ヘンリー台詞集    4.神の塔~対決

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神の塔

塔の前で
《マリアは少しきんちょうしているようだ…》
(主人公が扉を開けようとする)
《○○○は扉を開けようとしたがどうしても開かない!》
《しかしマリアが塔を見上げて話し始めた。》
マリア「ここが神の塔ですね。私ここに来るのは初めてなんです。私でお力になれるとよいのですが…」
《マリアはひざまずき手を合わせ神に祈った…》
(光が降り注ぎ、塔の扉が開く)
マリア「まあ!よかったですわ…では○○○さん、まいりましょう」
マリア「○○○さんたちのお役に立ててうれしいです。本当によかった…」
ヘンリー「オレはマリアなら絶対できるって信じてたぜ」

神の塔の人影 

(中央庭園に人影がある。一人はグランバニアの紋章入りのマントをつけた高貴な戦士、もう一人は白いドレスの貴婦人。近づいて話し掛けたとたん、消えてしまう)
マリア「あら?いまそこにどなたかいらっしゃいませんでしたか?」
(はい/いいえ)「そういえば神の塔はたましいの記憶が宿る場所とも言われているそうです。だからこそすべてを見通すふしぎな鏡がまつられているのだとか…今の幻影ももしかしたら誰かのたましいの記憶だったのかもしれません」
ヘンリー「○○○、見たよな?」

(いいえ)そうか…じゃあオレの見まちがいだな。

(はい)オレも…あの人の姿は忘れないぜ。するとあの女の人がもしかして?

神の塔上の階
マリア「なにか神聖な気配を感じます。神がおつくりになったというのは本当かもしれません」
ヘンリー「古いわりにはけっこうしっかりした塔だな。神さまに守られてるってワケか?」
ヘンリー「なんだかやたらとめんどうくさい造りの塔だな。こっちは急いでるってのに!」
ヘンリー「マリア、そろそろ疲れたんじゃないか?少し休もうぜ」
マリア「いいえ、大丈夫です。私、みなさんの足手まといにはなりませんわ」
ヘンリー「○○○、見落としてる通路があるかも知れないからな。よく見回して進むんだぞ」
マリア「とても大きな穴ですね。落ちないように気をつけてください」

神の塔最上階
ヘンリー「なんだここは!?通路がとぎれてて、これじゃ先に進めないぞ!」
マリア「たしかこの塔の言い伝えでは、おのれの見たものしか信じぬ者は神の祝福を受けられないとか…今こそ目に見えるものをうたがってみる時なのかもしれませんね」
(祭壇へ至り、緑の縁のある円形の鏡を発見。主人公はラーの鏡を手に入れる。)
ヘンリー「ついに見つけたぞ!この鏡があれば今のラインハットを救うことができるはずだ」
マリア「不安でしたが、勇気をもって1歩ふみ出せば道がひらけるものですね。私もこれからは勇気をもって生きたいと思います」
マリア「私たち、神の試練を乗り越えることができたんですね!神さま…ありがとうございました」
ヘンリー「目的のものは見つけたんだ。早いとこラインハットに帰ってこの一件を終わらせようぜ!」
ヘンリー「オレのわがままのせいで、○○○とマリアにはホント苦労かけちまったな。でもまだ、終わってない。礼を言うのは全てが片付いてからにするぜ」

修道院へ戻る
マリア「あ、あの…私もう用済みですけど…でも最後まで見とどけさせてください」
ヘンリー「もちろんだよ。協力してくれたマリアにはその権利があるさ。なっ、○○○」

ラインハットへ

いよいよこの国をおおう暗雲を晴らす時が来たな。さあデールのところへ行こうぜ!

女(ここは~)
ヘンリー「町も変わっちまったが、それもこれまでだぜ。ニセモノの正体さえあばけば…!」
マリア「ヘンリーさまがこんな大きなお城の王子様だったなんて。本来ならお目にかかることもできないでしょうに、ふしぎなご縁もあるものです」

老人(城はあぶない)
今のおれたちは誰にも止められないぜ!さあ行こう、○○○!

