妖精たちのポルカ 6.思い出の木の下で

  その日の残りを、パーティは嵐の前の静けさのような落ち着かない気分で過ごした。
 マルティナ、イレブンとベロニカは真面目に授業に出席し、カミュはハンナにつきあい、セーニャは部活動にいそしんだ。
 マリンヌ先生の威力は絶大だった。シルビアやマルティナが“リボンはちゃんと管理しないと、明日マリンヌ先生に叱られるわよ”と言うまでもなく、女子生徒たちは自分のリボンとリボンを通してつける小さなメダルのレプリカをきっちりと確保しているようだった。
 放課後、マルティナは一人で“思い出の樹”へやってきた。グレース先生から伝えられた不思議な伝言には「影が伸びるその先に」とあった。時間はちょうど夕方で、樹木の影が最大に長くなる時間を見計らってきていた。その影の一番先端辺りは花壇の中まで伸びていた。
 花壇の花を避けながら土の中を指で探った。思った通り、しばらくすると小さな箱が見つかった。
「ずいぶん古いものだわ」
箱を掘りだして蓋を開けると、手紙と、赤いリボンが入っていた。手紙を開きかけてマルティナは再度しまった。これを最初に読むのはグレース先生であるべきだ、という気がした。
 汚れた手のまま箱を持ってマルティナは寄宿舎へ戻ってきた。が中に入る前に足が止まった。爪に泥を入れたまま食堂へ入るのはためらわれた。
「マルティナさま?どうなさったの?」
振り向くとアイリスがいた。
「手が汚れてしまったのだけど、食堂へ入る前にどこか洗うところは……なくって?」
アイリスは眼鏡の奥で目を見張った。
「お花摘みでもなさったの?こちらへどうぞ。厨房でドーソンさんにお湯をいただきましょう」
マルティナはありがたく生徒会長のあとについて厨房へ向かった。
 栄養士のドーソンは、金髪をポニーテールにしたかっぷくのいい女傑だった。
「お湯?どんどん使いな!石鹸はそこ。タオルはそっち」
太い声でそう言うとドーソンはまた凄い勢いで料理用ストーブへ向かった。ちょうど日も暮れて夕飯時だった。厨房は赤みがかった壁に鉄のフライパンやスキレットが大量にかけてある。あちこちからいい匂いのする湯気がたちのぼり、リズミカルに野菜を切る音や盛大に肉の焼ける音がして、たいそう賑やかだった。
 ありがたく手を洗わせてもらったあと、マルティナとアイリスは厨房の脇の出入り口から食堂へ入った。
 メダル女学園の食堂は、白壁にダークブラウンの木材を組み合わせた上品な部屋だった。色合いは白と茶色が中心だが、アーチ形の窓の窓枠は半円と直線を組み合わせた凝った飾りになっていた。学校と言うより、贅沢なホテルの内部のようだとマルティナは思った。
 テーブルは、よくある長テーブルではなく、四人用の丸テーブルだった。丸テーブルはたくさんあり、緑で白の模様入りか、白地に臙脂の模様入りのテーブルクロスがかかっていた。壁と天井にはスズラン型のライトが輝き、壁際には緑を楽しむための観葉植物が並んでいる。どちらを向いても本物のレストランに見えた。
「どなたか、お探し?」
「ええ、グレース先生を」
アイリスは微笑んだ。
「ほら、あちらにいらっしゃるわ。あそこがグレース先生の指定席ですもの」
 マルティナは箱を持って近づいた。
「失礼します、先生」
あら、とつぶやいてグレース先生が顔を上げた。
「わたくしのお願いを聞いてくださったのね。それで、何かわかりましたか?」
マルティナは箱ごと手渡した。
「伝言の通りの場所を調べたところ、これが埋まっていました」
グレース先生はふたを開け、手紙を取りだした。目が行を追って左右に動いた。しばらくすると、まあ……とつぶやいて先生は眼鏡を外し、椅子に身を預けて片手で眼を覆った。
「先生?」
しばらくグレース先生は黙っていた。
「……ああ、なんということでしょう。これはわたくしに宛てた手紙です。まちがいなくわたくしの親友のものですわ。あの子は学園一の美少女で真っ黒な長い髪につけた赤いリボンがとてもよく似合っていました。卒業式の日にわたくしははじめてあの子が結婚することを知らされてね。大ゲンカしてしまったのです」
グレース先生は古い手紙をマルティナに差し出した。
「マルティナさん、どうか目を通して」
「よろしいのですか?」
「ぜひ、あなたに見てほしいのです」
 マルティナは手紙を広げた。四隅にスズランの花の絵がついたかわいらしい便せんに読みやすい字で文章が綴られていた。
「『この学園を卒業したら私は遠い国に行きます。デルカダール王国の王子さまと結婚し、その妃として生きることになったのです』」
そこまで黙読したとき、驚きのあまりマルティナは息を呑んだ。
――お母さま?
