次回予告

 抽選会まできましたが、このあとユグノアの場面も入れたいと言うかそちらがメインですので、武闘会での戦闘はほとんど省略となります。ですがとんぼは本編プレイ中、この武闘会が大好きでした。過去作へのリスペクトがあり、現在の作品ならではのグラフィック、演出があり、独自の展開があり、楽しかったです。お話はやっと第一話冒頭につながります。↓ここから大蜘蛛戦の予定。

 ロウは柱にすがるようにして身を乗り出していた。
「まちがいないぞい。よく見れば、あの髪、口元、全体のたたずまい、なんとエレノアに似ておることか」
はい、はい!と言うばかりで、マルティナはまともに答えられなかった。ロウも泣き笑いをしていた。
「あの子じゃ。アーウィンとエレノアの子、わしの孫。生きておったぞ、姫、生きておった!」
「『イレブン』、と名前も同じだったのに、初めて見たとき、どうして気付かなかったのでしょう。私、パートナーになりかけたのに!」
ロウはマルティナとぐっと手を握りあった。ようやくうれし涙をぬぐってマルティナは提案した。
「行きませんか、ロウさま。一刻も早くイレブンに会わなければ」
またどこかへ行ってしまう、とマルティナは暗に告げた。
「いや」
ロウが短く答えた。その眼が光っているように見えた。
「ごらん、姫や。イレブンの横にいる男、わしらは試合の前に確かめたのだったな?」
やっとマルティナが冷静さを取り戻した。
「そうでした」
常勝のチャンピオン、ハンフリーに、二人は油断のない視線を注いだ。
「あの男、イレブンのそばに置いておけない」

ユグノアの子守歌

第四話 ハンフリー

2018年2月26日(月)アップ予定