シャークアイ台詞集    2.シャークアイ登場後

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---炎の精霊戦のあと---
(暗い海、二列の炎が海面にゆらめく。はるか先に見える、巨大な船)
水夫「でっけえ!こんなでかい船は見たことがないぜ!」
アミット「よし!船べりに近づいてロープを投げろ!」
水夫「アミットさん!ロープはうまく引っかかりました!」
ア「よし!ではまず、アルスたちに先に行ってもらおう。気をつけてな!」
(船上)
水夫「ぬうっ!魔物め!またしょうこりもなくおそってきやがったか!?」
カデル「おいっ!今の物音はなんだ!?」
水夫「はっ、カデル様!いえ魔物のやつめがまた襲ってこようとして…」
カデル「なんだと?このへんの魔物はほとんど倒したはずではなかったか?どれちょっと見せてみろ!」「ばかもんっ!魔物がロープで上がってくるか?見ろ!人間だっ!すぐにはしけ舟を下ろして海に落ちたものを引き上げろ!オレはシャークアイ様をお呼びしてくる!」

---アルスの見た夢---
決戦前夜、城のシーンに続いて
カデル「こんなスピードではコスタールから遠く離れる前に魔物の群れに追いつかれちまうぞ!進路を南西に変更する!おいっ、ボロンゴ!ボーっとしてねえで戦闘員いがいは船室へ下がらせろ!」
ボロンゴ「あっ!はっ、はいっ!カデル様!今すぐ伝令します!」
(船長室)
コスタール兵士「シャークアイどの、私とてコスタールを代表する兵士。いくらとめられても魔物との決戦にはわれわれも協力させていただきますぞ」
シャークアイ「はっはっは!あなたのガンコさはここまで船旅をともにしてよくわかってますよ。あなたにも、そしてオレを信じてここまでついて来てくれた一族の皆にもすまないことをした。この戦いでわれわれに勝利の女神が微笑むことはおそらくないだろう。闇の王のチカラははかりしれんからな…。だが無駄死には決してしない。コスタールの民と少しでも多くの人々を守るためにチカラを貸してもらおう!」
水夫「シャークアイさま!われわれには水の神様の守りがついています。魔物なんてとっとと片付けて、コスタールのアニエスさまのもとへ帰りましょうや!」
シ「はっはっは!そうだな。ではそろそろまわりの海の様子を見てくるとしよう」
(舵の座)
シ「カデル!あたりの様子はどうだ?」
カ「キャプテン・シャークアイ!もちろん予想どおり、とんでもない魔物の大群ですぜ」
シ「わっはっは!予想どおり、か!ではこちらも予定どおり闇の王のおでましを願うとしよう」
カ「われわれ一族の民は最後までシャークアイ様についてゆく覚悟です。あなたのその身に宿された水の神の紋章に誓って…」
シ「カデル。俺がもって生まれてきたアザは水の神の紋章のほんの一部でしかない。おそらくオレには海神に仕える本当のチカラはないだろう。しかし一族の総領としてオレにできるだけのことはやりとげねばならん」
カ「シャークアイさま。必ずやあなたは生きてアニエス様のもとへお帰りください。それが生まれ来るあなたのお子のため、そしてわれわれ一族の未来のためにも…」
シ「はっはっは!カデル、お前には本当に感謝している。オレがここまでやってこれたのもお前という頼もしい相棒がいたからだ。われわれ一族の未来はやがて生まれてくるオレの子供にたくした。信じないかもしれんが、オレは夕べ夢で見たんだよ。俺がいなくとも立派に成長した息子の姿をな。やつにもお前のようなたよりになる相棒ができるといいが……わっはっは!さて…ではそろそろぶちかますとするか!頼むぞ、カデル!」
カ「はっ!すでに準備はととのっております!総員じゅんびはいいなっ!?まずは船側砲撃を行う!後方の魔物に注意しろっ!砲撃開始ーーっ!!」▲

