次回予告

破壊神シドーと緑の王子

今回は発端+緑の開拓地でした。次回は赤と青の開拓地行きます。ロトトリオは「ハーゴンが幻術で作ったローレシア城のような世界」という情報しか持っていないので、トラブルを避けるために身分を隠して移民として潜入しています。ムーン姫を青の開拓地へ、と最初は思ったのですが、感情的にいろいろあって導入部にしては濃すぎるので、その一件は後に回すことにしました。というわけでテーマカラーに合わせて姫は赤の開拓地へ、そしてロレ王子が青へもぐりこみます。うちの姫はSFC版の金髪カーリーロングさん。

オンバが声をかけた。
「サイズは合ってる?ぶかぶかだったら、おばさんが直してあげるわよ?」
更衣室の中から、蚊の鳴くような声で返事があった。
「サイズは……あいます。けど、その」
「よかった!じゃ、こっち出てきて?背中の方を見てあげるから」
ううう、といううめき声が更衣室から聞こえてきた。
「どうしたのかしら~」
 ペロはこほんとせきばらいをした。
「オンバさん、ここはまかせてちょうだい」
事情があって地下洞窟で暮らしていたオンバは、幼女のまま年を取ったようなところがある。今はピラミッド酒場のバニーなので黒い網タイツに黒のバニースーツ、黒の蝶ネクタイという妖艶なスタイルだった。
「たいていの女の子は、初めてバニースーツを着たときは、照れくさいものなのよ」
「あら、そうお?すてきなお洋服なのに。ペロちゃんも似合ってるわ」
「ありがと。オンバさん、大好き」
 ペロは更衣室のドアをそっとノックした。
「男の人はみんな仕事に行ってて、ここにはいないわ。今のうちに仕上がりを見せてくれるかな?」
そろそろとドアノブがまわり、小さく開いた。新人バニーガールが出てきた。
「こ、こんなものかしら」
網タイツに包んだ足を内股にして、両手を胸の前で握り合わせている。大きく隆起した胸とくびれは、赤いバニースーツのダーツでぴたりと体に沿っていた。白いカラーとカフスが清楚で、カラーの上の赤い蝶ネクタイが華やかだった。彼女の顔の輪郭を縁取るのは、美しい金の巻き毛だった。

破壊神シドーと緑の王子

第ニ話 潜入捜査

4月26日(金)アップ予定