「『妃となれば今までのようには過ごせません。王国のため人のため生きると思うと自分が自分でなくなるようで、こわいのです。この学園であなたと過ごした日々はすばらしい思い出になるでしょう。私は絶対に忘れません。だからお願いグレース、普通の少女だった私を覚えていて。これからも私の親友でいてください。友情の証として私の赤いリボンをあなたにさしあげます。きっとよく似合うはずです』」
マルティナがまだ小さい頃に病気で早逝した母の書いたものに違いなかった。
「卒業式の日のケンカ以来すっかり疎遠になってしまい……」
と、片手で眼をおおったままグレース先生はつぶやいた。
「風のウワサでは彼女は姫君を産んだ後流行り病にかかり亡くなったと聞いたわ……あの時ケンカなんてせずちゃんとおめでとうと言ってあげてたらと何度も何度も後悔していたの……。青春の日々はもう遠い昔だけれど、あの子のことは忘れたことなんて一度だってなかったわ……」
グレース先生はやっと眼鏡をかけなおした。
「マルティナさん、本当にありがとうございました。お礼と言ってはなんだけれど、赤いリボンはあなたが持っていてください」
グレース先生の手には赤いリボンが乗っていた。
「でも、これは先生へ贈られたものなのでは」
グレース先生は寂しそうに微笑んだ。
「わたくしが日記帳の伝言を見つけたのと同じ時にあなたがこの学園へいらした。偶然とは思えません。」
やっとマルティナは悟った。最初の日校長室でメダ女の制服を着たマルティナを見て、グレース先生はすぐに外国へ嫁いだ親友のことを思い出したのだろう。
「リボンはきっとあなたに似合うわ」
「ありがとうございます。これ、いただきます」
「その代り、この手紙はわたくしが持っていてもよいかしら」
グレース先生は、手紙もリボンも持ち主の娘に渡すべきでは、と悩んでいるようだった。だが、マルティナはその手紙は親友あてなのだと思った。
「もちろんです。先生がお持ちください」
グレース先生は両手で手紙をもってそっと胸に当てた。
「ありがとう」
 あの、とマルティナは言った。
「いつかお時間のあるときに、先生の親友だった方のことを話していただけませんか?」
はにかむ少女のような笑顔でグレース先生は笑った。
「よろしいですとも。まあ、なんて、嬉しいこと」
つい衝動に駆られてそんなお願いをしたのだが、先生の笑顔を見て、マルティナは言ってよかったと思った。
 食堂から階段を上り、寄宿舎内の割り当てられた部屋へマルティナは向かった。
 誰かが声をかけた。
「驚きましたわ。あの厳しいグレース先生があんなお顔をなさるなんて」
アイリスがにこにこして立っていた。
「マルティナ様はどんな魔法を使われたのかしら」
アイリスが見ていたとは気づかなかった。マルティナはちょっと赤面した。
「先生の昔の知り合いの方が、私に似ていらっしゃるそうです。今度思い出話をうかがうお約束をいたしました」
「そうでしたの」
別れ際にマルティナは声をかけた。
「あの、先生のプライベートなことですから、ご内聞に」
振り返りざま、アイリスは微笑んだ。
「生徒会長は、教職員関係についていろいろ耳にすることがらも多いのです。私、口は堅くてよ?」
そういうとアイリスは、おやすみなさいと言って行ってしまった。

 夜半、イレブンとカミュは忍び足で校舎へ戻ってきた。久しぶりに不思議な鍛冶台で腕を振るったイレブンは、達成感のある疲れ方をしていた。真夜中の吹き抜けホールは足音が響くほど静かだった。
