とんぼ日記2022年

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漢が漢を褒めるとき(12/31)

今年最後の日記となりました。とんぼはあいかわらず「ダイ大」世界に引きこもっています。主な敵は現実ですね……でも、年賀状と大掃除と筑前煮と鏡餅には勝った、と思います。物価高には負けました。あいかわらずの年越しですが、今年のラストなので、ダイ大ネタでも書かせていただきます。題して「漢が漢を褒めるとき」。

ダイ大全巻詳読で気付いたことですが、戦闘に入る前後、敵の力量を見定めるときに、ダイ大はよく敵を褒めてます。しかも、ストレートな「凄い、強い」よりもちょっとひねったツンデレ系の褒め方が目立ちます。例えばバルジ島の戦いのとき、氷魔塔付近ではポップマァム組が魔軍司令ハドラーと対決しますが、劣勢となったときヒュンケルが現れます。このときの褒め言葉。ハドラー⇒ヒュンケル「大魔王さまが気に入るわけだ」、ヒュンケル⇒ハドラー「だてに魔軍司令を名乗ってはいないな」。完全に敵同士で親愛の情など皆無の二人でこのツンデレぶりです。

これが多少なりとも情のある相手だと、さらに上を行きます。終盤バーンパレス上の決闘でダイ⇒ハドラー「なんだか先生と父さんからもらった力が両方ないとあんたに勝てない気がしてさ…ぶっつけ本番でためしたんだ」、と、相手の力量を最大限に評価しています。そしてハドラー⇒ダイ「このドタン場で史上最強の技を産み出してしまったのか。こんなとてつもない奴に勝とうとしていたとはな。…悔いはない…むしろ感謝しているぞ。お前たちの手で地に堕ちてからがオレの本当の人生だった。短い間だったが確かな手ごたえがあった」ツンデレあらため、デレデレ。

敵褒め行動の原因なのですが、アバン先生によると戦いの最低限のルールは戦士の誇りなのだそうです。それは自分のプライドを保つことであり、同時に敵へのリスペクトを絶やさないことでもあるのでしょうか。他にも
●バラン⇒ダイ「よくぞここまでドラゴンの力をあやつった。ふつうドラゴンの騎士は成人するまで己の意思で紋章の力をコントロールできないものだが、よほど良い師、良い戦にめぐまれたのだな」
●ポップ⇒ヒュンケル(この時点では敵ではない……恋敵ではあるかも)「おめぇは性格は悪いけど…強さだけはピカ一だからな…」ヒュンケル⇒(ポップ)「おれの弟弟子をいたぶってくれた礼はそんな程度ではすまさんからな」
ちなみにヒュンケルの敵褒め行動は褒める相手が不在、相手の意識がない、すでに死んでいる(ラーハルトに関して)というときに多用します。そういうところもヒュンケルらしいと感じてしまいます。
●バラン⇒クロコダイン「天下の獣王クロコダインがこの場で捨て石になろうというのか」
●バーン⇒バラン「やりよるわ、バラン。もとより爆発は覚悟の上!自らの竜闘気で抑え込むつもりだったとはな」
書き留めして思ったのですが、老バーンは余裕のある言動が多く、敵褒めも見られます。でも真バーンはほとんどありません。唯一ヴェルザーが出てきたときに「うれしいな」ぐらい。それも彼にとってはリスペクトではなく嘲笑です。老バーンと真バーンの印象の違いって案外こんなところからきてるのかなと思いました。

以前読んだ本で、最高の快感というテーマでベストとされていた台詞がたしか、「おぬし、やるな」でした。お互いの力量を認め敵味方の関係を越えて両者だけに通じるフィールドを構成するに勝る心地よさはない、と。ほんとかいな?とは思いますが、ダイ大のもつ特別な輝きの説明のひとつにはなるかもしれません。余談ですが、さっきから「褒め方」と入力すると「ホメ方」に変換されることが多いです。この前書いたホメロスのお話の時にめっちゃホメホメ書いたからだと思いますが……。超魔ハドラーのセリフ「全員敗れたか、親衛騎団。ヒム!アルビナス!シグマ!よくやってくれた。おれも今すぐにおまえたちの下へいくぞ。思えば魔王軍六大団長は最強のメンバーだった。だがダイたちに勝つことはできなかった。指揮官であるおれの心に野望と保身以外の感情がなかったからだ。おまえたちが一致団結して命を賭けてくれた事がこのオレが高みに立てた何よりの証に思えてならん。最後の最後でオレは部下に恵まれた。さぁ、行くぞ。お前たちの忠誠にこの一(ひと)太刀で答える!!!」魔軍司令ホメロスがDQ11本編で「俺は部下に恵まれた」と言うとしたらどんなシチュでしょうね?天空魔城に勇者一行が乗り込んできたとき「全員敗れたか、六軍王。ゾルデ!ガリンガ!よくやってくれた。思えば俺は部下に恵まれた。さぁ、行くぞ。お前たちの忠誠に、この一撃で応える!」とかって……たぶんホメロス氏は言わない。そういうキャラなので。六軍王の各キャラもちょっとずつ違ってくるだろうし。でもそんな台詞を聞きたくもあります。

妙なお遊びにお付き合いくださいましてありがとうございました。今年の日記はこれが最後です。ちょっと家を離れますので、新年の日記に変更するのはかなり後になりますが、サイトはあいかわらず運営してます。どうか来年もよろしくお願いいたします。

感想、とすきあらば自作語り(12/16)

生存報告を兼ねましてちょっと書き留めます。まずは今月発売になった「勇者アバンと獄炎の魔王」第六巻の感想から。五巻のギュータで凍れる時間の秘法が登場したので、いつ来るかなと思っていたら早かったんですね。さっそくダイ大本編旧版33巻とひとコマずつ見比べて楽しんでいました。そもそも竜王ライクなハドラーさん好きなのですよ。ハドラー対ブロキーナのシーン、見ていて燃えました。もともとハドラーは格闘家だったんだ、と再認識しました。本編登場でも、ハドラーはほとんど剣の類を装備してないんです。アバン先生にメガンテくらったときも爪装備の格闘系でしたから。終盤、超魔ハドラーになったときも、覇者の剣は手に持って振るったのではなく、爪と同様に腕に仕込んでました。

メドローア誕生秘話も読めましたよ。インテリトロルのガンガディアとのいきさつで生まれたとは。ガンガディア氏、だんだん気になってきてます。魔王軍ナンバー2らしく、主従関係は良好(「戦だ、ガンガディア!」かこいい……惚れ惚れ)、同僚からもいい感触がある(バルトスがガンガディアを心配して走ってくる「ガンガディア殿!」)。肉体言語派かと見えて頭使うタイプって、手ごわくない?

それとマァムちゃん誕生おめでとうです。可愛いし。本編キャラが生まれ始めるとそろそろ真魔王戦も近いのかもと思ってきます。それとは別ですが、若い時のバダックさんに大好きなパパスさんの面影があってどきっとしました。なんか残念なパパスという感じでいっそかわいい。それからマトリフ師匠がカノンさんのことを想ってうつむくサイレントなひとコマに心を揺さぶられました。

さて、蛇足ながらダイ大二次の現状など。長年の相棒に現在構想している二次のおおまかなところを見てもらいました。やはり一番のネックは「大魔王の呪い」(とんぼ命名)でした。「英雄はすぐにその座を追われる(略)平和になったら邪魔者扱い」(by老バーン様)という、人間の本性。ダイは「お前を倒しておれは地上を去る」と答えています。そういう人間たちが構成する地上の社会に、ダイは帰ってきてくれるのか?これは相棒の指摘ですが、おそらく30年前にダイ大に続きが造られなかったのは、この問題をかっちりとクリアするのが難しかったからではないか、と。社会とその異分子という大問題ですからね。二次でも完全解決ではなく、ふわっとすり抜けていくロジックをなんとか見つけたいと思います。

前につらつら書いた各キャラの新技なのですが、意外性を狙っていくかも。例えばマァムは武闘家ですが、ハドラーの持っていた技術をどこかに応用できないか。ポップとくれば呪文ですが、ブラックロッドが理力の杖の機能を持つなら、アバン先生から杖術の特訓を受ければあるいは?ここで難航しているのはクロコダインさん。そういえば六巻にも若クロコさんが出て来たので、二次のネタがないかという下心こみで注目しています。今回はこんなところで。おそまつでした。

