不思議の館へようこそ 1.クレイジーナイトの始まり

「Bad∞End∞Night」「Crazy∞Night」(ひとしずく×やま△様) 二次創作小説

深い 深い 森の奥に 迷い込んだ 村の娘
色あせた 手紙をもって 夜の館に たどりつく

 彼女の髪は真っ白になっていた。
「私、怖くて、怖くて」
すすり泣くような声で彼女は言った。彼女の横たわるベッドのそばにカウンセラーが腰をおろした。シーツをつかむ細い手にカウンセラーはそっと触れた。
「そうでしょうとも。さぞ怖かったでしょう。診察は明日にしますか?延期していいんですよ?」
いいえ、と彼女は言った。
「そうしたらまた今晩あの夢を見るんだわ。延期は、いいです」
「わかりました」
傍らに立っていた助手が、カルテを手渡した。患者名は、鉢音美空。何度も取り出され書き込みを重ねたカルテは、ふちがぼろぼろになっていた。
「辛いと思いますが、あなたが毎晩見る夢をもう一度たどってみましょう。あなたは森で道に迷っている。そうですね?」
「そうです」
と美空は言った。
「あたりは薄暗くて、とても心細い気がするんです。毎晩同じ夢を見るからこれからどうなるかだいたいわかるのに、どうしても不思議の館へ足が向いてしまうの」
「違う方向へ行ったことは?」
「あります。でも、不思議の館に背を向けて逃げ出しても、行き着く先に見えるのは同じ館だった」
「わかりました。あなたは、その館へ引き寄せられる。そうですね?」
「それでどうしても、扉を叩いてしまうの」

不気味な洋館の 壊れた扉をたたく
「誰かいませんか?」
「おやおや、お困りですか?」

 カウンセラーは言った。
「誰が出てきますか?」
「そのときによって違います。ひらひらエプロンのメイドさんが出てきたこともあるし、黒い服の男の子のときもあるし。共通しているのは、必ず館の中へ入れてもらえるということです」
ふむ、とカウンセラーは言って、助手に目配せした。ベッドの脇に点滴用のポールがもちこまれた。
「これから薬を投与します。人体に危険はありません。あなたの精神状態を、催眠暗示を受け入れやすいように仕向ける作用があります」
何度も受けた説明を、美空はわずかにうなずいて受け入れた。助手が血管をさぐり、針を入れた。点滴が始まった。
「さあ、あなたは夢の中です」
「はい……」
上半身を大きなクッションに埋め、目を閉じたまま美空はつぶやいた。
「あなたは洋館の扉を叩いた。誰が出てきましたか?」
「館の執事……。背の高い、長い紫の髪の、黒服の男の人……」
「彼は、何て?」

 黒い上着に白いシャツの執事は、端正なたたずまいだった。
「おや、どうなさいました?」
そこはこの館の玄関ホールのようだった。楕円形のかなり広い空間で、正面と左右に扉が見える。二階へ続く大きな階段が左右に分かれて優雅に階下までおりてきていた。
 二階まで吹き抜けになっていて、天井はドームに見えた。孤児院に寄付をくれた町のお金持ちの家だって、こんな豪華な造りじゃなかった、とミクは思った。
恥ずかしくなって目を伏せると、きれいに磨いた床板に自分の顔が映りそうだった。
「当家にご用でしょうか?」
こんな立派な館に客として訪れるような身分ではないことはひと目でわかるだろうに、執事はミクを見ても慇懃な態度を崩さなかった。
「あの、道に迷ってしまったんです」
つっかえながらミクは説明した。
「それはお困りでしょう」
上品な深い声。
「ふもとへ降りる道を教えてもらえたら、あたし、すぐ帰り」
そう言い掛けたとき、誰かが奥から飛び出してきた。
「ようこそ!」
「不思議の館へ!」
身なりのいい少年と少女だった。
「遅かったねっ」
「待ってたんだよ?」
誰かと勘違いしているのだろうか。
「あの、あたし、道に迷って」
そっくりの顔立ちの少年と少女だった。男の子はひとむかし前のページボーイのような服を着ている。女の子はリボンとフリルのたくさんついたお人形のような少女服だった。そしてどちらも黒一色だった。
 奥の扉が開いた。
「失礼します。どなたかお見えですか?」
メイド服の若い娘だった。肩ひもにフリルをつけた古風なデザインのエプロンをつけている。
「お客様です」
と最初の執事が言った。
「まあ、こんな山の中へようこそ」
ミクといくつも違わない年頃の娘だった。が、メイドとしてきちんと働いているようすだった。品のいい身のこなし、丁寧で作法にかなった言葉遣い。あなただってそれを身につければ、立派なお屋敷におつとめできるのよ、とミクが毎日言われている、その見本のようなプロのメイドだった。
「あの、あたし」
執事はほほえみを向けた。
「当家の主はたいへんもてなし好きです。どうかお茶だけでも召し上がっていってください。お疲れのようでもありますし」
町中へ慣れない使いに行って、ミクは帰り道で迷い、おなかをすかせたままずっと歩いてきたのだった。小さく胃が鳴った。
「あ、あの」
「グミ、お茶の用意を。リン、レン、旦那様と奥様、お嬢様に、お客様がお見えになったとお知らせしてください」
「はあいっ」
子供たちは、それでは館の主人の家族ではなく召使いらしい。
「どうぞこちらへ。お名前をおうかがいしてもよろしいでしょうか?」
「あ、あたし、ミクです。姓はわからないです、孤児ですから」
ただのミクです、と小声でつぶやいた。
「では、ミク嬢、こちらへ」
さっと先に立って執事は歩きだし、正面奥につながる大きな扉をあけて振り向いた。こちらを見るその目が、不思議な輝きをおびていることにミクは気づいて少しぞくっとした。執事の鑑のようなこの男が、一瞬獲物をねらう獣に見えたからだった。

