五年ぶりに見るダイは、大人の男に近くなっていた。息をつめてレオナは見守っていた。
マジックフライト一号はゲートキーパーの守る亜空間に到着し、姉妹艦と並んで停泊していた。
ポップ以下の魔界組、レオナをはじめとする地上組がマジックフライト一号の甲板に集まり、固唾を呑んで成り行きを見守っている。人々の中心には意識のないダイが横たわっていた。
目を閉じたまま、ダイは動かなかった。
ダイは服の襟を広げ、片方の首筋から肩までがむきだしになった状態だった。レオナがマジックフライト一号に到着した時その部分に大きな黒いあざができていた。
「何があったの」
そうつぶやいた。やはりつぶやくようにアバンが答えた。
「憑依型モンスターです。ダイ君が仕留めたのですが、最後の最後で取り憑かれてしまった」
「そんな!」
「黒いあざは蛇姫の生首が食らいついた痕です。生首は焼け崩れて消えましたが、黒い部分は憑依でしょう。ダイ君のなかで光と闇がせめぎあっているのです」
起き上がってくるのは竜の騎士か、それとも憎悪の権化か。
周囲の異様な雰囲気をレオナは理解した。もしダイが敵に憑依されたりしたら、地上は壊滅しかねない。ダイにはそれだけのチカラがあるのだから。関係者全員が息を殺して周囲に詰めているのは、万一に備えてのことだった。
アバンは押し殺した声で説明した。
「念のため、ダイ君の周りには浄化呪文を最大化できるように魔法陣を描いてあります。が、ニフラムで祓ったら、ダイ君から追い出された蛇姫は別の誰かにとり憑く可能性もあるのです」
よく見るとダイの周りにはたしかに入念な魔法陣が描かれていた。
レオナはある可能性に思い当たった。手っ取り早く敵を地上世界から切り離す手段がある。敵がダイの中で動けない今のうちに、ダイを、敵ごと魔界へ放逐すること。
「先生、このままダイ君を魔界に置き去りにするなんて、しませんよね?」
早口でレオナはアバンに問い詰めた。
「みんなでダイ君を連れ戻しに魔界へ来たのに、ダイ君を地上へ出さないようにするなんて……なんてことなのっ!」
アバンはためいきをついた。
「しません。しても意味がないのです。ダイ君は竜の騎士としてゲートキーパーに認められた者。望むなら地上へも天界へも往来自由なのですから」
ヒュンケルがつぶやいた。
「……動いた」
ダイのことではなく、ダイの中の精神体のせめぎあい、その状況が動いたと言っているらしかった。
ポップ、とアバンが低くつぶやいた。
「メドローアの用意を」
レオナは息を呑んだ。
ポップは自分の命が危ないかのように青ざめ、震えている。顎がガクガクしているが、両手に氷炎を生じ、指先を、のろのろと、だがまっすぐにダイに向けた。
「ポップ、大丈夫?」
小声でマァムが尋ねた。
「全然大丈夫じゃねえ」
ポップの声はしゃがれていた。
「でも、運命をいっしょに背負うって約束した以上、最後まで見届ける。第一、おれの目の前でダイが誰かに殺されるのを見るくらいなら、自分でやる」
震えながら言い切った。言い切ったその口で、つぶやいた。
「ダイを死なせないですむなら、おれの命でも魔法力でも正気でも何でもくれてやるよ、ダイ、頼むから、取られないでくれっ」
「落ち着け」
それまで口もきけないようすだったラーハルトが、ポップより自分に言い聞かせるように低くつぶやいた。
「バランさまがおいでなのだから、ダイさまは簡単に憑かれたりしない。最低五年はかかる。ヴェルザーのときはそれだけの時間がかかったのだ」
荒い呼吸をしたまま、ポップはしばらく沈黙していた。
「そうか。そうだよな?親父っさん、まだそこにいるんだろ……ダイを守ってくれぇ……!」
●
醜い叫び声は、勝利の雄叫びではなく悲鳴だった。
「……ギィウェェェェッッッ!熱ヤ、熱ヤ、オオ、オオ、オオ!」
蛇姫はダイの魂をつかもうとして、その熱さにもだえ苦しんでいた。悲鳴はやがて、すすり泣きに変わった。
「口惜シヤ、ココマデ追ウテ、触レルモ敵ワズトハ」
真っ赤な目から、黒い涙がしたたり落ちた。
ダイたちがいるのは、あたり一面真っ白な、無の世界だった。地平と見えた場所に赤黒い渦が沸き上がった。冥界の入り口だ、とダイは知っている。その入り口に人影が立った。戦士の装束を身につけた人間の男だった。