小説ダイ大「それぞれの道」感想(12/1)

先日、予約していた小説版の「ダイの大冒険」、「それぞれの道」が届きました。楽しみにしていた作品なのでさっそく読んでみました。小説版の作者は山本カズヨシ先生だそうですが、ダイ大本編のいろいろな場面を取り入れて、キャラへの愛情たっぷりな感じがしました。ダイたちのセリフ回しや感情の変化に違和感がなく、きっとこんな場面があったんだろうな、と(稲田浩司先生の絵と公式の声で)想像できました。お話は、アバンの使徒たち、ダイ、ポップ、マァム、ヒュンケル、レオナの五人にひとつずつエピソードをあて、全部の五つのお話からなっています。

「ダイの弟子」ダイに、トランという少年が弟子入りを申し出た。初めての弟子教育に悩むダイが、無垢な彼らしくて可愛い。特に、誰でも自分=ダイの弟子時代と同じことができると思ってしまう無邪気さ。でもうまくいかないときのダイの困り顔や、自分が不得意なことは得意な仲間に頼むことと気付いて笑顔になる瞬間を想像できました。バダックさんの隠れた活躍や、マトリフ師匠が証文の真贋を見つけてくれるのもうれしい。

「海賊船あらわる」幽霊船が現れ、ダイ、ポップ、マァムの三人で生存者を助けに行く。DQ4の裏切りの洞窟を思わせる展開だが「しんじるこころ」はない。ダイに「すごい」、マァムに「すき」と思われたい、という弱点をかかえたまま、ポップは幽霊船の中を一人でさまよう。ポップが偽物を見抜くプロセスが、幽霊船と言う極限状況の緊張感でおもしろかった。

「マホイミを習得せよ」マァムがブロキーナ老師の元で修行しているときの話。マァムのもつ「慈愛」を厳しい形で発揮するようすが、アルビナス戦を思わせた。チウがちょこっと登場しているのも好き。

「鬼岩城へ」クロコダインとヒュンケルが鬼岩城探索する途中、「不死騎団長ヒュンケル」を敵と狙う少女ティカを助けることになった。事件は解決するのだが、ティカの復讐は果たせない。それで気が済むのなら殺せというヒュンケルは、本編と同じようにまじめで、彼にとって自分の命は鴻毛よりも軽い。クロコダインが言う「愚直な男だ」という台詞に優しさを感じます。

「レオナの休日」本編の特に後半では、アバンの後継者としてリーダーシップを発揮した彼女が、明るく派手にはっちゃける楽しいお話。偽名でベンガーナの舞台に上がり、主役のお転婆姫を演じてしまうのだから。絶望的な状況でなお、勇気を示さなくてはならない、それすなわち演技そのもの。そういわれたらたしかにレオナは名女優なのかもしれない。

以上、忘れないうちに感想を書き留めたいと思いました。

今のうちのお楽しみ(11/19)

このところ黙りこくっていてすみません。十一月中旬現在、Pixivさんには5主とヘンリーの十題のうち、既に書いた九題を提出しました。残り一題は構想中です。天空アンソロジーのほうは第二稿を提出して、あとは仕上げだけです。さて、この状態でとんぼは盛大に引きこもっています。引きこもり先は「ダイの大冒険」。一巻ずつ一話ずつコミックを読んでメモをとり、同じ個所をアニメで見直しています。いや~、楽しい。今まで気づかなかったことがたくさんあって、たびたび目からウロコがぽろぽろします。

例えば、フレイザードはハドラーが禁呪法で作った存在なので「作ったやつの精神的な影響がモロに出」ています。フレイザードはダイたちをバルジ島の中央におびき寄せて勝負をしかけますが、ダイの空裂斬が完成してコアを斬られ、負けそうになります。その時にミストバーンが「最強の鎧」を提供するという。フレイザードは、ひとえに勝利への執念からその提案に乗ります。ハドラーも実は同じことをしてました。ダイたちに一度敗れたハドラーは、ザボエラ/ザムザの提供する超魔生物化を受け入れます、ひとえに勝利への執念のために。

それなのに、どうしてこれほど受ける印象が違うんだろう?たぶん、支払う犠牲の大きさ=勝利への執念の強さでしょうか。ハドラーは魔族であること、かつて地上を脅かした魔王であったこと、不死身のステータスさえ投げ捨てて強さを求めました。が、フレイザードはミストバーンの部下になることくらいで、ほぼ犠牲を支払っていません。だいたい長命の魔族であるハドラーに対して、フレイザードは生後一年ほどだったので、支払うべきものさえ持っていない。ハドラーの執念は心をうちますが、フレイザードの執念はどこか哀れさを帯びています。ちなみに真バーン様も最後に同じ選択をしました。

このあいだからぶつぶつ言ってますが、とんぼはダイ大二次を構想しています。幻の魔界編をやりたいです。うん、言うだけならいいだろう。で、原稿にかかる前に解くべき問題はたくさんあるんですが、そのひとつがダイ大らしく書くにはどうしたらいいか、でした。これはいまだに大問題ですが、研究するのも楽しいです。

もうひとつ気付いたこと。ダイ大は勇者が魔王に挑むお話であると同時に、ダイはじめ登場人物が自らの技を磨き、新たな技へ進化させる果てしない道のりでもありました。ダイのアバンストラッシュは、コミックス全37巻のうち第八巻ですでに完成しています。が、真バーン戦までダイはあの手この手でパワーアップし、それを読者に納得させる手続きを踏んでいきます。

つまり、魔界編をほんとに書こうとしたら、新しい技を考えなくてはならない……?えらく高いハードルで、越えられるかどうかわかりません。でも、ヒュンケルさんの新技とか考えるとワクワクします。この人は最初から闘気使いでした。剣ではなく、アクセサリを使ってグランドクルスを放ったことがありました。身体が自由に動かないとしても、闘気を自在に放つなら戦力となれるのではないかしらん。ポップはメドローアをごにょごにょ、マァムは彼女の弱点を克服するには、とかまだ形にならないプランが頭の中をぐるぐるしています。

本当に原稿を書き始めたらずっと苦しいと思います、いつもそうだから。でもこうやって脳内でお話を広げるのはただ楽しいのひとことです。こんな浮かれた脳内まで読んでくださってありがとうございました。

拍手御礼(11/1)

>とんぼさんへ~の方、コメントありがとうございます。11主のお話を見てくださってありがとうございます。11系二次は、時間によって分岐した世界をどう統合するかというハードルをうまく越えられなくて、原稿が進んでいない状態です。最初は分岐が統合される=人格が統合される、というふうにもっていくつもりでした。多重人格の問題点については初めて知りました。見落としていた視点でした。ゼノギアスはあいにくプレイしたことがありません。youtubeでプレイ日記を探してみようかと思います。11系二次が書けるのはだいぶ先になる予定なので、それまでネタを集めておきたいです。重要なアドバイスをありがとうございました。

拍手御礼(10/31)

>しっかり充電~の方、ありがとうございます。オジロン夫人の名前「アントニア」はご指摘の通りです。ヘンリー母とデール母の名前についてもお察しの通り。そうとうイージーな名づけでございます。5主とヘンリーがお互いの子供にお互いの名前をもらうって素敵ですね。そういう友人関係って実際にありそうでいいなあ。うろ覚えですが世界史に名高い英国のヘンリー八世は「キャサリン」と言う名の王妃がたくさんいたために、キャサリンさんたちは「キャサリン・オブ・アラゴン」のように出身地をつけて呼ばれたみたいな史実があったと思います。とするとコリンズ王の妃マリアは、「マリア・オブ・グランバニア」とか呼ばれるのかしらん。いっそ「天空王妃マリア」とか。でも簡潔な「小マリア」も、歴史上の人物らしくてぐっと来てます。楽しいネタをありがとうございました。

現場百回(10/28)