アルスの目がさめる。ボロンゴがシャークアイのところへつれてゆく
シ「アルス殿。そしてお仲間の皆さん。先ほどは部下が手荒なマネをしてすまなかった。心よりおわび申しあげる。アルス殿と皆さんのこれまでのことはアミット殿よりお聞きした。
 実を言うとわれわれはわけがわからぬままにこの世界をただよっていたのだが……アミット殿の話と皆さんのことでだいたいの現状は理解したつもりだ。しかし正直言ってまるで信じがたい話だった。われわれの船がはるか数百年もの間氷づけにされていたなどと!だが、ありえぬことではない。魔王に不可能なことなどなかったかもしれんからな。
 アルス殿、あなた方の努力で救われた国がたくさんあると聞いた。そしてコスタールもその中の一つ、それはまことの話か?

(はい)ならばコスタールの王からわが一族に伝わる水竜の剣をあずかっておられよう。あれはわが一族の始祖が水の精霊より授かったこの世にただ一つの宝剣。われわれが最後の決戦へと旅立つ朝オレがコスタール王に預けたものだ。コスタール王なら必ずわが一族の無事を願いあなた方にその剣をたくしたはず。あなた方のこれまでの旅が真実ならその水竜の剣を見せてもらえるだろうか?

(はい)これは…たしかに…やはりすべて真実であったか!ではわが妻アニエスもはるか数百年前に…アルス殿、少し二人で話がしたい。俺についてきてくれ」
(甲板で)
シ「…さてこれまでのことはわれわれもおおむね理解した。問題はこれからどうすべきかだ。われわれはどうやら闇の世界に落とされたようだがここからどう脱出するか…まあ幸いこの世界ではわが船にかけられた呪いの氷はその役目をなさないらしい。あのいまわしき決戦のときより数百年もの時が流れたなど信じたくなかったがな。わが妻アニエスとももう会えぬか…アルス殿今一度水竜の剣をかかげてみてくれぬか?」
《”しかしシャークアイの目は水竜の剣ではなく、アルスのウデを見つめている…》
シ「…むっ!?そのウデのアザはやはり!それはまちがいなく水の紋章のかけら!そなたはやはり…!?うっ…なんだ?ウデが燃えるように熱く…!」
(水の精霊のセリフ入る)
シ「なんということだ!?オレのウデにあったアザが消えている!そうか!まさしくオレの見た夢は真実の予言であったか!アルスよ、どうやらオレたち一族の役目はそなたに引き継がれたらしい。そのウデには完全な水の紋章が浮かび上がっているのであろう…。これで行く道は決まった。この闇の海に浮かび上がった聖なる炎の道しるべはこの船に二つのゆく道を示した。一つはアルスの住むエスタード島へ。そしてもう一つはわれわれにもまだわからぬ。しかしその道を行けばまた何らかの手がかりがつかめるはず。お互い迷っている時間はなさそうだ。早速その道の先へ向かうとしよう。この船はすぐにも進路を変えて出発するが今日はもう夜も遅い。アルスたちは船室に戻ってゆっくり休まれるいいだろう」

--マール・デ・ドラゴーン---(ダーマ神殿へ向かったとき)
甲板裏
戦闘員「俺らの船の帆に描かれたしるしは先祖から伝わる水の精霊さまの紋章よ。マール・デ・ドラゴーンの一族はただ海を荒らして回る海賊とは生き方も歴史も違うってわけさ」

向かって右の船
砲台の女「シャークアイ総領っていい男だろ。あたしの息子もあんなふうに立派に育ってくれるといいんだけどねえ」
砲台の荒くれ「こんな時だっててのに、うちのカミさんの考えることは息子の将来のことばっかりで。まあそんな肝ったまのあるところにホレたんですけどね。わっはっは!」
水夫「はあはあ…この闇の世界の空気ってなんだか息が詰まる気がしますね」
水夫(アルスたちの出入りを管理する)

向かって左の船
砲台の間の男「われらの船やアルスさんたちの島いがいにもこの世界に落とされた大陸があったとは…。どうも復活した神様というのはうさんくさいですな」
砲台の間の水夫「たとえこの闇の海でもわれらの船にいるかぎり皆様の安全はお守りいたします!」
水夫「前方異常なーし。あ、アルスどの!お声をかけていただいた光栄であります!」