 扉の先にあったのは、どうやら館の主人の書斎のようだった。正面に大きなグランドファーザー・クロックがある。きっとボーン、ボーンと大きな音で時を告げるのだろう。
 その前にある贅沢ないすから、一人の紳士が立ち上がった。
「当家へようこそ」
ミクは赤くなってその場に立ち尽くした。それからあわててスカートの裾をつまみ、腰を屈めてお辞儀をした。
「あたし、おじゃまするつもりじゃなかったんですけど」
その人はまだ若者だったが、館の主人なのだろう。白い長上着に絹のシャツ、襟元のスカーフには青い宝石を飾っていた。
「ジャマなんてとんでもない。この家にはめったに客はこないので、食事をご一緒していただければ家族も喜ぶでしょう。ぼくはカイトといいます」
「ミ、ミクです」
 カイトと名乗った人はほほえんだ。気品のある言葉遣い、贅沢な服装にもまして、ミクが自分の招待を受け入れると信じて疑わない態度が、この人の身分や富、権力を保証している。傲慢な紳士、だが、なんと美しい傲慢さだろうとミクは思い、王子様を仰ぎ見るように見とれた。
 この部屋は彼の書斎なのだろう。王子様にふさわしい豪華さだった。大きな時計、立派な暖炉、両側には難しそうな分厚い本の並ぶ書棚がある。大人の全身像が映るほどの大きな姿見は優雅な猫足の枠に支えられ、壁にはぴかぴかの猟銃が二丁、斜めに交差するように掛けてあった。
 部屋の奥には、カイトのものらしい両袖の大きな机があった。インク壺、羽ペン、ガラスのペーパーウェイト等の文具にまじって、茶色に金文字の装丁の贅沢な本が載っていた。
 もう一度扉が開いた。グミと呼ばれたメイドが恭しく押さえるドアの向こうから、美しい婦人が二人現れた。
「家内のメイコです」
メイコと呼ばれたのは上品な貴婦人だった。風変わりな打ち合わせ襟の赤いドレスを身につけている。どう見てもお館の奥様だった。
「あら、かわいいお客様ね」
カイトがそっとひいた椅子にゆったりと腰掛け、彼女は笑顔を見せた。日焼けなどしたことのない白い肌、手荒れ一つない綺麗な指。唇と爪先と、髪だけが鮮烈な紅だった。
「私、ルカというの」
メイコと一緒に入ってきた美少女がそう言った。
「同い年くらいではなくて?うれしいわ。そんなお友達がなかなかできないの」
「あたし、16です」
「私の方がひとつお姉さんね」
袖のふくらんだ純白のブラウスに薔薇色の長い髪がよく映える。親しげに笑いかけられてミクはどぎまぎした。
 その髪に、綺麗な造花とリボンの飾りがついていた。ルカは視線に気づいたようだった。
「ミクはすてきな髪ね?あら、ちょうどいいリボンを持ってるわ。あとで結んであげる」
「あたし、」
ミクが遠慮する前にルカは輝くような笑顔をカイトに向けた。
「ねえ、この人をすぐにお返ししたりしないでしょ?」
「あたりまえだよ」
とカイトは言った。
「ね、おまえ」
「そうですわ、あなた」
メイコ奥様は鷹揚にそう答え、グミに言った。
「お食事を一人分追加してちょうだい。ふさわしいワインもね」
「かしこまりました、奥様」
グミはにっこりして扉を抜けていった。
「お酒なんて」
ほほほ、とメイコは笑った。
「よろしいでしょう、一晩くらい。お食事は楽しいほうがよいわ」
ぱたぱたと音がした。扉から、最初にみた黒い服の双子が顔を出した。
「よーし、決まったね?」
「パーティ、パーティ!」
子供たちはうれしそうにメイコにまとわりついた。
「あななたちは好きだものねえ」
リンと呼ばれた少女の頬を両手ではさみ、メイコは優しく微笑みかけた。
「メイコだって好きでしょ?」
「ええ、もちろん」
ミクは首をひねった。リンと、その双子のレンという子は、館の主人の家族なのだろうか、召使いなのだろうか?
 再び扉が開いた。グミが現れて扉口で一礼した。
「お食事のご用意ができました」
 館の住人がいっせいに立ち上がり、ぞろぞろと部屋を出た。グミは一行を先導して吹き抜けの玄関ホールを横切り、別の部屋へ導いた。
 そこは奥行きのある食堂だった。長テーブルには人数分のナプキンがきれいに折られて並んでいた。
「ミクさん、どうぞそちらへ」
上席を示され、とまどっているミクの手を、ルカがつかんで優しくひいた。
「お客様ですもの。大丈夫、私が隣にいるから」
テーブルマナーなんて知らない、という言葉をミクはようやく飲み込んだ。
「どうぞ」
先ほどの執事が音もなくやってきて、うやうやしく椅子をひいてくれた。
「あ、ありがとうございます」
長いテーブルの一番奥にカイトが座った。
 執事がワゴンにワインクーラーを載せてやってきた。
「本日のワインはこちらを」