 女王のムチをふくめた荷物はイレブンが抱え、校長室のドアの鍵をカミュは開けようとした。
「ちょっと待ったー!」
文字通り二人は飛び上がった。イレブンの手から荷物が飛び出し、その場にぶちまけられた。
「捕まえたわよーん!」
それは上級の生徒の一人だった。
「脅かすんじゃねえ!」
「ぼくたち、何もしてないよ」
バクバクする胸を抑えてイレブンたちは低い声で抗議した。
「こんな時間にうろうろしているだけで罪ですわよ~ん。さすが学園初の男子客員生徒は大胆ですわね」
「きみはここで何をしてるの?」
彼女は、就寝時間をとっくにすぎたにもかかわらず、まだ昼間の制服のままだった。
「ワタクシはボリス。夜間筋トレですわ。でもちょうどいいところにきましたわ~ん」
「頼むから声を低くしてよ……。ぼくたちに何か用?」
ボリスは声を潜めた。
「お願いを聞いてほしいのです。聞いてくれないなら、秘密をばらしますわよん?」
カミュは目を細めた。左手がさりげなく動いてジャケットの内側にもぐった。
「何の話だ」
うふふ、とボリスは人さし指を振った。
「イレブンさまが優勝、マルティナさまとロウさまが準優勝、カミュさまは、え~と予選落ちでしたっけ?」
ちっとカミュは舌打ちした。
「おまえ、グロッタにいたのか」
ボリスは大きくうなずいた。
「お休みの日に家族で仮面武闘会を見に行ったのです!血湧き、肉躍るあの興奮!すばらしかったですわ!」
筋トレ娘は叫んだ。
「だから、声低く。それで、何?」
ボリスの目がきらりとした。
「校長先生はうそをついていますね?ロウさまはメダル学なんて関係ないのでしょ?」
イレブンとカミュは顔を見合わせた。
「これにはその、わけがあって」
「わけなんて、どうでもいいのですわ~ん!」
ボリスはあくまでハイテンションだった。
「バラしてほしくなかったら、ワタクシも、入れてください」
「どこに?」
「もしかして、ステキなレディ部とやらか?」
そんなも~ん!とボリスは叫んだ。
「シルビア先生のクラスに比べたら、そんなもんゴミです、ゴミ!」
イレブンたちは完全に気圧されていた。
「あの仮面武闘会で最っ高にステキだったのは、レディ・マッシブでしたの!あのポーズ、戦闘スタイル、あの筋肉、どれをとっても憧れ以外の何物でもありませんわっ」
ボリスは完全に自己陶酔していた。
「ワタクシも高笑いをあげながら颯爽と大観衆の前に現れて、びしっとポーズを決めたいんですの!いけなくって?」
ああ、とカミュがつぶやいた。左手はもう、短剣を探ってはいなかった。
「うん、あんた、確かにアッチ方向だな」
イレブンはやっと気を取り直した。
「あの、それじゃ、入ればいいんじゃない?シルビアのクラスに」
ボリスはしおたれた。
「シルビア先生のクラスは最上級生のみなのです。ワタクシはまだ資格がないから、ダメなのです」
「じゃあ、そうだね、聴講生として入れてもらえるかどうか、シルビアに聞いてあげるよ」
ボリスの顔がぱっと輝いた。
「本当ですかっ?」
やったわ~ん、と狂喜乱舞するボリスをなんとか返して、やっとイレブンたちは静まり返った校長室に入ることができた。
「それにしてもなー。マスク・ザ・ハンサムで一人目、あの子で二人目か。シルビアのヤツ、あっちこっちで信者を増やしてやがる」
「カミュ、ファーリス王子を忘れてるよ」
