泣く子も黙る隊長さん。
鎖帷子、サーコートの上に、さらにマントをつけてみました。迷いましたが、マントを下にして、その上にショルダー部分を載せるようにしました。逆だとマントが広がりすぎです。ボディはEB剛で一番でかいです。ヘッドは”ピサロ・モデル”。
ショルダーアーマーを脱ぐとこんな感じです。鎖帷子は脇の部分はウェストだけ縫い付けてあります。
下はマントも脱いだ後姿。
意味なくアップにしてみました。男は強く、美しく。
Sサイズで登場の新米兵士君は、隊長の従卒という設定です。こんな感じでしょうか。
もう一枚は、どこかから帰ってきて、テントの中でブーツを脱いでいるところ。「隊長、おかえりなさい」、と従卒の新米君がワインを持ってきた、という感じで撮影してみました。
独立した傭兵隊、という設定が気に入ってしまいました。正義のためよりは金のために戦うプロの戦闘集団、という感じです。 が、ときどき採算度外視の行動をとるため、つかめないやつらだと思われています。
さて、我が傭兵隊に副隊長を参加させたい、とは念願でございました。隊長のモデルがピサロだったので、副隊長はDQ4本編にのっとり、ピサロナイト(小説版ではアドン)のイメージでいきたいと思っていました。
実はあるサイトさまに、以前からひとめぼれしていたピサロナイト氏がいらっしゃいまいた。サイト「SYT!」さん、マスターは肉太郎さまです。そのピサロナイトは強くて寡黙で、至誠尽忠の人。長身長髪に隻眼の男前です。副隊長役にこれ以上のモデルは考えられませんでした。肉太郎さまのお許しを得て、副隊長はこうなりました。↓
モデルは、当サイトでDQ5主人公とDQ7シャークアイ役をつとめるトム+EB剛ボディ。隊長と体格は同じくらいです。上ではいているブーツは、ドラゴン社製の市販品です。眼帯はシャークアイのときと同じもの。
実はモデルのアドン氏は失われている眼が逆なんです。が、トムは視線が固定されているので、どうしてもこちら側に眼帯をつけることになりました。
武器は、実は相棒の京都土産で、ペーパーナイフ。本当に刃がついてます。オリエンタルな雰囲気なので、腰ではなく、背に大刀を背負うキャラとなりました。
お許しを願いまして、下手なSSをひとつ。
背後のテントでは、雁首そろえた王たちがあわてふためいている。隊長はかまわずに席をけった。後ろから、副隊長がついてきた。
「商談が決裂したのが、それほどうれしいか!」
一歩下がって歩きながら、副隊長は小さく口元をほころばせた。
「いえ。ですが、こちらについて戦うには、大義がございませんでした」
はっ、と隊長は吐き捨てるように笑った。
「わたしは傭兵だ。戦いに、大義はいらん」
「それでも」
静かに副隊長は言った。
「あなたさまが、向こうの側にお味方なさるのは、よいことです」
「多勢に無勢の戦いになる。勝ち目は薄いぞ」
「“魔王”の向かうところに、おのずから勝機は生まれましょう」
ふん、とつぶやいて、彼は沈黙した。
「非力ですが、私も全力を尽くします」
無口なこの副官が”全力を尽くす”、と言ったときは、戦場ではまさに鬼神となる。長年のつきあいで、彼はそう知っていた。
「ひさしぶりに、おまえの剣技を眺めてみるか」
傭兵隊長は、苦笑交じりにそうつぶやいた。絶望的な篭城戦に、一筋の明かりが差し込んだ瞬間だった。
……お粗末さまでした。というか、DQじゃないかも。
前ページのクリアリの最後の写真は合成です。手前に置いたドールを正面から見たところが↑。隊長にとって副隊長はこんな微妙な(親の仇と狙うかもしれない姫が飛び込んできた!)問題も相談できる間柄、であってほしいのです。
最後は、トップ画にする予定で選からもれたもの。つい惜しくって、ここに展示してしまいました。
彼らで遊んでいるとき、とんぼはドールの喜びをとことん味わっていました。肉太郎さま、どうもありがとうございました。
と言っていましたら、なんと肉太郎さまがイラストを描いてくださいました。タイトルは「出撃」。言わずもがなですが、左から副隊長、隊長、兵士、従卒。
「描いたんですが」とメールいただいてすぐ見に行って、とんぼはきゃあきゃあ言っておりました。ドールだったのが、完全にキャラとして表情を持ち、個性を持ち、つまり、生きてます、これ↑……
それと、ちゃんとブーツの種類やベルトの色が違うんです。イラスト描く人ってやっぱりすげぇ……としみじみ感動しております。
抜刀姿もさまになる隊長と、真剣な眼の従者くんが特に好きです。あっ、でも副隊長も先輩兵士くんも、彼らなりの人生を生きてる感じがするじゃないですか!心をそそられるイラスト、肉太郎様、どうもありがとうございました。
このページのモデル:TOTOCOのトム、YUEさん作の”ピサロ”ヘッド+ボークスのEB剛ボディ、タカラトミーのシャルル