中央の噴水
戦闘員「この船はわしらにとっちゃあ、一つの国と同じよ。みなこの船の上で生まれ船の中で暮らしてきたのさ」
兵士「私はかつてコスタール王からシャークアイさまのもとへ派遣された兵士の一人です。しかし恥ずかしながら戦いのウデ前ではこの船の男たちにまるでかなわなくて…」
楽士「たとえ闇の世界とはいえこうしてまだ命があるというのはきっと希望があるということ…おや?あなた方とはどこかでお会いしたような…気のせいですね」

最上部かじの座
カデル「この船のかじはたとえ魔物が襲ってきても守り抜きますのでご安心を。船を出航させてフィッシュベルへ戻られますか?」

2F教会
女性「ああ神よ…あなたはなぜこんな残酷なことをなさるのですか?あたしら一族はいつもあなたと共にあったはずでしたのに」
シスター「アルス様方は夜明けの海はるか遠くに広がる水平線を見たことがおありですか?あんな美しい景色を作られた神がこのようなことをなさるはずがありません。きっと何かの間違いですわ」
3F兵士「あれ~。どこに落としたのかなあ?せっかく手に入れたのに…ネコにでも食べられちゃったのかなあ」

4F船長室
戦闘員「アルス殿、この船のかじはカデルにまかせられております。船を出航させたいときはいつでもかじの前にいるカデルにお申し付けください」
兵士長「私はコスタール王よりシャークアイさまをお守りするよう命じられております。たとえかつてのコスタール王亡き今であってもその使命になんら変わりはございません。」
シャークアイ「そう言えばこの大陸をどこかで見たことがあると思ったらダーマ神殿のある大陸ではないか!たしかにあそこはおのれのウデをみがく勇士たちの集う場所でもあるからな。とても神のなさることとは思えん。そういうことをやりそうなヤツなら思い当たるふしがあるが」

1Fバー
バーテン「船で酒を飲むならやっぱり甲板が最高ですよね。けどこの闇の空の下じゃあ胸くそ悪いったらありゃしない。早く脱出して祝杯をあげましょうや!」
客の荒くれ「ぐはあ!この酒凍ってやがる!」
水夫「そうかコスタール王はもうこの世にいないんだな_王様なんておエライさんにしちゃいい人だったのによう。ぐすん、ぐすん……」
バーのママ「あたしシャークアイさまにあこがれてクニを捨ててこの船にやってきたの。こんなことになっちゃったけど自分のとった行動は後悔してないわ」
マリベル「ま、たしかにシャークアイってシブくてちょっといい男よね」
ほかに食堂の隅で水夫一人と戦闘員一人が寝ている。

商店街(四人の商人がいるが、特別なセリフなし)
客の戦士「この船では世界中から選ばれた腕利きの商人たちが店を開いている。きっとあなた方の旅の役に立つだろう」
客の男「アルスさんはエスタード島の出身なんだって?かつてはエスタード島といえば伝説の楽園だとか何とかうわさがあってさ。オレの知り合いでもその島を求めて旅立ったきり戻らなかったヤツがいたっけ。漁のウデはいいんだけどギャンブル好きが玉にキズだったな」

食堂
コック「船の上じゃあたいした食材もねえがそれをうまく料理するのがあっしのウデの見せ所でさあ」
水夫「うめえ、うめえ!はたらいた後のメシはなんでもうめえよ!」

小部屋
女「シャークアイさま、本当はさぞや悲しんでおいででしょうね。アニエス様とそのお子の両方と数百年のもの時をへだてられてしまったなんて…」
アイラ「でもそのアニエス様は人魚になって今でも彼を待っているんじゃあ…このことシャークアイに伝えた方がいいのかしら」