とんぼです。ダイロス中です。いろいろとへこんでます。そういうとき、とんぼは自分の頭の中に引きこもってしまいがちです。しかたがないので、盛大にひきこもることにしました。でもこのあと「君の名は。」見るし、Pixivさんには5主&ヘンリーの十題のアップをつづけてます。

引きこもりうんぬんは、「ダイの大冒険」全巻をがっつり読み直すこと。何が、どう、おもしろいのかを意識して、メモにして、まとめて、ネタを出す、という長い、けど楽しい作業に没頭するつもりです。百回くらい読んだら、きっと何かつかめると思うのです。

魔界編が見たいです(10/22)

 最初に一回だけ、イキりちらかすことをお許しください。
「魔界編見たいんじゃあっ、公式パスなら、自分で書いたらぁ!!」
 本日10/22、新アニメ「ダイの大冒険」は無事に最終回を迎えました。全百話、真珠の首飾りのようなすべて粒よりのお話の連続でした。とんぼはタオル二、三枚分の涙をぼろぼろこぼしながら少年勇者の戦いと、理不尽で美しい最期を目に焼き付けました。
 ダイは少年の姿をした神なのだと思う、と、以前にもこの日記に書いたことがあります。彼の生き方も戦い方も胸が痛くなるほどの輝きで、敵を含めて周りの人々がそのダイに惹かれ、集まり、支えるのも当然と思えるのです。はーっ、アニメほんとにすばらしかった。こんなところをご覧になることはないと思いますが、アニメスタッフ、キャストの皆さんに心からありがとうを申し上げたいです。
 で、今日の最終回のあとにダイ大の小説が出ることを知って予約してきました。五つのお話で構成される、ということは、アバンの使徒一人一人にお話があるのかな?とても楽しみです。

 同時に、一抹の寂しさがありました。これでほんとに終わりなんですか?構想があったと言われる幻の魔界編、やりませんか、やっぱり?
 というわけで冒頭のイキりになるわけですが……。ダイ大の続編はたぶん蛇足なのでしょう。本編だけで見事に完結していますから。これは神話です。地上⇒死の大地⇒バーンパレス⇒宇宙、と拡大して最後は太陽を志向する、こんな綺麗な形があるでしょうか。たしかにこれを崩すのは冒涜のような気がします。
 しかし!
 とんぼはすでにひとつ、「語り直された神話」を知っています。ドラゴンクエストからドラゴンクエストビルダーズへの流れがそれです。あれは、すごかった。
 公式と同じことができる、と思うほど思い上がってもいません。が、蛇足になってもいいから「魔界編」に挑戦してみたくなりました。ポップだって言ったじゃないですか、「たとえ結果が見えていても」と。ここから下はその第一歩です。蛇足は結構、と言う方は、どうかパスしてください。

 本編が地上から空へ向かう物語だとしたら、魔界編は地下へ行って戻ってくる話になるのだろうと思います。そうだとすると、連れ戻し側(たぶんポップ)はオルフェウスまたはイザナギの役割です。
1ダイは魔界にいる。が、そこから動けない。
2ポップたちはダイのいるところにたどりつく。何かの契約をして、ダイを連れて戻る。
3オルフェウスやイザナギは途中で契約違反をやって失敗する。でもポップは?

 この魔界往還と並行して、やらなくてはならないことがありまして。題して「勇者の地上定着計画」です。ダイ自身が、その強さのあまり忌避されることを覚悟していました。実際、魔法に秀でたマトリフはまさにその能力のために忌避されて隠棲していました。
 ポップたちがダイを連れ戻しても、人間界に定着しなければ「戻った」とは言えないのでは。というわけで、こちらも同時進行です。ただこれは、すでにカール王国のプリンス・コンソートとして定着した勇者(アバン先生)がいるので、比較的容易かも。

 今朝の10時に最終回を見終わって、半日以上こんなことばかり考えていました。細かいところはいろいろ揺らぎがあって、まだ全然詰めていません。アウトラインもできていないし、原稿書き始めるなんてさらに先です。でも考えれば考えるほど楽しいです。例えば、
 ポップの持っているアバンのしるしは緑色に光るが、ダイのは青。そのしるしは今どこにある?
 どうしてバーンは、あれほど太陽の光を欲したのか?太陽光は魔界にとってどんな意味があるのか?
 ダイは一度、聖母竜のエネルギー体を与えられているはず。あとバランの魂は息子とともにある。つごう三つの魂が同居中?
 魔界で再会したダイは、バラン戦の時のように記憶喪失の可能性あり。
 等々です。いつごろ書けるかわかりませんが、過程を楽しみたいと思っています。(待っててくれとは、とても言えない……。)

拍手御礼(9/27)

>大都市の片隅で~の方、いらっしゃいませ。今回のお話と「大都市の~」はリンクさせるつもりはなかったんですが、ちょっといじればできるかなと思ってしまいました。続編考えるときはそれも含めてプランを練ってみますね。今回はお祝い気分だったのでいろんなキャラが出てくる感じにしたかったわけです。本当はフローラとデボラ姉妹にも出番作りたかった。馬車は大丈夫です。お迎え役のピサロさまは、従者のピサロナイトに現代でマイクロバスとかの免許取らせてますので。そもそも5主たちが現代のオラクルベリーにとまどいを見せないのは、ピサロからの事前レクチャーがあった、ということでお願いします。ちなみにピー様はこんな↓感じ。(文中のバートは、ジェシーの前に設定していた視点人物)

 降りてきたのは、贅沢なスーツを着た堂々とした男だった。観光客相手の商売をずっとやってきたおかげで客の懐ぐあいにバートは敏感だった。今見ているのはただ裕福と言うのとは桁違いのミリオネアだろうとバートは思った。
 スーツは艶のある黒、シャツは白。ネクタイは赤黒金の細いストライプ。上着の内側にのぞくのは、襟に沿わせた白絹のマフラーだった。
 上等な革靴でスーツの男が広場に降り立った。長い白銀の髪がスーツの背にさらりとかかった。
 カジノスクエア中の観光客が思わず足を止め、この男に見とれている。美女と見まがう美貌の持ち主だが立派な体格も備えている。贅沢な衣服、尊大な視線や動作が、ほれぼれするほど似合っていた。

今日はネットにかっこいい5主や不屈の5主が大勢いてたいへんに眼福でした。そこへ混じるとうちの5主、特にルークは天然気味です。なので「貴女はモンスターみたいですね」は彼の誉め言葉です。こんなやつですが、よかったらまたお付き合いください。コメントありがとうございました。

祝、DQ5三十周年(9/27)

DQ5リリースから三十周年となりました。おめでとうございます!人生の大半をDQ5といっしょに過ごしてきたような気がします。いつもそばにいてくれてありがとう。ずっと大好き、いつも別格、それがとんぼにとってのDQ5です。

つたないながら、お祝いSSをアップしました。「今日すれ違ったイケメンが伝説の魔物使いだった件について」です。…………まじめにお祝いする気持ちは持っている。でも書いたお話が浮かれ気味で、なんかラノベみたいなタイトルになりました。読んだ方がいっしょに浮かれてくれたらうれしいです。

いつも最後のひと押しを(9/24)

本日アニメ「ダイの大冒険」は第96話「閃光のように」でした。放送時間いっぱい、とんぼはこのエピソードを堪能しました。待っていたかいのある時間でしたよ。前回が↓の日記に書いたパートでした。ポップが手がかりを積み重ねて天地魔闘のかまえを破るまで。彼の見せ場であり、実際大活躍だったのですが、この回、バーンは地上を爆発させる計画を明かします。それこそ、絶対に阻止できない悪夢のような所業でした。

ポップは天才であると同時に、常識人です。目の前の難問に対抗して手がかりを積み重ねるというのも、一足飛びに解決することなどできないからです。けれど、ピラァ・オブ・バーンはただの難問ではなく、阻止不可能というものでした。厳しい現実が立ちふさがったとき、常識人たちは手も足も出ない……んだけど、ポップは違った。常識をかなぐり捨てて、五分でも五十年でも同じこと、残された時間をせいいっぱい生きてやると開き直った。これが見たかったんです。ポップの印が放つ光は「勇気」ですが、その本当の意味は「誰かの心に勇気をかきたてる」ことじゃないかと思います。

