月と海神の王国 

 今はもう昔のこと、2001年にとんぼはDQ2の二次創作を書き始めました。ラダトームを舞台にしたものでタイトルは「雨と太陽の王国」と言います。そのあと、DQ2に登場する町ひとつにつき一本のわりでずっと二次創作を楽しんできました。

 気がつくとネタにすべき町をほとんど網羅してしまっていました。残るはテパだけです。ある意味フィナーレなので、できるだけ壮大なホラを吹くことを目的にお話を組みたててみました。

 自作の地図なんでヘタレていますが、↓はテパとその周辺のつもりです。

テパおよび水郷周辺図

 青い星印はテパ、満月の塔ですが、そのほかにこのあたりに存在していた、なおかつ滅びてしまったと仮定した町を意味しています。黄緑の点線はテパからムーンブルグへの直通ルートである秘密のトンネルで、これも仮定の存在。また地図の右端、ムーンブルグ領の海岸から内海の島へとつづく黄色い線は、この島への海路です。ええ、本編プレイ中はここへ来ても何もなかったと思います。で、そこに書き込んであるのが、海の神の神殿ということにしたしろものです。

 テパ、ムーンブルグ、海神の宮。けっこう近くにある三つのポイントをめぐるお話……ホラ話に、お時間のある方はどうかお付き合いください。

 最後にひとつだけ。今回のネタに使うアイテムに、月のかけらがあります。作中ではこれを使って水位をあげる予定です。「津波のことを考えたくない」と言う方は、どうか本作をパスしてください。