「姫、お迎えにあがりました」
その声に聞き覚えがあった。
「あなたは首無しだよね」
戦士はうなずいた。
「いかにも。御曹司、ほんのいっとき、時を賜れ。姫を説得するための時を」
首無しだった者が近づいてきた。
「姫、このまま勝利に執着されるなら、魔界で受けた呪いによって御身は石と化すことでしょう」
「ワラワハ、マダ負ケテオラヌ!」
「冥竜王、大魔王、ともに免れ得なかった定めです」
ひゅっと姫は息を呑みこんだ。
「ですが、我と共に冥界へ戻れば、贖罪のなされたあとに光の中へ立ち戻ることがかないます。ご決断あれ」
姫は両手をおろし、うつむいていた。
「冥界ハ、恐ロシヤ。贖罪ハ、ウトマシヤ」
首無しが近づくにつれて、蛇姫は形が変わり始めた。鱗が消えて人の肌となり、蛇髪は長い黒髪へと変化した。
「罪を贖うに、どれほどの時がかかろうか」
その声さえ、異なって聞こえた。
「さあ、百年か、二百年か」
と首無しが答えた。
「たとえ千年かかろうと、そのあいだ、ずっとおそばにおります。共に罪をつぐないましょう」
長くとがっていた爪が小さく丸くなっていく。真っ赤だった目に瞳が現れ、ひとの顔となっていった。
そうか、と蛇姫だった者はつぶやいた。まるで、ひそかに驚いているような、何か見つけたような口ぶりだった。
蛇体はいつしか、足となっていた。そこにうずくまっているのは、まだ華奢な少女だった。少女は首無しを見上げた。
「我を冥界へ」
首無しだった男は何も言わずに少女を抱き上げた。
彼女に触れる手つき、優しく扱う仕草、そっと抱き寄せる腕。
抱えられた少女が男の衣を握る指、柔らかなほほを押し付けたときの吐息。
「御曹司、我らは、これにて」
首無しはそう言って会釈した。あ、と腕の中に少女がつぶやいた。
「待たれ、礼に、これを」
そう言って、初めて人の瞳でダイを見た。
猛烈な勢いで何かが迫ってくる。
――雪?いや、花びら?
天地を埋めるほどの数の花びらがダイの周りで乱舞する。竜巻かと思われたそれは、いきなり停まった。
そのままふわふわと落下してきた。
ダイはあたりを見回した。純白の世界は姿を変えていた。姫を抱えた首無しの姿はなく、ダイがいるのはなだらかに傾斜した草地だった。遠くに青く山がかすみ、手前には丘が重なり合っている。明るめの薄曇りの下、おそらく、春。足元には若草が萌え出ていた。
花弁はまだ空中を漂っている。風にのって次から次へと舞い落ちてきた。ダイは振り向いた。背後に大きな樹がある。どの枝もびっしりと花をつけていた。
一歩踏み出すと、草地の向こうに広い水面が見えた。河岸を埋め尽くすのは同じ花を咲かせる巨木の列だった。
花弁は枝を離れ次々と河波に落ち、またたくまに水面を薄紅色に染めた。
――花吹雪の舞う大河……ここは、アルキードか。
自分が失われた故郷の春を見ていることに、ダイはようやく気付いた。
●
レオナは息を呑んだ。
「先生、あざが」
ダイの肩先に黒く凝り固まっていたあざが薄くなり、やがて見えなくなった。
まわりからどよめきが起こった。
「皆さん、待ってください」
アバンはそう言い、手をダイの顔に伸ばし、前髪をそっと払った。
ダイの額から竜の紋章は見えなくなっている。それ以外に目立つものはなかった。
「シャドーは見当たりませんね。ヒュンケル、クロコダイン殿、どうです?」
瞑目したままのヒュンケルは、ややあって答えた。
「いません」
ヒュンケルは顔を上げてアバンを見た。
「ダイの中に憑依型モンスターを見つけられません」
傍らにいたクロコダインもうなずいた。
「アバン殿、おそらくダイは憑依に屈することなく討伐できたのだろう」
「本当だな?ほんとにほんとだなっ?」
ポップが早口にそう尋ねた。
「こいつが、ダイが取られたらどうなるかと思ったらおれ……」
その後は続けられないようだった。
「もう大丈夫だ、ポップ」
いつものように冷静にヒュンケルはそう言った。
「だからその顔をなんとかしろ」
ポップはぐったりと甲板に座り込み、両手で顔をおおった。マァムとマトリフが左右から手を伸ばしてポップの肩をそっとたたいた。