のちにソルティコの街がシルビアの“信者”であふれかえることも知らずに、イレブンはそう答えた。

 翌日の朝、再び朝礼が行われた。整然と並ぶ女子生徒たちを見渡して、パーティは次第に顔が険しくなっていった。
 やっと保健室から出てきたロウは、眼を剥いてきょろきょろしていた。校長先生とグレース先生は眉をひそめていた。教員たちにまじっているシルビアも、伊達眼鏡を顔からむしり取って生徒たちを一人一人眺め、焦りの表情になり、ついに唇を噛んだ。女子生徒の列から1.5人分離れてイレブンとカミュが並んでいた。二人は横から女子生徒たちを観察していた。
「おい、どういうことだ」
「しっ」
 朝礼の後、再びマリンヌ先生が校舎の入り口に立ち、中へ入る生徒一人一人を点検していた。
「みなさん先日注意を受けたところを直していますね。けっこう」
満足そうにマリンヌ先生はそう言った。
 女子生徒は最後の一人までマリンヌ先生のチェックを受けたが、リボンをしていないと注意された生徒が、いなかった。
 リボンによる炙りだしは、完膚なき大失敗だった。
 マリンヌ先生は列の最後、男子生徒二名をじろりとにらんだ。
「メダル女学園は世界一の名門女子高!未来のステキなレディに係る紳士にはそれなりの品格が必要なんざます!」
男子二名はどちらから言うともなしに直立不動になった。イレブンはもちろんカミュもマリンヌ先生の点検にそなえて、上着を着こみ、ボタンをすべてとめ、リボンタイをきっちり結んでいた。
 後ろからシルビアが救援に駆け付けた。
「さすがマリンヌ先生!この子たちはアタシが鍛えなおします。ごめんあそばせっ」
イレブンとカミュの背を押して校舎へもぐりこんだ。
「おっさん、恩に着る」
「助かったよ、シルビア」
「それよりパーティで話し合いましょ。これはまずいわ。そうでしょ?」
 ロウをはじめ、パーティは校長室に集まっていた。
「どういうことなの?」
とベロニカが言った。
「リボンが決め手じゃなかったの?」
「決め手のはずじゃったんじゃ」
ロウは校長のデスクを指した。最初に発見されたちぎれたリボンはそこにあった。
「あの日、黒犬に憑いた魔物が生徒を襲った時に、その誰かのリボンが一本欠けた。昨日の服装検査で残りの一本も提出させた。だから魔物憑きの生徒はもうリボンを持っていないはずじゃった。いったいどうしてリボンをつけることができたのやら」
 いきなり校長室のドアが開いた。マルティナだった。走ってきたようで、呼吸が荒かった。
「すみません、ロウさま!」
とマルティナが言った。
「わかりました。魔物憑きは、私の母の思い出のリボンを持っていったんです!」
マルティナの手は、空っぽになった箱をつかんでいた。

 マルティナは辺りを見回した。
「たしか、このへんよ」
 メダル女学園寄宿舎は、白、緑、茶色、金をベースにした趣味のよい上品な内装だった。二階の壁は白の腰羽目板を回した緑か、緑の腰羽目板を回した白い壁のどちらかに統一されている。壁掛け式の灯火は、スズランの花の形のライトを、葉の形をした金具が支える愛らしいデザインだった。
「私は食堂から階段を上がってきて、このあたりでアイリスが話しかけてきたの」
と、マルティナは説明した。
 魔物憑きになった女子生徒は擬態を続けるためにどうしても学園の赤いリボンが必要なはず。それなのに昨夜は誰も襲われなかった。
