次回予告

もちろん命の大樹の根は、イベント限定一回です。イシの村の根は一度しか幻影を見せてくれないのですが、あえてイレブンにはそのことを忘れて再挑戦してもらいました。というか、「セレン様、ぼくはもう~」と言ってもらうのが目的でした。このあたりを底として、いちおう浮上モードへ入れましたでしょうか。最終話はもちろん、連携技「背水の覚悟」発動ですのでよろしくお願いします。

「イレブン、聞いてくれ!」
予感に駆られてグレイグはささやいた。
「向こうの決め技を浴びればこちらもゾーンに入る。そのときに……」
守りを捨てて攻撃力をあげる、と言った時、イレブンは目を見開いた。
「それは危険なのでは」
「これは気持ちの問題なのだ。勝たなければ命がない、そういう状況を作ることで勝機をつかむ。背水の陣を敷くというやつだ」
くす、とイレブンは笑った。
「あなたがそんな無鉄砲な戦い方をするとは知らなかった。教科書通りのがちがちかと思ったら」
グレイグの口元が自然にほころんだ。
「買いかぶりだ。俺はもともと、こういう男だ。……来るぞ」

背水の覚悟

第五話 玉座で待つ者

2018年6月22日(金)アップ予定