白状しますが、放送終わってから十分くらい、とんぼは鼻をぐじゅぐじゅさせて泣いてました。来襲が最初で最後のゴメちゃん回みたいなので、本当にあともう少しです。ぐすっ。

ええ、近況のほうですが、今月の二十七日はDQ5三十周年にあたります。先日それ用の作品の第一稿を終わったところです。ちょっと仕上げをして二十七日にアップしようと思います。実はtwitterでこの三十周年のためのネットプリント企画があって参加したくて書き始めたのですが、気が付いたらまた一万文字近くなってました。これはやはり気が引けるので、このサイトと、あとPixivでアップしようと思います。ネタはわりと単純で舞台はオラクルベリー、ただし、DQ5本編終了から五百年後です。どうかよろしくお願いします。

推しがまぶしい、閃光だけに(9/12)

推しがまぶしくてたまらないので、ちょっとだけ日記でガス抜きさせてください。アニメ「ダイの大冒険」は佳境に入り、バーンパレストップでの最終決戦が始まりました。アバン先生はじめ仲間たちはどんどん“瞳”化して戦列を去っていきます。数百年ぶりに真の力を発揮する大魔王、対峙する勇者。ハドラーの遺したヒムとバランから託されたラーハルトを両脇にポップは“こざかしい頭ん中”を頼りに戦略を練ります、かつての大魔導士マトリフのように。

絶対解決できなさそうな難問に対し、小さな手掛かりをこつこつ重ねて解決へ導いていくそのプロセスが大好きなんです。しかもそのプロセスはラスボス戦という生死をかけたプレッシャーに押しつぶされそうになっている。この状態でポップは見て、考えて、見て、指示して、フィードバックして、挑発して、と文字通りフル回転します。パーティ全員がかっかしてても、ただ一人氷のように冷静に。それは師匠マトリフ譲りの、魔法使いの心得でした。

とんぼ的にこういうキャラが大好物で、ほんとにポップはその理想形なんです。毎週のようにダイ大の海外の反応をとあるまとめサイトさんへ見に行っているのですが、皆さん「最高にカッコいい」とかそんな感じのコメントをたくさんつけてくださって、「そうでしょう、そうでしょう」とにやにやしながら読んでおります。

ポップにはダイがいるように、ヘンリーには5主がいて、ホメロスにはグレイグがいる。とんぼの好きなタイプのキャラは、相棒がいることで輝くみたいです。なんかもう胸に何かがきゅーっとこみあげてきて、あまりの尊さにくらっとします。神様、とんぼをオタクにしてくれてありがとう。……こんなうわごとみたいな感想まで読んでくださったあなたにも、ありがとう。

配信待ち(8/28)

24時間テレビの「すぎやまこういち物語」。今日はちょっと見られないのが最初からわかっていたのですが、ネットからは感動した、嬉しかった等のお声がたくさん聞こえました。この日記を書いている現在再放送や配信の予定は決まっていないそうですが、いつかあるといいなあと思っています。でも、とんぼと同じようにたくさんの人が先生とDQメロディをしのんでくれるのが何よりうれしいです。

さて、Pixivでは6月の末に5系二次「王宮のトランペット」のアップが終わりました。5系二次はこのほかにもありまして、現在おおまかに三つのシリーズに分けてアップをつづけています。二人旅時代を扱った「トランペットの鳴る前に」、ラインハットファミリーを中心にした「ラインハットの日々」、グランバニアファミリーを中心にした「グランバニアの日々」です。この9月から、四つ目のシリーズを始めようと思います。このサイトでは「DQ5 主人公×ヘンリーな貴方に10のお題」として掲載している九つのお話です。既存のシリーズへふりわけようかと思ったのですが、これはこれでひとまとまりなので、まとめることにしました。ついては誤字や舌足らずな表現等マイナーチェンジをしていきたいと思います。Pixivへおいでのことがありましたら、よろしくお願いします。

拍手御礼(8/11)

>プチイールは~の方、見てくださってありがとうございます。そうか、カエル系モンスターは履修しましたが、おたまじゃくし系までは気が回りませんでした。マリアさんとビアンカさんはプチイール系なら余裕で愛でてくれるかもしれません。「奥様二人の余裕っぷりに惚れなおす旦那様二人」と言われて、ありそう!と思ってしまいました。うちのカイ王女にもご声援ありがとうです。双子のうち一人は勇者、一人はモンスター使いというのが夢で、公式になっちゃえと日夜電波をとばしております。

カエルカフェへようこそ(8/10)

DQ5二次「王兄殿下の秘密の楽しみ」アップしました。twitter上で行われている#ラインハットの日のための短いお話です。以前の日記(6/7)に5主が現代のオラクルベリーあたりの町で猫カフェに入り浸るという小ネタを書いたことがあるのですが、猫カフェから引きずりだされた5主がプライベートなカエルカフェを造ってヘンリーにリベンジを謀ったら?というお話になりました。そのためにDQに登場するカエル系モンスターの予習をがんばりました。スカイフロッグ系はDQ7が初登場。以下、じんめんがえる系はDQ8、ガマキャノン系はDQ9、フロッガー系はDQ3が初出のようです。ドラクエ大辞典を作ろうぜ様、お世話になりました。実はネットで画像の形式で投稿するために原稿を削ったのですが、こちらでは削る前の形にして、さらに投稿後にいただいたご意見(ビアンカさんもマリアさんもカエル大丈夫なのでは?)を加味して付け足しました。かすてらさん、ありがとうございます。

傭兵、完走しました(8/6)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」最終話をアップしました。なんか敵のボスを倒しても用心棒だけは生き残って主人公と決闘、みたいな昭和なパターンが好きなんだろうなと自分でも思います。なんでネドラが用心棒かというと、ゲーム内で戦ったときネドラは強くてパーティが一回全滅したから、ぐらいの理由です。あと、顔が怖いから。最後の最後で魔獣ホメロスも出せたので、とんぼとしてはたいへん満足しています。カミュにビーストモードあり、マルティナにサタンモードありなら、PTインしたらホメロスに魔獣モードがあってもいいのでは!と常々思っておりました。めっちゃ強いと思う。この三人がそれぞれのモードに入ったら特別な連携ができる、はどうでしょう。連携名「ハロウィンナイト」とか「百鬼夜行」とか。

関係ないですが、本日は朝のアニメ「ダイの大冒険」では勇者アバンと戦士ロカ、僧侶レイラが顔を合わせる回想シーンをやってくれました。これとても見たかったので、嬉しかったです。アバン先生のキャラクターがよく立ってました。ロカにはからかうような口調で、レイラには真摯な祈り、ハドラーに対峙するときは自己犠牲をいとわない正統の勇者。魅力全開で、満喫いたしました。マトリフ、ブロキーナの後期高齢コンビの活躍もよかった。コミックの静止画像でも迫力がありましたが、動きがつくとすばらしかったです。ダイ大の終わりが近いと思うと胸が苦しくなりますが、アニメ終わってもとんぼはずっとダイ大好きだと思います。

アンソロの件はまた今度(7/26)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第十二話をアップしました。あと一話で長かったお話も終わりです。最初にイメージした映画「七人の侍」のパロは第十二話でほぼおしまい。最終回は、敵軍の助っ人魔竜ネドラへの対処の結果、前世の記憶がどっとよみがえるシーンです。ラスト一話分しかないのであまりひねりもなく、お約束満載でいくつもりです。

今回は熱中症もどきでとんぼのほうがふらふらになったりして、いろいろとハプニングの多い連載でした。年のせいか、無理がきかなくなりました。この「七人の傭兵」が終わったら来年出るDQ天空編アンソロジーのための原稿に取り掛かるつもりです。それと夏にはまた「ラインハットの日」が来るし、秋には「DQ5三十周年記念日」も。やること多いですが、身体と相談してぼちぼちやっていきます。あと中断しているDQ5二次のPixiv化計画もやらないと。DQ11二次も。気持ちばかり先へ行って、身体が追い付かないです。