 まさか、パーティから盗み出したとは。マルティナは思い出のリボンの件をパーティに話し、そして大いに反省していた。
「私の母は、親友のグレース先生に赤いリボンを遺していたんです。それがメダル女学園の制服のリボンタイだと、わかっていたはずなのに!油断でした。申し訳ありません」
「マルティナさま、そんなにご自分を責めたらいけません」
とセーニャが言った。
「お母さまの形見のおリボンを盗まれて一番つらいのはマルティナさまですのに」
ロウがマルティナを見上げた。
「そうじゃとも。姫や、思い出のリボンの件を知っているのはグレース先生、姫、そしてそのとき聞いていたアイリスだけかな?」
「グレース先生がほかの人に話をしていなければ、そうだと思います。アイリスには口止めしましたから」
ふん、とベロニカが言った。
「女の子に口止めするってことは、言いふらせってのと同じよ」
マルティナは驚いた。
「そうなの?」
「そうなのですか?」
セーニャも真顔で尋ねた。ベロニカはためいきをついた。
「まあ、ひとにもよるけどね。で、マルティナさん、そのリボンを入れた箱は部屋に置いておいたの?」
パーティのうち、マルティナ、セーニャ、ベロニカは三人で寄宿舎内の空き部屋をひとつ使わせてもらっていた。
「そう、部屋の中の私のデスクの上にね」
そう言って、マルティナは部屋へ入った。
 今朝は、授業を受け持っているシルビアをのぞくパーティ全員がマルティナについてきていた。六人が入るとさすがに少し狭いと感じるが、部屋そのものは伝統ある女子高らしいたたずまいだった。
おしゃれなダークブラウンの柱の間の窓には、白レースのカーテンがかかり、風にそよいでいる。床材もブラウンでその上にアイボリーで幾何学模様を入れた深緑のじゅうたんを敷いてある。フレンチスタイルのクローゼットと本棚が部屋の奥にあり、手前には三台のベッドが並んでいた。ブランケットは緑に金の模様入りだった。本棚に並ぶ金文字を入れた深緑、臙脂の書物も含め、虚飾を廃した簡素、清楚、それにセンスを併せ持つ内装だった。
「デスクと言うとこれかな?」
ベッドのあるのと反対側の壁に、個人用のデスクが三つ置いてあった。マルティナは一番端のデスクを指した。
「はい、この箱ごとデスクの上に置いてありました」
イレブンが、え、とつぶやいた。
「じゃ、箱の中にリボンが入っていると知らなければ、盗めないっていうことだよね」
「そうなるわね。やはり手当たり次第に盗みにはいったのじゃないわ。アイリスに確かめないと」
「待って」
イレブンは真剣な顔だった。
「一番疑わしいのはアイリスじゃない?」
パーティは沈黙した。
「アイリスさま、なのでしょうか」
とセーニャがつぶやいた。
「今まで生徒会長さまはまったく疑っていませんでした。あの方からは邪気を感じたこともありませんし、私、信じられません」
「誰にだって魔物は憑く可能性があったのよ」
とベロニカが言った。
「とりあえず、あたしたち授業へ戻らないと。休み時間にアイリスを探りましょ?」
セーニャは何か言いたそうだったが、うつむいたまま何も言わずに教室へ向かった。
「オレ、ちょっと外に出ていいか?」
とカミュが言った。
「また、きみは!」
さぼる気かとイレブンが詰るのを手でとめて、カミュは寄宿舎の階段を降りた。
「さっき、部屋の窓からハンナとダチが見えたんだ。ちょっと気になってな。あとで話す。じゃな!」