ゲーム『クロノトリガー』に登場する異形の剣士、カエル。元は人間だったが、魔王の呪いで一匹の青蛙になってしまった。親友サイラスの遺志を継ぎ、主人公たちとともに戦う。言動はたいへん男前で、水系の魔法をあやつり、聖剣グランドリオンをふるう、頼りになるキャラ。……が、エンディングのひとつで、やっと呪いがとけて人間になった姿を見せてくれます。今回の展示はそのときの姿を想定してつくってみたものです。
カエル/グレンの製作に先立って、サイト「Ｎ.Ｅ.Ｗ.Ｓ.」の星出 幻様にいろいろとおうかがし、またイラストを参考にさせていただきました。どうもありがとうございます。
モデルはボークス社製の”ＮＥＯ・ＧＵＹ剛”にデカールの目で植毛のヘッドをとりつけた、”カエル・モデル”。衣装はＰＳ版の”おまけ”で見られる公式設定を参考にしています。
↑は正面から見た立ち姿。カエルだったときと同じ防具という設定ですが、身体がでかくなったのでほぼ”胸当て”になっています。ベルトにつけた鞘には”グランドリオン”が入っています。これはエポキシパテで形を作ってビーズ細工の柄を取り付けました。（ご参考までに柄の方はスワロフスキー5205ライトシャム二個、５ミリロンデル一個、ファイヤポリッシュクリスタル一個でできています。）
ややポーズをつけて。靴は池袋のボークスさんで購入しました。靴/ブーツ類も、自作できるようになりたいですね。
今回の最大の難関は、彼の防具でした。これは後ろから見たところ。防具は、タミヤの薄いプラ板にタミヤカラーの”カッパー”を厚塗りにして造りしました。鋲に見えるのは、エポキシパテを丸めてくっつけたもの。最初ランニングシャツの形にしようと思ったら、脱ぎ着が不自由だったもので、思い切って背中側を大きく切り取りました。腰の上で、皮ひもを結んでとめています。
同じシーンを前から見たところ。マントの留め金具が入る穴があいているのがわかります。この胸当てはおかげで形が婦人用のコルセットに似てしまいました。そのせいか、前から見ると奇妙にはにかんでいるように見えるのですが、いかがでしょうか。 「何を見ている。俺の着替えなど、おもしろくもなかろう」
なんて…
最近こればっかりな、顔アップ２点。やっぱり男前です。実は、デカールやめて描き眉にしました。今回の懺悔。左右で眉の形がちょっとだけ違っています。