むかって左の船
図書室
戦闘員「あんた自分が何百年も氷づけにされた後の気分なんて想像できるかい?(はい/いいえ)そうそう、まさにおれらはそんな気分にさせられたわけよ。ちきしょ~め」
学者「われわれが眠らされている間に世界はずいぶんともとの姿をとりもどしていたようだが…神が復活したという今になってわれらや精霊さまの源までが封じられるとは!これをいったいどのようにかんがえればよいのだろう」
老人「わしらマール・デ・ドラゴーンの歴史は長いんじゃ。その中でもわしゃ一番の長生きでのう。長老とよばれとる。むろんシャークアイ総領も赤ン坊のころから教育係としてわしがお育てした。そういえばアルス殿はハナたれじゃったころの総領におもかげが似とるのう」
マリベル「ええっ、あのシャークアイがアルスに似てたんですって?それってなんかショックだわ」

小部屋
女「シャークアイ様はたいそうネコがお好きでねぇ。特にかわいがってなさったネコのミントちゃんを奥様のお守りにとコスタールに残したのさ」

向かって右の船
倉庫
水夫「ここにあるものはすべてアルス様たちにお渡しせよとの伝令を受けております。どうぞご自由にお持ちください」
アルスの休む部屋(ボロンゴがいるが特別なセリフなし)

菜園
農夫「こんなちっぽけな菜園だけど、たいせつな食糧になるんだす。長い長い航海では新鮮な食べ物なんて魚以外とれやしねえだからな」
牢屋
囚人(話し掛けられない)

---大地の精霊戦の後---
シャークアイ「おう、アルスどの!大地の精霊を呼び覚ましたようだな。あとは風の精霊を復活させれば水の精霊のもとへ向かえるはずだ。水の精霊の源はおそらくエスタード島にある七色の入り江。風の精霊を復活させたらこの船に戻ってきてくれ。そのときになれば必ずやこの水竜の剣がこの船を入り江へ導いてくれるであろう」

---風の精霊戦の後---
戦闘員「アルスどの!お待ちしておりました!大地、風の精霊様たちのオーラがわれらの船に集まってきておいでです。さあどうぞこちらへ!」(そのまま噴水前のキャプテンのところへ連れて行かれる)
「キャプテン、アルス殿が戻られました!」
シャークアイ「うむ!ついに時は満ちたようだな。さあアルスどの、こちらへ!」
「とうとう待ちかねた時が来たようだ。すでに目覚めた精霊たちのオーラがこの船をつつんでいる。さあアルスどの。水竜の剣をかかげ精霊たちのチカラをうけとめてくれ!」
《アルスは水竜の剣を取り出し、頭上高くかかげた!》
(剣がうきあがり、一条の光がさす)
シャークアイ「よし、道は示された!カデル!準備はいいな!?光の示す方向に向け出航させろ!」
カデル「りょうかいいたしました!出航します!イカリを上げろー!全力前進ーー!!」
(船はエスタード島の右横へ動く)
シャークアイ「ここは…!やはり七色の入り江が水の精霊の源であったか!むっ!?水竜の剣の光が……!!」
(海底より水の精霊像:海が割れて浮く。イベント)

--世界が浮上し、四大精霊が神の正体を暴く。ダークパレス出現後---
マール・デ・ドラゴーン号
出入り管理の水夫「ア、アルス様、お待ちしておりました。大魔王のおぞましき姿はわれわれマール・デ・ドラゴーンもしかと目に焼き付けております!これから決戦への海上移動にはわれらの船をどうぞお使いください」

甲板裏手 戦闘員「(前と同じ)」
戦士(前は商店街にいた)「くそっ!こっちの世界に戻ったときの戦いで魔物のヤツにウデをやられたぜ」
向かって右の甲板 砲台の間のあらくれ「(前と同じ)」
砲台の間の水夫「あの決死の戦いがはるか数百年も前とは信じられませんよ。この通り砲撃のウデまえだって落ちちゃあいないのに」
砲台の間の戦闘員「およばずながら海の上ではオレらにもあんたがたの戦いの応援をさせてもらうぜ」
兵士「(前と同じ)小船にたった一人残されても魔物と戦おうとしたアルスさまのお父様の方がずっとご立派です」
水夫「あ!アルスさん!いや~アルスさんのお父様もたいへんでしたね!」