宿の戦士(税金が重い)マリア「さあ、しいたげられた人々を早くたすけてあげましょう」

兵士に追い返されて
一刻を争う時だってのに、じれったいなあ!くそっ!ほかから入ろうぜ!

地下牢経由で台所へ
台所の女1(太后の言うことを聞かないと首が飛ぶ)
ここで言うクビがとぶって、言葉どおりの意味なんだろうな…。くそっ!
台所の女2(太后は人が変わった)
そりゃあいつの間にかニセモノに入れ替わったんだから人が変わるのも当然だぜ

階段を上がらないで城の出口へ
おいおい、今は外に出ている場合じゃないだろ。しっかりしてくれよな!

兵士詰め所で
傭兵1(太后は大した人物)
あんなヤツにラインハットを…世界を征服させてたまるかっ!
傭兵2(戦いは楽しいもの)
あんな連中がデカイ顔してられるのも今のうちだけだぜ…!
寝ている兵士(罪もない村を滅ぼした)
きっとサンタローズに攻め入った時にはすでに太后はいれ替わっていたんだな。何の罪もない村をほろぼせなんて命令、人間のできることじゃないよ。

再び城内、二階デズモンの部屋で
まさかニセの太后がもっと強い存在になるために研究させていたのか?

二階の兵士「さっきデールさまが太后さまを連れて階段を上がって行ったようだったが、でも4階におられた太后さまが下におりて来たおぼえはないし、気のせいかな」
ヘンリー「どうやらデールのヤツ、地下牢にいた本物の太后を連れ出したみたいだな」

国王の間
大臣「わが王になにか用か?しかし今はそれどころではないのだ!なんと王さまがどこからか太后さまをお連れしておどろくなかれっ。太后さまが___2人になってしまったんじゃ!」
ヘンリー「さあ○○○、デールの所へ急ごうぜ!」
太后の間の前、鎧の戦士「いったいどうしたことか!2人の太后さまが会ったとたんとっくみあいのケンカに!なんとか2人をひきはなしたのだが、王さまにもどちらがどちらか分からなくなったのだ!」
ヘンリー「あちゃ~。自分から行動してみたらこの結果かよ。そういえばあいつ昔からどんくさかったんだよな」
マリア「大変ですね。でもこれでアレが役に立ちますわ」

室内
デール「う~ん、どちらが本物の母上だろうか…兄上だけに苦労させてはとボクなりにやってみるつもりだったのに。どうもボクのやることはヘマばかりだな」
ヘンリー「自分でもわかってるんだよな。一応王なんだし、もう少ししっかりしてほしいもんだぜ」
マリア「あの方がこの国の王さまでヘンリーさまの弟なんですか?あまり似ていませんね」

太后(左)「ええい!私が本物だとなぜ分からぬかっ!このうすぎたない女を早く牢に入れておしまい!」
ヘンリー「ああ、あのヒステリックな声、子供のころを思い出すよ。こっちが本物かな?

太后(右)「デールや、この母がわからぬのですか?さあこっちへいらっしゃい」
ヘンリー「う~ん、こっちが本物かな?なんかうす汚れてるし…でもオレが知ってるこの人はこんなにやさしそうじゃなかったな」


マリア「さあ、今こそアレを…」
《○○○は鏡をのぞきこんだ。なんと鏡には魔物の姿がうつしだされたっ!》
怪物「そ、その鏡はっ!ええい、正体がバレてはしかたがない!こうなったら皆殺しにしてくれるわっ!
(ニセ太后と戦闘になる)
「おろかな人間どもよ。オレ様を殺さなければこの国の王は世界の王になれたものを…ぐふっ! 」
《なんと太后さまはニセ者だった。このウワサはまたたく間に国中に広がり、そして夜が明けた》