童子神ダイ(7/16)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第十一話をアップしました。この二次創作のイメージ元となった「七人の侍」は、さまざまなテーマを内包した作品です、と言ってもとんぼの知識は映画評論からの受け売りですが。そのテーマのひとつに「百姓のずるさ」があると言われています。敵が襲ってきて危ない時は侍に頼るが、その実、戦で弱った武士を見れば襲い掛かって装備をはぎ取る。侍相手にぺこぺこして見せるが、背を向ければ舌を出し、コメや酒は隠してしまう。「百姓」を「人間」と読み替えると、この↓台詞、大いに説得力があると思ったのです。「そういう連中だ、人間とは。奴らが泣いてすがるのは自分が苦しい時だけだ。平和に慣れればすぐさま不平不満を言い始めよる」大魔王バーンのセリフ(「ダイの大冒険」32巻「誰がための勝利」より)です。今朝、この場面をアニメ「ダイ大」で見てうなってしまいました。それに対するダイの返事は、胸にささりました。ダイはやっぱり、少年の姿をした神であり、神話の人物なのだろうと思います。だからこそ、幸せになって欲しいのに……。

史上最高のくず(7/7)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第十話をアップしました。今回襲ってくる怪人族の皆さんが、あまり頭がよくないです。彼らがプチャラオ村の人間たちをなめくさっている、というのがひとつの理由ですが、敵の頭がよく働くと段取りを作るとんぼが困るというのがもうひとつの理由です、すいません。文中で一生懸命説明してはいるんですが、このあたりが映像と違って文章にはなかなか難しいです。いえ、上手な時代小説の人とかだと凄いんですけど。とりあえず、ホメロスのカッコいいとこを書きたいのでせいいっぱいがんばります。

さて先日、「ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王」第五巻買いました。大好きなマトリフ回なので最初から期待してました。冒頭、第17話の見開き、DQ3のパッケージアートっぽさありますね。

お話は勇者アバン一行が隠れ里ギュータを訪れて剣技習得のために修行するというもの。ギュータは、DQ11のラムダの里みたいなものですかね。勇者の登場を待ち続ける者たち。後に出てくる、名もなきギュータの一般人がそれなりの使い手、みたいな頼もしさにきゅんとしました。その里をまとめる老女カノンはマトリフをくずと呼ぶ女傑で、二人は若い時に賢者バルゴートの相弟子でした。

マトリフとカノンの回想がなんとも甘酸っぱいです。マトリフはギュータ時代と獄炎当時であまり変化がないですが、若いカノンさんは美人さんでした。魔法で来い、武術で来いの、まじめできりっとした委員長タイプでしょうか。しかもマトリフがギュータを離れたあと、ギュータの里をずっとまとめてきたんですね。他のギュータ人たちから慕われているみたいだし。まじめ一筋だけじゃなく、包容力も高い女性。天才肌で“規格外”のマトリフとは喧嘩が絶えないカップルだったはず。本家ダイ大登場のちょい悪海千山千マトリフ師匠も好きですが、青春をひきずってるマトリフもいいなあ。

アバン対カノン戦でのアバンが「この攻撃は重みが違う~」みたいなことを言ってました。メドローア伝授の時のポップのセリフを思わせますね。こういう師弟間の命がけの信頼は本家ダイ大の持ち味でした。中盤、若き日のまぞっほ登場。彼はポップの成長における陰の導師ですよね。キャラ紹介で氷系呪文が得意になっているのが嬉しい。ポップは二重の意味で賢者バルゴートの孫弟子ということになりますね。最後にギュータは閉ざされてしまうのですが、ダイ大パーティがいつかギュータにたどりつくことはないかしら、と妄想するのも楽しかったです。

おのれ、ウルノーガ(たぶん違う)(6/27)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第九話をアップしました。六月はちょっと呪われているんじゃないかというくらい、予定がメタメタです。また一日オーバーしてしまいました。理由は、日曜日の白昼屋外でゲーム(DQウォーク)をやっていて吐き気とだるさに襲われたためです。体温を上回る気温の中で何をやってんだ、と自分でも思います。さて、お話のほうはグレイグの災難がようやく終わりました。次回からラストまで、プチャラオ村を舞台に人間対モンスターの戦争やります。このために十話を重ねて準備してきました。うまく行きますように。

追記:web拍手で日曜の真夜中に一拍くださった方、とんぼにカツを入れていただきましてありがとうございました。なんとか復活しています。どちらにお住まいかはわかりませんが、この気候下、どうぞご自愛ください。

拍手御礼(6/18)

>王トラ再完結~の方、ねぎらっていただきましてありがとうございます。とんぼもなんだかDQ5、もう一度遊びたくなりました。今はスマホに入れてますが、SFCのころもよかったですよね、懐かしいです。DQ5はとんぼにとって特別なゲームで、きっと二次もまだ続けると思います。5仲間の方はもちろん歓迎ですので、またおつきあいください。

罪より重いキロカロリー(6/16)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第八話をアップしました。自戒のために書きますが、とんぼは今日、書かなきゃと思っていたネタに取り掛かれなくて、ひたすら自堕落していました。おかげでこんな時間になって後悔してます。やらなきゃいけないことが積みあがってます。人生こんな日もあるのよ、とふっきろうとしましたが、食べてしまったカロリーはふっきれないんだわ。

愚痴はここまで。今日はPixiv版の「王宮のトランペット」を最後までアップします。いやあ、オリキャラだらけのこんな話をよく書いたもんだ、と驚いています。が、愛着はひと一倍ありまして、我が子が無事に嫁に行った気分になります。ちなみに王トラの最後はエピローグなんですが、このサイトでのエピローグでは削った部分(ビアンカとヘンリーの没後、5主がモンスターを引き連れて森の中へ去って行き~)をPixiv版のエピローグでは掲載しています。Pixiv版のDQ5二次、この次はDQワンライ天空編にしますかね。この森へ去った5主の小さなお話「琥珀色の瞳」が含まれていますので。嫁に行く子がまだまだたくさんおりまして……。

昨日はごめんなさい(6/7)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第七話をアップしました。本当なら6/6にアップするはずだったんですが、同居家族のために救急車を呼ぶ騒ぎになりまして、昨日どうしてもアップできませんでした。自分のことならとにかく、家族のこととなると時間の自由がきかないところがあります。こういう事情でアップ日を延期したのはサイト始まって以来です。それだけとんぼも家族も年を取ったということなのでしょう。昨日見に来てくださった方、約束を破ってしまう形になりました。ごめんなさい。ちなみに、家族のほうは無事に家に戻り、快方に向かっています。

こんなときですが、ちょっとだけ「天空アンソロジー」の話をしていいですか。セミ現パロやりたいかな、とか思っています。456のキャラたちが都会、というか未来のエンドール市で何度も目撃されて、#謎の美男美女、みたいなハッシュタグつけて拡散されちゃうところから始まるお話。いえ、とんぼはフェイスブックもインスタグラムもやってなくて、twitterだけしか知らない、それもちゃんとタイムラインを追えていないんですが、冒頭をどんなふうにしようかなと考えていたらそんなお遊びを思いつきました。

ヘンリーは腕を組んだ。
「よし、もう一度確認するぞ。通りの先に猫カフェがあったらどうする?」
ルークは背筋を伸ばして立ち、スローガンのようにまじめに答えた。
「ぼくは猫カフェに近寄りません」
「そのあたりから例の気配を感じたらおまえはどうする?」
「携帯でみんなに連絡します」
「仲間を待つ間、おまえはどこにいる?」
ルークは早口に唱えた。
「ひとりで猫カフェに入ったりしません。おやつをやったり遊んだりして時間を過ごしたりしません」
 そのようすを眺めて、ピサロはマーニャに尋ねた。
「あいつらは何の話をしているのだ?」
「ルーちゃん、昨日探索をさぼって猫カフェに入り浸ってたんだって。みんなして気配よりもルーちゃん探してたいへんだったのよ」

↑このシーンが入るかどうかわからないので半分原稿供養ですが、マーニャはタイトなワンピースとハイヒール、ピサロはお高いスーツにコート、ルーク(5主)はニットキャップにセーター、ヘンリーはスーツの上着を脱いで取り調べ中の刑事さんよろしくシャツ腕まくりにサスペンダー姿、みたいな感じでイメージしてもらえたら嬉しいです。

