてしまい、グレイグとの関係はややぎくしゃくしています。ホメロスはデルカダール王の言動に不信感を覚えグレイグに相談しようとしますが、グレイグは信じてくれません。「我が王が我が王ではない?そんなバカなことがあるか」。ところが、とある魔の者にそれを嗅ぎつけられ、ホメロスとグレイグは命を狙われるようになりました。将軍兼軍師、「知略のホメロス」戦場に立つ。なんとかかっこよく書きたいと思っています。よろしくお願いします。