ドラクエ世界やグランバニアの国は、もちろん架空のものですがたくさんの人が住んでいると言う設定です。人が住んでいる以上トラブルもあれば犯罪もあるはず。それならきっと裁判も行われるのでは、と思いました。
今回容疑者として選んだのはスライムナイトのピエールです。ピエールはとんぼの大好きなキャラで、ほとんど最後まで第一線で闘ってくれました。そんなピエールに殺人の疑いがかかったら5主はどうするだろう、と思ったのが、このお話の発端です。
裁判にも法律にもまったく縁のないとんぼは、この作品について「ぽち」様からアドバイスをいただきました。↓
この「容疑者ピエール」は作品のかなりの部分を裁判が占めています。そのようなパートでは「ぽち」様から裁判や尋問のやり方についてアドバイスをいただきながら書きました。アドバイスは平成の日本での法律についてであり、それをとんぼが解釈をくわえ、グランバニアとドラクエ世界に合うように取捨選択して小説にあてはめています。
現在の法律に沿っていない点がありましても、それは二人が協議の上で、法と小説のバランスを考えて書き換えたものと、どうかお含みおきください。
一年以上にわたる御教示に、ぽち様にはこの場を借りて深く御礼申し上げます。 とんぼ
また、ぽち様から、以下のようなコメントをいただきました。
法律というと、皆様はどのような印象をお持ちでしょうか。現在の日本では裁判員裁判が始まり、世間一般でも刑事訴訟に対する関心が高まっているかと思います。
刑事事件はヒーローとして描かれる清廉潔白で理想的な人間ではなく、どこか不完全で人間らしい弱さを持つ一般の人々を扱うもので、まさに事実は小説よりも奇なりの世界です。
とんぼ様の秀逸な作品を借りて少しでも皆様に刑事訴訟の面白さ、ダイナミックさが伝わればこれに勝る喜びはございません。このような機会を下さったとんぼ様に深く御礼を申し上げます。