戦いのプロ(5/26)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第六話をアップしました。今回、シルビアの物まねショウは大好きなパートです。ホメ氏がおなか抱えて笑ってもいいじゃないか。さて、だんだん戦略が形になってきました……つまり、戦略のボロも出やすくなっております。この辺、アップ直前まで書き直してますが、うまく書けた気がしません。あとで修正するかも。とりあえず戦いのプロであるホメロスの指示でみんなせっせと動いてるみたいにイメージしていただけると幸いです。

↓の日記にある通り、Pixiv版の「王宮のトランペット」を分割しました。やってみたら文字数の関係で、ラインハットの嵐編から大空白時代編までが前半、戦いの終焉編と最終話「王宮のトランペット」およびエピローグが後半となりました。最終話ひとつで、サブタイトル四つ分の文字数がありました。誰だよこんなに書いたやつ、と自虐してきました。何が恐ろしいと言って、とんぼの垂れ流したDQ5の二次はこれで終わりじゃないというところです。まだ三万文字くらいのお話がけっこういっぱいあるんで、全部Pixiv移植!とか目指したのですが、かなり時間がかかりそうです。

拍手御礼(5/18)

>原作にしたがい~の方、アドバイスありがとうございます。ちょっと調べてみたのですが、ラインハットの嵐編 それぞれの道編、つまり前半部分で十三万4479文字、大空白時代編 戦いの終焉編つまり後半が現在までで十三万5890文字でした。合わせて二十七万369文字となりました。最終話「王宮のトランペット」がエピローグこみでざっと七万七千です。
 こうなると前半後半に分ける、が第一案、現在までの「王宮のトランペット」とは別に最終話とエピローグのみ別にアップするのが第二案というところです。ただし長編全体のタイトルと最終話のサブタイトルを同じ「王宮のトランペット」にしたため、第二案にすると同じタイトルが二つ並ぶというめんどくさい状況になりますよね……全部とんぼが悪いのですが。
 最終話のアップ前にPixivのほうの形を整えようと思います。まったくやれやれです。それと、お返事が遅くなってすいませんでした。

軍師と宰相(5/16)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第五話をアップしました。このところ、昔書いたDQ5二次「王宮のトランペット」をPixivへ運び込む作業を続けています。サブタイトルにして三十話近くある作品ですがせっせと進めた結果、残るは一つだけになりました。幸いなことに読んでくださる方がいて、「いいね」もいただいています。今回は昔書いたものを手直しして持ち込んでいるので、あまりにも恥ずかしい誤字や勘違いなどは訂正することができました。……自分のサイトの日記なので書いてしまいますが、やっぱりヘンリー親分好きだわぁ、ぽっという状態になっています。このあいだアップした「運のいい男」で5主に『(勇者の使命を大事だと思わなかったら)どんなことをしてもおまえを引き留めたのに!』と荒ぶる親分、それから「ラインハット最後の日」の暴動寸前の群衆を前にして「(手も足も口も全部動くのに)これで絶望的だって?」とうそぶいて、たった一人で立ち向かう親分とか、脳内ヘンリー祭でわっしょいわっしょいしています。

とんぼにとってDQ5のヘンリーとDQ11のホメロス、二人とも好きなキャラです。ホメロスが作戦をたてて軍隊を指揮しているところはすぐ想像できるのですが、ヘンリーが同じことをしているのはうまくイメージできません。ホメロスにはグレイグがいて、ヘンリーには5主がいる、グレイグは明らかに軍人ですが5主は違います。そのあたりの違いかなと思いました。でもホメロスもヘンリーも、軍隊を創設して予算をたっぷり付けてるところとか、外交の戦略を駆使して戦わずに勝つところなんかは楽しく妄想できます。いつかそんなネタがふってくるといいなと思っています。

さて、Pixiv版「王トラ」ですが、実は危機に瀕しています。Pixivではひとつの小説作品の字数限界は三十万文字ですが、「ラインハット最後の日」をアップした時点で二十七万を越えました。長編「王宮のトランペット」の最終話「王宮のトランペット」は、作品中最も長いサブタイトルです。三万文字で足りるかしら……。誰が悪いかと言うとここまで長々とお話を垂れ流したとんぼが悪いんですが、どこか削るのもいやだし、頭を悩ませています。追記:エピローグこみで字数七万くらいありました。

サブリーダーの役(5/6)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第四話をアップしました。最初の構想ではリーダーにグレイグ、サブリーダーと言うか参謀にホメロスだったのですが、グレイグがグレイグらしいドジをやらかすたびにいちいちホメロスがフォローするくだりを入れるのが面倒になり、ホメロスをリーダー役にもってきました。ではサブリーダーは?最初はグレイグでしたが、書いているうちに補佐というのはグレイグには務まらない仕事だと痛感してやめました。でも気配りのシルビアさんならいける、と思いサブリーダーはシルビアになりました。

ホメロス、シルビア、グレイグの三十代トリオは意外なほどしっくりきます。同じトリオで以前「メダ女の教師」という設定でなんか遊んだ覚えがあります。教師じゃなくても、いつかこの三人をメインにしたお話もやってみたいかなと思いました。

ジャンプの勧め(5/4)

先日アップした「伝説のビールメイド・改」を読んでくださった方が、イラストを描いてくださいました。虹の中で微笑むビアンカさんです。とても綺麗なので、小説一覧⇒(DQ5系)伝説のビールメイド・改⇒ディアンドルの少女の順でぜひお越しください。

さて、とんぼは来年発行される「DQ天空小説アンソロジー企画」に参加することになりました。主催さまは何度かお世話になった稲野巧実さまで、天空編つまりDQ4~6をテーマに一万文字、だそうです。まだかぼそいアイディアがちらちらあるだけですが、なんとか練っていきたいと思ってますのでよろしくお願いいたします。このサイトのこの日記までわざわざご覧になった方、これも何かのご縁です。小説アンソロジー企画に興味がおありでしたら、トップページのバナーから企画のほうへ飛んでみてはいかがでしょうか。

たまにデレる軍師(4/25)

DQ11S二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第三話をアップしました。イレブンの“じいじ”ことテオは好きなキャラなのですが、今回のケガのため戦闘には参加しないので、出番はほぼ今回までとなります。でもトレジャーハンターつながりでカミュと会話をしているところを考えるのは楽しい仕事でした。カミュに関しては、本編の設定にあわせ、初登場はややアウトローの雰囲気で、あとから印象を上げていく感じを狙っています。

ホメロスがグレイグに対してぷんすか怒っていますが、この二人の距離感をなんとか表現したいと思った結果です。つまり、グレイグは脈絡なく思い付きを口にして、それを苦労して段取りをつけ、実行するのはホメロス、みたいな間柄じゃないでしょうか。ゲーム本編でホメロスの「嫉妬」が語られますが、ただ出世で後れを取った故の感情だけではないのではと、とんぼは思っています。基本的にホメロスは不機嫌でツン状態ですが、時折デレていただく予定です。

拍手御礼(4/24)

>ビールメイド・改を~の方、同じ光景を思い浮かべてくださって嬉しいです。イメージはドイツのオクトーバーフェストなんですが、二年連続中止だったのが今年は開催らしいですね。成功を陰ながら祈っています。民族衣装は大好きなんで、またDQキャラに着てもらおうかと思ってます。可愛いじゃないですか。コメントありがとうございました。

>グランバニアの国宝が~の方、ああ、それいいですね。将来グランバニアの国立美術館とか、名産品博物館とかに飾ってるといいな。

踊る大軍師(4/23)

DQ5系二次「伝説のビールメイド・改」をアップしました。目次にも書きましたが、これは一年前にPixivへ投稿した「伝説のビールメイド」を改稿したものです。もしピク版をご覧になった方がいらっしゃいましたら、冒頭が完全に同じになってます。使いまわしですみません。二日後にホメロス戦記のアップを控えておりまして、誤字脱字のチェックに不備があるかも。なんかもう、頭ン中ぐちゃぐちゃです。

