ヘンリー台詞集    6.コリンズ登場

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青年時代後半
※以下、△△△は王子の、◇◇◇は王女の名前です。

フィールド
王子「ボクの名前、お父さんがつけてくれたんだよね。ボクね、△△△って名前、すごく好きだよ。えへへ、ありがとう、お父さん!」
王女「わたし、お父さんといっしょに旅がしたかったの。やっと夢がかなった…」
王子「サンチョがね、ボクのこと、お父さんの小さい頃にそっくりだって。ホントかな?」
王女「ねえ、お父さん、この服どう?ドリスお姉ちゃんがえらんでくれたんだけど」
王子「うわ~!お父さんって、すごい地図持ってるんだね。それがあったらボクたちもう少し早くお父さんを助けてあげられたかも!」

ダンジョン
王女「えへへ…うれしいの。お父さんがどんな場所にでもわたしのことつれてきてくれるから
王女「くらいろことも高いところも暑いところも苦手だけど…それでもお父さんとずっといっしょに旅したいです」
王子「お父さんたちをさがしてけっこう旅したんだけど、まだボクの知らない場所があったなんてわくわくしちゃうな!」
王子「お父さんて本当にいろんな場所知ってるんだね」

ラインハット
国境の兵士「やや、あなたはたしかヘンリーさまのお友だちの方!いや~おなつかしゅうございます。しかしふしぎですな。あれからだいぶたつのに、あなたはまったく昔のままだ」
王子「ボク友だちがほしいなあ…そうしたらいっぱい遊ぶのに」
王女「お父さん、石のあいだトシとらなかったなんてかわいそう。わたしははやく大人になりたいな」

地下通路~川
王子「ここって川の下なんだよね。この道どうやって作ったんだろ。こわれたりしないのかな?」
王女「水の音が聞こえる。聞いてるとなんだか落ちつくね」
王子「うわあ、すごい川…これって海に続いてるんでしょ?すっごいなあ…」
王女「すごくきれいなお水。水遊びしたら気持ちよさそう…」

街中
王女「すごくきれいなお城!だけど町の人たち、お城の外にいて…大丈夫なの?」
王女「大きなお城ね。町の人たちもグランバニアみたいに中に入れてあげればいいのに」
王子「ボク知ってるよ!ラインハットとグランバニアは、仲よしの国なんだよね」
王女「あのね、サンチョね…ラインハットに来るの、あんまり好きじゃないって…みんなで旅してたときもわたしたち、このお城だけは来たことがなかったの」
女の子(ここは~)
王子「あの子、小さいのに国の名前ちゃんと言えるんだ。えらいね」
立て札(ラインハットに~)
王子「お父さんとヘンリーさんは昔いっしょに冒険したんでしょ?ボクもまぜてほしかったな」
老人「あんた、知っとるかね?昔ヘンリーさまといっしょにニセ太后を退治した男のことじゃ。なんと!あの方はグランバニアの王子さまだったんじゃと!でもな王となられたとたん行方不明になったとかで…この国にもグランバニアの兵士たちがたずねてきたりもしたんじゃぞ。そういえばあんた、あの男によう似とるのう」
王子「ねえねえ、ニセモノってボクたちにもいるの?…お父さんは本物だよね?」

城内
兵士「ここはラインハットのお城…はっ?あ、あなたはたしかヘンリーさまのお友だちの○○○さま!どうぞお通りください!」
王子「すごい、すごーい!お父さん、有名人だね!かっこいい!!」

城内教会のシスター(悪意が覆うのを感じる~)
王女「…わたしもこわいの。悪い夢が近づいて食べられちゃう…ぐすっ」

兵士詰め所
兵士「あ~あ、おでこにタンコブが。まったくコリンズ王子には泣かされてしまいます」
王女「すご~い。あんなすごいタンコブってひさしぶりに見たわ」
戦士「デール王はこの国で再び権力あらそいが起こらないように結婚しないおつもりなのだ。そうすれば次の国王はヘンリーさまのひとり息子コリンズ王子に決まりだからな」
王子「結婚するとどうして権力あらそいが起きるの?結婚てよくないことなの?うーん…大人の話ってよくわからないよ」

王の間
デール「あ、あなたは○○○さん、いえ、○○○王!○○○王が行方不明になった時は本当に心配しましたよ。でもグランバニアにもどられたと聞いて…またこの国にも来てくださることと思っていました。どうぞごゆっくりしてくつろいでいってください」