(はい)「ぼくらの船に発見されたからよかったもののあやうく魔物に食べられちゃうところでしたよ」

「本当にビックリしましたよ。ボクらの船がこっちの世界へ戻ってきたとたん、お父さんが海の真ん中で魔物に囲まれてそれでも一人で立ち向かおうとがんばってるんですもん。なんでも一人で漁に出ていてエスタード島やこの船が闇に落とされたとき海に残されたとか。ともかくご無事で何よりでした」

向かって左の甲板
砲台の間の水夫「お、重い…新入りのボクには、この大砲は重すぎます…」
砲台の間の戦闘員(前は図書館にいた)「(前と同じ)」
砲台の間の水夫(前は食堂にいた?)「アルスさん、世界に平和を取り戻したら盛大な飲み会をやりたいっすね。大魔王を滅ぼした後のメシはどんなにかうまいでしょうねえ!」
砲台の間の水夫「周りは魔物だらけです。どうかアルスさまもご注意を!」
水夫「(前と同じ)」

噴水
戦闘員「(前と同じ)たとえ魔王でももう2度とこの船を好きにはさせねえぞ」
楽士「たとえこの後世界がどうなろうと私は歌うでしょう。史上最強の海賊たち、そしてあなたがた勇者たちの愛に満ちた心の旅を…」

2F扉まえ 戦闘員(前は船長室にいた)「これからはこの船を自由にお使いください。われわれも大魔王と戦うチカラはありませんが海上での戦いならお役に立てると思います。あ!そうそう!われわれの船でお助けしたアルスどののお父様ですがお助けしてすぐにフィッシュベルのご自宅まで送りしましたからご安心ください」
兵士長(前は船長室にいた)「ついに運命の時がやってきましたな。シャークアイ殿はアルスどのを総領と思ってご協力せよと皆にご命令されました。かつてのコスタール王に誓って私もご協力させていただきます」

教会女「ああ、神よ…じゃなくてええと…ああ、いったい何に祈ればよいのでしょう!われらマール・デ・ドラゴーンの戦士たちの無事とアルス様あなた方のご無事を…」
シスター「神の名を語るなどどんな者にも許されることではありません。たとえその者が魔王であろうと必ずや天罰がくだるでしょう」

3F兵士「(前と同じ)…って、今はそんなこと言ってる場合じゃないよな」

4Fシャークアイ「おお、よくぞまいられた!アルスどの!こちらの世界に戻ってもわれらの船がまた呪いの氷に包まれることはなかったようだ。これももしや精霊たちの集結したチカラのおかげだったのだろうか…!?まあともかくこうして航海できるからにはわれわれも協力させてもらおう。そう…それにアルスどのにはとてもすばらしいお父上がおられるのだな。漁師としてだけではなく海の男としてもとても尊敬すべき方とお見受けした。無事に戻れて何より。大切にしてさしあげることだな」
メルビン「…シャークアイどの。やはり思っていた通りのナイスガイでござるな」

1Fバー バーテン「(前と同じ)けど魔王がのさばるこの空の下じゃあ、胸くそが(略)早く世界を取り戻して(略)」
客の男(前は商店街にいた)「(前と同じ:エスタード島のはなし)」
客の女「(前と同じ:猫の話をする)」
バーのママ「(前と同じ)そのおかげでこうして魔王打倒に向かうあなた方勇士をはげますことができて幸せだわ」
食堂 コック「(前と同じ)特にこんなときには甲板で戦ってる者たちのためにも栄養のあるものをつくらにゃあ!」
小部屋女「(前と同じ)でもそれでヤケを起こさずにただアルス様たちを見守られるなんてさすがですわ」
女「(前と同じ:前は砲台の間にいた。息子の話をする)」