 ティステイングのグラスを、カイトは優雅に鼻先へもっていった。一口ふくんで、満足そうに彼はつぶやいた。
「いいチョイスだね」
すぐそばからリンが手を出した。
「あたしもー、あたしもー」
「はいはい」
甘やかすような口振りでカイトは少女にグラスを与えた。
ミクは首をひねった。
「あの子、いったい……?」
小間使いにしてはグミと違いすぎる。もし実の娘ならこんなふうに不作法にワインを欲しがったら、叱られているだろう。
うふふ、とミクの隣でルカが笑った。
「義父の作品はお気に召したかしら?」
ミクはとまどった。
「え……?」
ルカは長い指で子供たちを指さした。
「お人形なの、リンとレンはね」
ミクは驚いて黒服の双子を見直した。
「レンの足、膝のあたりをよく見て」
ミクは息をのんだ。
「あれは」
「球体関節」
とルカは言った。
「骨の代わりに木を削った関節を使って、その上から粘土のようなもので覆って塗料を塗っているの」
「まあ……気が付きませんでした」
ほんとにお金持ちなんだわ、とミクは思った。こんな精巧な人形を持っているなんて。
「人形だって知ってて見ると、話し方や動きが人間にしてはちょっと不自然なのよ。でも、すごいでしょ?知らなかったらまずわからないわ。当時ここまで作れる人形師は、義父のほかにはいなかったの」
 メイドと執事がスープの給仕を始めた。絹のようになめらかな陶器のスープ皿は、アイヴォリーの地に花と小鳥の絵付けがしてある。割ったりしたらたいへんなことになりそうなしろものだとミクは悟った。 
「ほんとはあの双子、あたしより古いのよ」
そう言いながらどのスプーンを使えばいいか、ルカはさりげなく指で教えてくれた。
「古い……って」
「私、養女なの」
一口スープを飲んでさばさばとルカは言った。
「私も義兄もね」
ミクはあっと思ってカイトの方を見た。カイトは、メイコといっしょに双子人形をからかっていた。
「義兄と義姉は、義父の夫婦養子で跡継ぎなの。私はそのあとね。だからこの館の者は、みんな血がつながってないのよ?」
「あ、そ、そうなんですか」
カイトがこちらを見てほほえんだ。
「もう種明かしをしちゃったのかい?ルカがぼくの娘だと思いこむ人をからかうのがおもしろいのに」
ミクはあわてて首を振った。
「そんな、大きなお嬢様がいらっしゃるにしては、お若い…若すぎますもの」
「ははは、ありがとう」
屈託なくカイトは笑った。
「可愛い義妹と美人の奥方がいて、ぼくは幸せ者なんですよ?」
のぞき込む青い瞳はとても綺麗だった。
「でも、もう一人妹がいてもいいかな」
魅入られるというのは、こういう経験を言うのだろうか。ミクはぼうっとしてその瞳に見とれた。
 いきなりルカがミクの身体を引き寄せ、自分の顔をミクのほほに押しつけるようにした。
「ねえ、私たち、本当の姉妹に見えなくて?」
ミクはあわてた。
「え、あの」
ワインをちびちびすすったのが効いてきたのだろうか。それともルカの漂わせる高価な香水の匂いに酔ったのだろうか。ミクはくらくらした。
「あらあら、だめよ」
メイコだった。からかうような目でこちらを見ていた。
「よそ様のお嬢さんに何てこというの。ねえ?」
「あたし……」
「ご家族が聞いたらお怒りになるわ。でしょう?」
「か、家族はいないんです」
ようやくミクは言った。
「孤児ですから。姓もわからなくて」
まあ、とルカが言った。
「ここにも血のつながらない人がひとり!」
奇妙なほど陽気にルカは言った。
「そうだね、そんな連中が集まってパーティとは、運命もおしゃれな贈り物をしてくれるじゃないか」
くすくすと笑ってカイトが応じた。何がうれしいのか、メイコがほほほ、と笑った。
「これは乾杯しなくちゃ」
メイコは片手をひらひらと振った。
「皆さんにもう一杯おつぎしてちょうだい」
すかさずボトルを手にした執事にメイコが言った。
「あなたたちも一緒に乾杯してちょうだい?グミ、あなたも」
「ありがとうございます」
「お言葉に甘えまして」
執事もメイドも、変に遠慮せず自分たちの杯を手にした。
 またあの目だ、とミクは思った。獲物をねらう獣のような、うれしそうな、邪悪な笑い。気が付くと使用人二人だけではなく、館の主人夫妻も令嬢も、それどころか人形までが、舌なめずりするような笑顔を浮かべている。
「気のせいよ……いいえ、酔ったせいね」
ミクは自分に言い聞かせた。
「さあみんな、一滴も残してはだめよ?」
メイコは自分のグラスを掲げた。
「乾杯、楽しい一夜に!」
「乾杯、巡り会った縁に!」
うふふ、あはは、と双子が笑い、高い音を立ててグラスをぶつけあった。
「乾杯、クレイジーナイトに!」