コリンズ登場 

最上階(部屋に入る。コリンズが気づく)
コリンズ「んっ!誰だ、おまえはっ!?」 
(カニ歩きで母の座っている方へ寄る)
ヘンリー「こら!コリンズ!お客さまにむかっておまえとは何だ?」
王子「なんだよ、あいつ?ボクより小さいのに、いばっちゃってさ!」
王女「あの子、いじめっこの顔してる。あんまり仲よくしたくないよう…」
ヘンリー「いや申しわけない。私の息子が失礼した…ん?…あっ!よおー!○○○!!、○○○じゃないか!待ってたんだよ!おまえがグランバニアに無事もどったって聞いて、本当にうれしかったんだぜ!○○○、大変だったなあ…まったくおまえは苦労ばっかりするヤツだよ。でもまあこうしてまた会えてうれしいぜ…あ、そうそう、オレ、子どもができたんだよ。息子のコリンズだ」
コリンズ「……」
ヘンリー「こら!ちゃんとあいさつしないか!ポカリ!」
コリンズ「あ、いてっ!は、はじめまして…」
ヘンリー「いやー悪い、悪い。どうもわんぱくでさー。ところで○○○にも子どもがいるんだろう?ん?おお、その子か!へえー、やっぱり昔のおまえに似てるなあ。あ、そうだ!子どもは子どもどうし、コリンズに城の中を案内させよう。コリンズ、城の中をいろいろ見せてあげなさい」
コリンズ「はーい」
(コリンズを先頭に、子どもたち降りていく)
ヘンリー「やれやれ、うるさいのがいなくなってほっとしたよ」
マリア「まあ、あなたったら。本当はコリンズがかわいくてかわいくて、しかたないのに」
ヘンリー「わっはっは。それを言うなよ、マリア。まったくコリンズは誰に似たんだか…オレの小さい頃はもっとおとなしかったもんだがなあ」
マリア「○○○さんは、今でも大変な旅を続けているのですね。あなたならきっと世界を平和にみちびける、そんな気がしますわ」

テラス
大臣「まったくコリンズ王子のわんぱくぶりにはあきれてしまうのう。あんな性格で次の国王がつとまるのか不安でならんわい」
王子「あの子、王さまになるの?向いてないんじゃないかなあ」
王女「あの子が王さまの国なんてイヤ…国のみんなを子分にしちゃうんじゃないの?」

台所
女の子「あたしはコリンズさま、好きよ!だって、やさしいもん」
王女「わたしにもやさしくしてくれるなら、お友だちになってもいいな…」
王子「女の子にだけやさしいの?へーんなの!」
男「わっ(とびあがる)ああびっくりした。てっきりコリンズ王子かと…人がネズミをきらいなのを知ってて頭にネズミをのせるんだよ。ひどいよなあ」
王子「ふーん、ネズミかあ。今度やってみようっと。え?ううん、なんでもない」
王女「ネズミさん、かわいいのに。きらいなんて言ったらかわいそう」
女「コリンズ王子のいたずらにはヘンリーさまも手を焼いているみたいだね」
王女「どうしたの?お父さん、うれしそうだよ。ヘンリーさんがいたずらに困っているのがおもしろいの?」
王子「コリンズくんって、あんまり友だちがいないのかな?お城にも男の子はいないし」

秘密の部屋 

王子「お父さーん!コリンズくんがいなくなっちゃった!子分のしるしをとって来いって言うから宝箱を開けたら、そのうちにどこかに行っちゃって。ねえお父さんもいっしょにさがしてみて!」
王女「あの子、わがままばっかりでつかれちゃった…」
王子「あのね、ボク子分にはなりたくないって言ったのに、とって来ないと泣くぞって…ホントにコリンズ君どこに行っちゃったのかなあ…」
王子「おかしいなあ…部屋から出る時間はなかったと思うんだけどなあ…」
王女「あの子いないまま帰っちゃダメ?…ダメだよね」
(隠し階段発見)
王子「あっ!こんなところに階段が!お父さん、すごーい。よく知ってるね!」
王女「どうしてわかったの?…え?ヘンリーさんも小さい時おんなじことしたの?」
(階段の下へ)
コリンズ「なんだ、もう階段を見つけてしまったのか…ふん!つまらないヤツだな…しかし子分のしるしは見つからなかっただろう。子分にはしてやれないな。ん?」
(いきなり横の扉が開き、大臣が入ってくる)
大臣「コリンズ王子!またこんなところでいたずらをして!」
コリンズ「なんだよう、いいじゃないか!」
大臣「またお父上にしかられますぞ。さあ、さあ!」
(大臣、コリンズをひきずっていく)
王女「お父さん、どうしたの?びっくりした?汗いっぱいかいてるよ」
王女「うわあ~!あんなに耳をひっぱられてる!…いたそう。ブルブルッ」
王子「ねえねえ、グランバニアにもヒミツの階段作ろうよ!きっとおもしろいよ!」
王女「わたし、絶対あの子の子分になんてならないわ!友だちならまあ考えてもいいけど」
王女「わたしはやっぱりグランバニアのお城の方がずっと好き」
(ヘンリー夫妻の部屋へもどる)
コリンズ「ふん、わるかったよ。オヤジがあやまれっていうから、いいものをやろう」(風の帽子をわたす)
コリンズ「大切につかえよ」
王女「プレゼントでごまかさないでちゃんとごめんなさいって言わないとだめなの!」
ヘンリー「よう、○○○、コリンズが失礼したな。オレはいつでもここにいるからさ。また旅の途中にでも遊びに来てくれ。もう行方不明になるなよ」
王女「…また来るの?じゃあわたし、グランバニアでおるすばんしてます」
王子「行方不明になるのは、コリンズくんのほうだよ!ねっお父さん」
コリンズ「ふん、なんだよう?もうやるものはないぞ!」
王女「わたし、あんなしゃべり方する子とは仲良くできません…」
王子「へんな子だよね、コリンズくんって。ふつうにしゃべればいいのに」
入り口の兵士
「○○○さまのおかげで、ヘンリーさまも奥さまも幸せにお暮らしです。あなたさまのことは一生忘れません!」
王子「ボクもお父さんみたいにいろんな人から感謝されるようになりたいな」