B1F 図書館 学者「私が思うに魔王は神の復活の儀式によって復活したのではなく、ただ神のふりをする面白さを味わいたいがために儀式に乗じて姿をあらわしたのでは?さすればあの儀式によって復活すべき神はやはりとうの昔に滅んだままということか…」
アイラ「それが本当だとしたら私たちは魔王にからかわれていたってことね…私こんなにハラがたったの初めてだわ!」
メルビン「バカな…か、神が滅んだなどということ、わしは信じぬでござる!」
長老「(前と同じ)」
菜園農夫「(前と同じ)しっかし、ずっと下向いて野菜_ッこの世話してたもんだから、うっぷ…船酔いが…」

---番外---
フィッシュベルの神父
「なんとあの魔王と戦うと申すか。…そうか。思えばアルスは生まれたときのことといい不思議な子じゃったな。もしかしたらおまえが魔王に挑むのは運命かもしれんのう(続けてふつうのセリフ)」

---魔王戦直前---
シャークアイ「こうして海の上を進んでいても世界中の人々の悲痛な叫びが聞こえてくるようだ。何しろ彼らはほとんどが伝説でしか魔物を知らぬのだから無理もない。人々に安心感を与えてからたたきつぶすとは…魔王のやつめ心底くさった根性をしていやがる!」
マリベル「希望を与えておいて後でそれをたたきつぶすなんて魔王もなかなかやるわね」

---オルゴ・デミーラ戦の後---
(魔王の玉座の前からすぐに神の神殿へ、そこから飛行石でダーマ、聖風の谷、メザレ、砂漠の城、エンゴウ、マーディラス、ホビットの洞窟ときてから)マール・デ・ドラゴーン号上で
ボロンゴ「おおっアルス様、皆様!お待ちしておりました!このボロンゴ、皆様のご案内役をつとめさせていただけて光栄です!ささどうぞキャプテン・シャークアイのもとへ!」(ボロンゴについて強制移動、何人かが声をかけてくる。その中で)
水夫「アルス様!あなたが次の総領になるって皆うわさしてたんですよ!後でまた景気のいい花火を打ち上げさせてもらいますからね!」
シャークアイ「よくぞあのいまわしき魔の居城より戻られたな!アルスどの!世界はもう魔王の箱庭ではない。われら人間のもとにあなた方が取り戻したのだからな。われらマール・デ・ドラゴーンの一族の者たちには次の総領にアルスどのがなるのではと…ひそかに期待して待っている者までいる始末だよ。わっはっはっは!というわけでどうだ?アルスどの、俺の後をついで総領になってくれるか?」

(いいえ)「はっはっは!それはそうだな。何しろアルスどのにはボルカノ殿という立派なお父上が。皆があまりに望むので聞いてみただけだ。気にしないでくれ。まあおれもまだまだ若いしな。わっはっは!
 アルスどの、われわれはこれからフィッシュベルの近くに寄ってまた長い航海にでる。何でも海底王とか言う海の王が俺たち一族に話があるそうなんでな。アルスの故郷ではまた大きな漁の祭りが開かれるとか。それを沖から見守ってわれわれは出発することにしよう。どうか元気で。また海のどこか出会うこともあるかもしれんな」

シャークアイ「皆!彼ら勇士たちの姿をよくその目に焼き付けておけ!そして忘れるな!われらの心にあるのはなにものにもたちむかう勇気…。アルスたち勇士に恥じない決意をもってまた新たな航海に出発する!」
カデル「皆の者。キャプテン・シャークアイ、そしてアルス様たちに敬礼!そして新たなる航海の出発に向け、われらが水の精霊への祈りを捧げよ!!」
(花火が上がる、直後に飛行石でグランエスタードへ)

番外、エスタード島/崖っぷちじいさんの家へ行く途中のトンネル内のプレート
「われわれがこの美しき無人島を発見した記念にこの文字を記す。この島は楽園だ。水も森も、生き物も食べ物も、つきることはない。願わくば世界の果ての地にもこの平和が訪れんことを」

---ED---
(アミット号がアルスを乗せて船出する。沖で、マール・デ・ドラゴーン号が寄せてくる。しばらく並んで進んでから、人生を暗示するように分かれていく。マ号の上、シャークアイのそばには、アニエスがいる。)