 ベッド脇の点滴バッグからチューブの中へ薬液が規則的にしたたり落ちた。室内は、エアコンの作動するかすかな音以外はひどく静かだった。
「そのパーティは、それからどうなったのです?」
とカウンセラーは言った。
「食べ物のことはよくおぼえていません」
細い声で美空は答えた。
「オードブルとスープまでは覚えてるけど、あとは何を食べたかも……。とにかくたっぷりお酒が出ました」
とつとつと美空は言った。
「館のことは?誰か話しましたか?」
「ほとんどなかったと思います。かわりにみんなあたしのことを聞きたがりました」
「たとえば?」
「どこの孤児院か、そこで仲良しにしているのは誰か、学校には行っているか、先生の名前は、クラスの子は、どんな料理が好きで、どんなものが苦手か……でも、みんなほんとにあたしに興味があったのかな」
「パーティですが、それからどんなことを?」
「誰かが謎々を言って、その答えがわからなかったら罰としてグラスをほさなきゃならないっていうゲームをしました。あたし……何回お代わりしたか覚えていません。みんな次々謎々を披露して、下品なくらいっていうか、狂ったみたいに大声で笑って、負けた人が一気のみ……」

君が主役のクレイジーナイト、ワイン片手にしゃれこんで
ほどよく酔いがまわったら、楽しくなって来ちゃった?

「田舎道でね、医者が道に金貨の落ちてるのを見つけたんだ。拾おうとしたら、向こうから神父が来ちゃった。さあ、どっちが金貨を手に入れたでしょう!?」
くすくすくす、とレンが笑った。
「あたし、知ってるーっ」
レンは手を振り回した。
「リンは言っちゃだめ!さあみんな、どっち、どっち、どっち?」
レンのきらきらした目がミクを見た。本当に人形なのかしら、とミクは思った。
「ミク!ミクはどっちだと思う?」
「えと、さっと拾えばわからないから、医者……」
ざぁんねぇん!と歌うようにレンは言った。
「答えは神父。だって医者が見捨てたものは、神父が拾うと決まってるのさ!」
ぶっとメイコが吹き出し、わーははっと豪快にカイトが笑った。
「ミクにもう一杯よ!?」
楽しそうにルカが叫んだ。さっと執事が近寄って、ミクの目の前のグラスになみなみと酒をついだ。
「負けた人は一気飲みしなくちゃ。ミク、飲んで?」
繊細なガラスのグラスをとろうとして、ミクは失敗した。距離感がつかめなくなっている。指もふるえていた。
「何杯めだったかな……」
主人夫妻も人形たちも、いっき、いっきとはやし立てていた。
「だいじょうぶ、水みたいなものよ。口にふくんで、ごっくんで終わりよ」
言われたとおりグラスをとり、唇へ持って行った。強い酒の匂いが鼻についた。
「うっ」
さあ、さあ!促される声に強制されてミクはワインをがぶ飲みした、つもりだった。きつい匂い、のどを焼くようなアルコールに一度口を放そうとしたとき、めまいがした。食卓がいきなり近寄ってくる。倒れかけているのだと悟ってあわてて手で支えようとした。ワイングラスが手から滑り落ち、ガラスの割れる音がした。
「ご、ごめ」
謝らなくてはと思っても口が回らない。ミクはその場に倒れ込んだ。