ラインハット再訪
ヘンリー「やあ、来たな。まったくコリンズは誰に似たんだか…オレの小さい頃はもっとおとなしかったもんだがなあ」
王女「…また来ましたね。わたし、グランバニアでおるすばんしたかったです」
王子「え?コリンズくんって、ヘンリーさんの小さい頃とそっくりなの?じゃああとで、ああいう子と仲よくする方法、教えてよ!」
マリア「○○○さんは、今でも大変な旅を続けているのですね。あなたならきっと世界を平和にみちびける、そんな気がしますわ」
王子「うん!お父さんにはボクたちがついてるから心配いらないよ!」
王女「お父さん、旅、大変?わたしは大変じゃないよ。お父さんといっしょだから」

番外 過去のサンタローズ 

村の入り口の兵士「ん?みかけない顔だな。この村の長パパスどのはとても強い!イタイめにあいたくないならさわぎなどおこさぬようにな」

宿屋二階の商人「ゆうべ酒場でパパスという人といっしょに飲んだのですが、いやはや、なかなかの苦労人で感心させられました。ただ者ではないですぞ!」

武器屋の女房「パパスさんも2年ぶりに帰ってきたと思ったらアルカパに出かけたりしてホントにいそがしい人だねえ…」

教会のシスター「きゃっ、ステキな人。あら私としたことが、なにをいってるのかしら…なにもない村ですが、どうかゆっくりしていってくださいね。ぽっ…」
(教会のシスター:こどもの主人公に向かって「ねえ坊や、教会の前にいたステキな人は、まだいるかしら…どうしましょ。もしかして私に気があったりして…ぽっ…」)

薬屋の親方「なんでもパパスのだんながラインハットの城によばれたそうだ。気のせいだといいんだがなにやらむなさわぎがしてならねえんだ」

サンチョ「はて?どこかでお会いしたことがありましたっけ…。ああだんなさまのお知り合いの方ですね。だんなさまなら、上にいらっしゃいますよ」

パパス「ん?誰かは知らんが私になにか用かな?」

(いいえ)「ではジャマをしないでくれないか。ちょっと調べものをしているんでな」
(はい)「なんだって!?おぬしが私のむすこ?」

(はい)わっはっはっはっ!私の子どもはあとにも先にも○○○一人だけだ!なにかほかに用でもあるのかな?
(いいえ)なにかほかに用でもあるのかな?

(いいえ)なんだか言ってることがよくわからない人だな。さあもういいだろう。私はいそがしいので、向こうに行ってくれないか。
(はい)ふむふむ…ではラインハットには行くなというのか?

(はい)私がラインハット城によばれているとよく知っていたな…わかった!おぬしは預言者だろう。わるいが私は予言など信じぬことにしているのだ。しかし、私の妻によく似た目をした人よ。おぬしの忠告だけは気にとめておこう。さあもういいだろう。私はいそがしいので、向こうに行ってくれないか」

ゴールドオーブすりかえ 

(過去と未来の交錯するこのシーン、できるだけ会話らしく見えるように、子ども主人公と大人主人公の、別々のシーンに出てくるセリフを並べ替えたりして展示しています。とんぼ)

○○○(子ども)「あっ、お兄さんのことだね、教会のお姉さんが言ってたステキな人って」
○○○(大人)「うん?坊やはふしぎな宝玉を持っているな。そうかゴールドオーブって言うんだね。そのオーブをちょっと見せてくれないか?」
○○○(こども)「え?ボクの持ってるきれいな宝石を見せてくれないかって?」
{(いいえ)「な~んだ、ボクの聞きまちがいか…」}
○○○(大人)「アハハ…べつに盗むつもりはないよ。信用してほしいな」
○○○(子ども)「うん、いいよ。お兄さん、悪い人じゃないみたいだし。でもちょっとだけだよ」
○○○(大人)「本当にきれいな宝玉だね。(ここですりかえ)はい、ありがとう」
○○○(こども)「ねっ、すごくきれいな宝石だね」
○○○(大人)「坊や、お父さんを大切にしてあげるんだよ。
(二度目に話しかけると)坊や、どんなツライことがあっても負けちゃダメだよ」
○○○(こども)「うん、どんなツライことがあっても、ボクは負けないよ。×××(ベビーパンサーの名前)、いこ!」

妖精の城を出てフィールドで
王子「お父さん、ちょっと元気ないね」
王女「えへへ…お父さん、手つないであげるね」