しかもあれだ、うっかり「パリピ孔明」見ました。そうしたら、孔明と同じく“軍師”として設定したホメロスが、とんぼの頭の中で踊りだしました。OPの「チキチキバンバン」に合わせてスローダンスしてます。おすまし顔で、なんか妙に上手です。ラストなんか、グレイグ以下11キャラをバックにきっちりポーズ決めました。とんぼ、かなり終わってます、すいません。

萌えは自給自足(4/15)

DQ11二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第一話、アップしました。先日第一話をアップした後けっこう読みに来ていただきました。pixiv版のほうにもご訪問いただいてます。どちらさまも、ありがとうございます。自分の萌えは自分で供給&消費、需要なんて知らないぜとうそぶいていますが、誰かが共感してくれるかもと思うと嬉しいもんです。さて、DQ11S本編ではプチャラオ村の村長さんには名前がないのですが、オリジナル「七人の侍」登場のじい様、儀作翁から名前をもらってギサック村長に登場してもらいました。オリジナルでは、この爺様や村人、侍も何人か、長い戦闘の間に亡くなります。が、とんぼのメンタルにとって人死にが辛い、および、あとで全員登場しないと困る場面があるという理由で、こちらの二次では最後の最後まで戦死はないことにしました。そのへんはファンタジーなのでどうかご了解ください。

さて明日はアニメダイ大再開ですよ~。何週間も魔界の炎の中で、魔道士くんお疲れ様でした。

よ~い、アクション!(4/5)

DQ11二次「ホメロス戦記・七人の傭兵」第一話、アップしました。この書き込みのタイトル「アクション!」は、映画監督が役者さんたちにする掛け声みたいなイメージです。監督を気取っているわけではありませんが、パロ元のひとつが映画なのでなんとなくそう言ってみたくなりました。どうか撮影の無事終了までおつきあください。

あと、言い訳ひとつ書かせてください。キャラに対してモンスターのほうが強いという設定なのに、出てくるモンスターが系統の下位で雑魚っぽいのです。実はアナザー・ロトゼタシアは命の大樹がないために戦闘を経験値に変換できない世界です。つまり、全員だいたいレベル1。この状態でベンガルとかに対峙しなくてはなりません。プチャラオ村にやってくるモンスターは下位種に見えるけど強いのです。この設定、あとのほうに出てくるので第一話では違和感が出てしまいました、すいません。

DQ11二次、準備ページできました(3/26)

本日でポップのヒャダルコ三週間目になりますかね。ダイ大新アニメで新作を見られないストレスがややたまっておりますが、その間のハドラーメインの再放送が意外なくらいおもしろいです。

それはさておいて、去年からうだうだ言っていたDQ11のホメロスを中心とした二次創作ですが、準備ページを造りました。小説一覧のDQ11系二次の一番下にあります。タイトルは「ホメロス戦記・七人の傭兵」になりました。準備ページにも書いてありますが、要するにドラクエ11と映画「七人の侍」のダブルパロみたいなものです。前作「クレイモランの白鳥」の、デルカダール正規軍ホメロス隊を指揮して大軍を打ち破る智将も好きなんですが、今回の、兵士も武器も現地調達、武士の意地と知略を兼ね備えた戦の職人ホメちゃんもええなと思ってます。ホメロスの元に集う傭兵たちは、グレイグ以下DQ11のプレイヤーキャラばかりです。最初この傭兵役に、戦いが怖くてすぐ逃げ出すファーリスとか、ホムラ出身の刀鍛冶ハリマとか、かつての栄光を忘れられない酒乱の男ハンフリーとか、いろいろ考えていたのですが、二転三転して結局正規のパーティになりました。

このお話、四月からの予定ですが年度初めはいろいろあって、アップ日がきちんと決まっていません。そのうち次回予告を更新しますのでよろしくお願いします。

4巻感想と拍手御礼(3/6)

獄炎4巻買いました。師匠もラブリーでしたが、ベストボーイはハドラーさんでした。ダイ大冒頭の“小者”ハドラーかと思いきや、竜王ローブなのに武闘派なんですもの。土曜日朝のアニメ版ハドラーの影響もあるかもしれません。拳で語る魔王様、ヒムの原型はこれですか的にとんぼは喜んでおりました。それからマトリフにやられたけどマトリフを正当に評価するガンガディア。うん、いい人だと思う。魔王軍のなかのクロコダインみたいな立ち位置にいくかも、と期待が高まります。マトリフ師匠の若いころの思い出は次巻へ持ち越しでしょうか。楽しみです。以下は拍手御礼です。

>コリンズの冒険~の方、ありがとうございます。実はヘンリーはかなり子煩悩な父親なのではないかと思っています。ついでに、カエルを育てることについては経験者かもしれません。「コリンズの冒険」はいろいろ詰め込んでしまいました。その分書くのはとても楽しかったです。

>久しぶりに~の方、DQ2二次読んでくださってありがとうございます。今でもDQ2はとんぼの情熱のひとつで、ロトトリオは大好きなパーティです。またいつか書きたいと、いろいろ温めていますのでそのときはよろしくお願いします。

拍手御礼(3/2)

トンボ様は~の方、ご指摘は「勇者アバンと獄炎の魔王」でしょうか。それでしたらとんぼはコミックスで読んでます。アバンパーティはみんな好きですが、特にマトリフ師匠がとんぼはひいきです。師匠はアバンパーティ加入時点(八〇代)でもダイ大のころ(百歳近い)と見た目があまり変わってないので、絵の方は実はあまり気にしてません。他のキャラも、若い作者さんがダイ大愛で原典キャラに寄せてくれるので、喜んでます。でも、確かに原典の稲田先生の絵で見れたら最高ですね。先日からアニメダイ大は一週も目が離せない状態になってます。キルバーンの罠を脱出するシーンがすごく好きで、そろそろ見られるかと思うとたまりません。楽しみです。

追記:お返事ありがとうございます。3/4は「獄炎~」第四巻発売日だったみたいですね。表紙はマトリフ師匠。明日大きな書店行くので、ゲットしたいと思ってます。もしお求めなら、第三巻末尾をご覧ください。ダイ大パーティ出演の4コマあります。とても(生)暖かい気持ちになれます。

拍手御礼(2/25)

>アベルとフローラの~、いや~長年サイトやってると、ときどきこういうどんぴしゃりというものに出会います。ほんとにいいカプですよ、この二人。
>雨笠藩とか和風とか~、そうそう、「風来のシレン」好きで、第一作から遊んでます。たぶんその関係で和5主が渡世人のイメージなんでしょうね。ほんとに和風DQ5二次やるとしたら、名前をどうしようかなと考えています。ルドマンと三嫁はなんとかなったんですが、肝心の5主の和名をどうしよう?あと「ヘンリー」で悩んでます。「遍理」?いっそ「「友之助」くらいぶっとんでしまおうか。それなら5主も「豪修」くらいまではアリのうちかも。もうちょっと楽しくこねくり回してみたいので、なんか浮かんだら日記に書きますね。コメントありがとうございました。

ラインハットって、横文字だと「雨の帽子」に見えません?(2/22)

あのね、あのね、しょうもないことを考え付いたので日記に書きます。今年の九月にDQ5の記念日が来ます。なんか書きたいなーとか考えていたんですが、へんなネタが降ってきました。

和風DQ5。主人公は幼くして邪宗門の伴天連たちに父を殺され、自身は囚われてしまいます。苦節十年の末、相棒とともに島抜けを決行し、シャバへ戻ってきました。紫と白の縞の合羽に三度笠という渡世人ふうのいでたちですが、後ろから百鬼夜行がついてきます。筆頭は化け猫のタマ(=ゲレゲレ)と、スライムナイトの修理の介。

タマは、幼馴染の宿屋の娘おはつ(=ビアンカ)がくれた鈴をつけてます。相棒実は雨笠藩のお世継ぎとともに藩のお家騒動を解決したあと、主人公は南の湊で大商人(おおあきんど)留動満衛門が娘に婿を取ろうとしていることを知りました。姉娘のおみつ(=デボラ)と妹娘のおはな(=フローラ)です。そこに第三の女が現れて……という展開。

