魔王様の作り方 7.タック!

まず、出来上がった上着を一度分解して、前身頃、後ろ身頃、ちょうちん袖の上に、別の生地でつくったタックを乗せて、とめつけ、もう一度縫い直します。

タックといい、プリーツといい、ちゃんとした作り方がわからないのですが、こんなものじゃないか、というのを考えて図にしてみました。

タック概念図A

Aこんなふうに二枚重ねになっているのでは?

タック概念図B

B上になる薄い生地は、あらかじめこんなふうに縫って、輪をつぶすようにアイロンをかけておけばいいかも。

実際にやってみたのが、こちらです。

B タック試作

上の図のBを縫って、アイロンをかけたもの。

タック試作+フェルト

その下に、フェルトの前身ごろをつけたところ。(裏側なので、ダーツが見えています。)これから縫いとめます。はみだした部分は内側へおりこんでぬいつけました。

タック付き試作+パーツ

できたものを別のパーツに縫い付けています。画面上部に見えるのは、先にできていたちょうちん袖です。

こうして出来上がったのですが、いくつか改良すべき点も見えてきました。特にタックはパーツの真ん中部分をしっかりやって、周辺は一重のところで縫い付けないと、もこもこふくらんでしまいます。はみだした部分をきれいに処理しないと、縫い付けるべき完成線が見えにくいです。

服のほうは、これから黒い生地を使って、すべての工程を一からやりなおすことになります。完成まで少し時間がかかりそうなので、次回は懸案のアクセサリをやりたいと思います。

さて、今回も着せ替えピサロさんです。

ピサロ タック付き試作+マント+バンダナ

ぶくぶくと盛り上がった袖がなんともおちゃめになりました。が、とりあえず、バランスとしてはこんなものでしょうか。 公式イラストにあわせるために、片方の手を”EB剛”の付属品(握った拳)にかえてみました。

今回、急ごしらえのバンダナを巻きました。

ピサロ タック付き試作+マント+バンダナ 後ろ姿

うしろから見たところ。 上着の裾は、こんなふうにとんがっていていいのでしょうか?公式イラストではよくわからないのです。もしかしたら、まるいラインにするかもしれません。

撮影時に相棒がそばにいたのですが、バンダナを目のとこに巻いて「ほらほら、スイカ割り~」とか、もっと広幅に巻いて「新撰組ぃ~」とかやって喜んでいました。背中に背負うのは、「誠」ならぬ、「魔」だそうです。