魔界豆腐

 

このお話は2016年の暮れごろに「DQ小説同盟アンソロジー」様へ投稿するために書いた作品です。この本は翌年の第五回Text-Revolutions(4/1)に初めて配布されました。このアンソロジーでは、参加を表明した後、ナンバーシリーズのどの作品をネタにするかを問われました。とんぼはDQ5でとお願いしました。蓋を開けてみたら見事にナンバーがばらけていて、主催様の手腕に驚いたものです。今回は主催様のご了解を得てサイトに上げています。

さて、DQ5を題材に約一万文字で何を書くべきか。最初はほのぼのとしたファミリーネタのはずだったのです。ところが「風の谷のナウシカ」とホラーコメディ映画「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」が融合して、話が殺伐とした方面へ流れそうになりました。なんとか踏みとどまった……つもりです。DQ5のグランバニア一家は魔界を攻略中ですが、食糧不足に悩んでいました。魔界の知り合い、ピサロ主従に出会った時、ピサロナイトは一家に凍み豆腐をわけてくれました。パーティの主婦ビアンカは、さっそく大豆から育てて一家の食糧事情を改善しようとします。ただし、ナイトがくれたのは、産地直送の魔界大豆でした……。

第二話はその後日談。書いた直後から妄想していたのですが、サイト掲載を機に形にしたいと思いました。お楽しみいただければうれしいです。