ラインハットイベント後 ▲

デール(玉座から立ち上がる)
「○○○、兄上とともによくぞ母上のニセ者をたおしてくれました。心から礼を言いますぞ。あのままだとこの国がどうなっていたか…まったくボクは王様としては失格ですね。だから○○○さんからもたのんでくれませんか。兄上が王さまになるように」
ヘンリー「王さま、その話はおことわりしたはずですが」
デール「しかし、兄上… 」
ヘンリー(衣装は貴族の服。デールの向かって右)
「子分は親分の言うことを聞くものですぞ。もちろんこの兄もできうるかぎり王さまを助けてゆくつもりです。
 というわけで、○○○とはこれ以上旅を続けられなくなっちゃったな。いろいろ世話になったけどここでお別れだ。元気出やるんだぜ、○○○。
 お前に買ってもらった武器や防具はそのふくろに入れておいたからな。じゃあ元気でやるんだぜ、○○○。
 国がもとに戻って、まもなくビスタの港にもまた船が入ってくるはずだ。おまえはそこからさらなる旅に出るつもりなんだろ。
 あっ、そうだ!お前に買ってもらった武器や防具はオラクルベリーの預かり所に返しておくからな。
 あっ、そうだ!オレこんなものもあのドレイ時代にひろってもってたんだ。ちょっとクシャクシャだけどお前にやるよ。
 早く伝説の勇者が見つかるといいなっ。元気でな、○○○」
デール「本当に○○○さんにはお世話になりました。これからは兄とともに人々が幸せに暮らせる国を作ってゆくつもりです」
太后「そなたには本当になんと言ったらよいか…お礼の言葉もないぞよ。すべてはわらわの思い上がりから出たこと。今度という今度はそれが骨身にこたえたわ。これからは出しゃばらず、かげながら王を助けてゆくぞえ。安心してたもれ」
マリア「 ○○○さまとヘンリーさまと旅ができてとても楽しかったです。私はまた修道院にもどるつもりなので、ここでお別れですね。
 ○○さまはお母さまを助けるために伝説の勇者さまをさがす旅とか。どうかお気をつけて。 ご無事を祈っておりますわ」

台所
女1 「ヘンリーさまがあんなに立派になって帰ってきたなんて…もうあたしゃうれしくって、うれしくって」
女2 「ねえヘンリーさまってすごくかっこいいよね!あこがれちゃうなあ…」
(物乞いの女と子供が台所にいる)

兵士詰め所
兵士1「やや!あなたがニセの太后さまをやっつけてくれた人ですね!お礼にいいことをお教えしましょう。なんでもオラクルベリーの珍品屋がモンスターボックスを売り出したとか
兵士2「もう誰も処刑しなくてもいいんです。うれしくって…!」
戦士「ヘンリーさまが生きていたとはなあ。おどろくことばかりだ!」
寝ている老人「おお!あんたは!わしですじゃ。地下牢にいたジジですじゃ。今は牢から出してもらい、こうして手あついかんごを。これもあんたのおかげじゃ。ありがとう、ありがとう…」

城下町
男「ヘンリーさまが帰って以来、この国はいいことだらけだ。ありがてえこったなあ!」
「さあみんなでおどって歌いましょ。この国が平和な国にもどったんですものねっ」
老人「ビスタの港に船が入るようになってこの城下町もにぎわうようになったのう」

国境
老人「うわさではラインハットの国がもとにもどったそうじゃ。わしが川の流れを見ながら案じたおかげじゃな。ふぁっふぁっふぁっ」
トム「やや!あなたはヘンリー王子のお知り合い!どうぞお通りください」

修道院
女の子「マリアお姉ちゃん、早く帰ってこないかなあ」
シスター「ラインハット王からマリアをしばらくお城で休養させてくださるとお手紙が届きました。マリアがあなた方のお役に立てて本当によかったですわ」

(誰が何を言おうと、主人公にはもう、話しかける相手がいない。
フィールドのテーマ、「地平の彼方」が胸に迫る。
修道院に着いたときは、ちょうど日没だった。
鐘楼の上から見る夕日の海が、泣きたいほど美しい。)

スラりん「ピキキー」