実はこのサイトの過去の日記にこのアホなネタを書きつけていました。そちらには卑弥呼みたいな女王様のいるテルパドール/輝葉塔とか、四人のイタコの待つエルヘブン/得幣聞とか、めちゃくちゃ書いてます。いや、DQ5メモリアルだよ?もっとちゃんと言祝ぐというか、祝福しようよ?と自分でも思います。だから供養を兼ねて日記に書くくらいならいいよね、というわけで書いてしまいました。これはあれですね、DQウォークの今のイベントがジパングなんで、その影響もあるみたいです。一過性のフィーバーにすぎないんで、ほんとは書かないと思うけど、でも、もしかしたら……。

チビヘンリーとミナカトールと拍手御礼(2/7)

このところpixivで進行中のDQ5二次移植計画、新しいシリーズを始めました。ラインハットが舞台のお話を集めたもので「ラインハットの日々」と言います。ラインハットの日々⇒https://www.pixiv.net/novel/series/8485654

第一作はヘンリーが5主と出会う前の少年時代のお話「泣き虫親分」です。登場人物はヘンリーとデール兄弟、ヘンリーの父王(作中では「エリオス」)とデールの母で後の太后(作中では「アデル」)。語り手はお城の兵士(作中では「オレスト」)です。この作品で、ラインハット城は内部がからくりだらけという設定ができました。5主や花嫁たちが全く出てこないDQ5二次ですが、とんぼは楽しく書いていました。超のつく自己満足ですが、よろしかったらどうぞ。

さて少しだけ「ダイの大冒険」語ってもいいですか?毎週リアルタイムで新バージョンのアニメ見てます。前々回から今回にかけて、ポップ中心のお話でした。五つあるアバンのしるし、すべてが輝くときにミナカトールが成立するのに、ポップの持つしるしだけが光らない。仲間たちの期待に応えられずにポップが逃げそうになったとき奇跡が起こる……。大好きなエピソードです。

ポップの心情の変化がどんどんネガティブになる流れがよくわかる。自分だけが劣っているという感情は煮えたぎるマグマです。あまりにも身につまされて苦しいくらい。ここで、悩んでたらはい光りました、とかだったら納得できないけど、メルルの飛び入りで急展開してポップの覚醒と共に緑の光が乱舞する。感情的にすごい納得できてスッキリしました。これがカタルシスというものか。

コンプレックスに苦しむポップ、言葉を尽くすダイやマアム、ひたすら心で寄り添うメルル。三つの葛藤を処刑の祭壇という同じ場所同じ時に集めてぎゅっとねじりあげ、一気に破壊して五色の光柱を立たせる流れ。これだこれ。すごい~好きだ~かっこいい~、と、TVの前でアホのように騒いでいました。ちなみに昨年この日記で書いたダイ大海外の反応紹介サイト、毎週見に行っています。先週行ったら、海外さんの誰かがポップにはまだ見せ場が、カッコいいシーンがあるか、と聞いていました。ありますとも!と思ってみていたら、別の海外さんたちが、まだまだある、と答えてくれて、ちょっとうれしかったです。ああでもその時は、ほんとにラスボス戦になっちゃうし、終わっちゃうんだと思いました。たぶんダイ大ラストのころには、この日記で盛大に嘆いているんじゃないかと思います。

最後になりましたが、拍手御礼など。

>フローラ派な~の方、お気に召して何よりです。ビアンカのお姉さん属性もデボラのツンデレ属性もフローラにはありませんが、その分ストレートな「可愛い」を持っていると信じています。twitterに持っていったら、フローラをさえずる小鳥、アベルを小鳥を守る黒い大型犬に例えてくれた方いて、おおその通りだと思いました。アベルはたしかにパパスさん寄りかもしれません。機会があったら、このカップルまた書いてみたいと思っています。コメントありがとうございました。

空色の、長い髪を(2/6)

本日は語呂合わせでフローラの日と言ってくださった方がいらして、それにあわせてネット上でたくさんのフローラを見ることができました。サラボナの白薔薇ことルドマン家の令嬢フローラさんなので、綺麗め、かわいいめの令嬢がたくさん見られて眼福でした。さてとんぼは1/21に書いた通りフローラの日のためにSSを作成しております。「空色の髪の乙女」で、「DQ5系小品集」というページへアップしました。小説一覧からおいでいただけます。

昨年すぎやまこういち先生が亡くなってから何度か「亜麻色の髪の乙女」を聞くチャンスがありました。タイトルロールの乙女は作中で花束を抱えて駆け下りてくるのですが、そのイメージが、すぎやまメロディとあいまって、きらびやかなほど明るく開放的で、恋に夢中になっている華やかな少女でした。それがフローラと重なったのでその情景を描いてみました。5主は「アベル」。無口で無表情、無骨、コミュ障、がっちり型長身。けれども愛らしい新妻にメロメロというイメージで書いてみました。三人の花嫁には、なんとなく対照的な花婿をとんぼは設定してしまうみたいです。けどアベルとフローラペアはとても書くのが楽しいカップルでした。

一日遅れのお祝い(1/27)

昨日1/26は、当サイトの設立日であり、同時にDQ2の発売35周年記念日でもありました。とんぼは朝からネットに流れてくるいろいろなお祝いの絵やお話を楽しんでいましたが、最後の最後になって自分も何かお祝いしたいと思い、小さな作品を作ってネットに上げました。「三十五本の白い花」と言います。こちらのサイトには本日アップしました。興味のある方はお越しください。DQ2はなんとSNSでトレンド入りしたそうです。すごいなあと思います。ロトトリオに栄光あれ。

生存報告(1/21)

日記と名乗っているくせに、あけおめの次が一月の下旬というのも怠慢で申し訳ないです。ようやく年末から続いたあれこれが終わり、とんぼは少々燃え尽き気味でした。今年はDQ5のメモリアルイヤーなんですね。それについてはまだノープランなのですが、来月のはじめ、2/6が「フローラの日」ということで、とんぼもささやかな作品を造り始めました。フローラは、なぜかあまり彼女がメインになる作品を書いてません。ビアンカやデボラのほうが書きやすい特徴を持っているためかもしれません。でも考えてみれば、個性的な二人にはさまれてなお存在感をもったフローラは、実はなかなか凄いのでは?何か、それこそ花のような、文句なしに惹きつけられる魅力でしょうか。そんなものを表現していきたいです。

そこまで考えて、はたと気付きました。三嫁のうち、ビアンカはメインでよく登場しまして、5主はルーク、できるだけDQ5の主人公っぽいイメージで、ナウシカ精神旺盛な魔物使いです。デボラはワンライなどに登場して、5主はフィフス。ボケ寄りの大ボケで、脳内が春のぽかぽかの不思議系です。さあ、フローラさんの5主はどんなキャラにしましょうか?こういうのを考えるのも記念日の楽しみかなと思います。

それと、pixiv版の「王宮のトランペット」、微修正してのアップを再会しました。昨年の年末に外伝「ゴールド金貨25枚の謎」を正編「王宮のトランペット」に入れては、というアドバイスをいただきました。「ゴールド金貨~」は少し長めだったのですが、少し修正して正編の一部として編入することにして、本日アップしてきました。アドバイスくださった方、ありがとうございました。

さて昨年からあーだこーだと言っていたホメロスのお話、ラストの部分を書いてます。智将ホメロスが軍師として11の勇者パーティをひきいる小さな戦場の話なのですが、なにせ考えてるのは凡人のとんぼなので、戦略にボロが出てきました。いっしょうけんめい修正中です。今年のうちには書きあげたいです……。今年もまた、予定は未定の一年になりそうです。

拍手御礼(1/3)

なんとかまだお正月のうちでしょうか。すべりこみの、あけましておめでとうございます、を申し上げます。

>よいお年を、の方、ご挨拶おそれいります。とんぼは、自業自得ですが、やることがたまりすぎてぎっちぎちの三が日でした。少し反省しようと思います。

>あけましておめでとうございます~の方、こちらこそ新年のお慶びを申し上げます。実は日記の文章に言及していただいたのは初めてです。年の初めに嬉しい感想をいただきました。ありがとうございます。読んでくださる方がのんびりと言ってくださると心底ほっとします。今年もまったりとおつきあいいただけると幸いです。