アバンは深く息を吐いて、言った。
「ダイ君は取られていない。あとは目をさますのを待つばかりです」
ダイの寝顔は少年のころそのままで、あどけない印象があった。
小さくうめき声をあげてダイが身じろぎした。まぶたが震え、目が開いた。
「ダイ君……」
レオナはささやいた。周囲からため息とも嘆声ともつかない声がわきおこった。
「あれ、みんな……?」
ダイはゆっくり体を起こした。
レオナは、限界だった。物も言わずにほとんどダイに向かってとびかかった。
「れ、レオナ?」
ダイに抱き着いたまま返事の代わりに、レオナはぼろぼろ泣いていた。
甲板上でわっと声が上がった。爆発するような笑い声、そして泣き声。誰もが隣にいる者の肩をたたきあって喜んでいた。
「みんな……、レオナも」
泣きじゃくっていたレオナは、ようやく口に出すことができた。
「おかえり、ダイ君」
昔と同じ顔でダイは笑った。
「うん。ただいま!」
どこからか光が射した。見上げると、天にも届くほどの巨大な扉の中央に隙間が生じていた。光はそこから漏れてきていた。
「我は世界と世界の境を守る者、ゲートキーパーである。これより世界の扉を開く」
扉の上の機械人形が、荘重に告げた。同時に大扉が動き出した。糸のようなすきまが次第に太くなる。
「境界を越えんとする者は用意せよ」
パーティは立ち上がった。
「ここにいてはいけない。退艦しましょう」
アバンだった。
「立てますか、ダイ君?」
「おれより、ポップが」
「ポップは大丈夫よ!」
マァムがポップの肩を支えて立ち上がらせていた。
レオナたちが船から降りてゲートキーパーの亜空間へ降りていく間に、巨大な扉は着実に開き、すきまからあちらの世界がかいま見えるようになった。
「あれは、森か?」
とヒュンケルがつぶやいた。
扉を通して、樹木ほども育った巨大な草が扇のような葉を盛大に広げる大森林が見えていた。紫から青、緑、黄色へと色変わりする草葉の扇は、風が吹くたびにキラキラ光る粒をこぼしている。太陽光に輝く水滴だった。
向こうの世界でもこの扉は空中にあるらしい。森の梢を通してその下の広い水面が見えた。こぼれ落ちた滴は雨だれのように次々とウォータークラウンを生み出していた。
クロコダインが言った。
「不思議な世界だ……が、美しい」
魔界の住民たちはそれぞれの船の上から新しい世界を指して口々に騒いでいる。ある者は興奮し、ある者は警戒していたが、誰もが目を奪われていた。
魔族の船長ダリボルが、わざわざ船を降りてきて声をかけた。
「我々はこれで。お世話になりました、ダイ殿」
ダイはうなずいた。
「こっちこそ、ありがとう。みんな、元気で」
それ以上船長は何も言わず、魔族には珍しいほどにきっちりと頭を下げ、踵を返し、操船の指示のために行ってしまった。
「大丈夫かしら。大変なのはこれからよね」
とレオナはつぶやいた。
「大丈夫じゃねえ?」
さらっとポップが言った。すでに立ち直ったようだった。
「あの船長さん、最後のときのハドラーみたいな顔してっからさ」
「そっか。そうだね」
ダイが答えて、少し笑った。
「ポップ、マァムはどこ?」
「あっちだ。これでもう、お別れだからな」
ポップが指したのはマジックフライト四号だった。帆船の上にはスカイドラゴンの女王の長大な体がとぐろを巻いていた。
何も言わずにマァムは、その大きすぎる顔を抱きしめていた。スカイドラゴンは黙って抱かれ、目を閉じていた。さまざまな空棲ドラゴンたちがマァムの周りに集まっていた。ウルフドラゴンの成獣たちが子犬のような鼻声をあげてマァムに鼻づらをこすりつけていた。
「みんな、ありがとう。幸せになってね」
空棲ドラゴンたちは言葉を持たない。だが言葉より雄弁に寄り添い、まとわりついていた。
遠目で見ていたポップが、小さくぼやいた。
「仲良すぎねえ?」
ヒュンケルがつぶやいた。
「しかたあるまい。おそらくもう、会えないのだろうから」
「そんなことないよ」
とダイが言った。
「おれも竜騎衆も出入り自由だってゲートキーパーが言ってたし」
ふむ、とヒュンケルがつぶやいた。
「だがあちらの世界も広い。再び巡り合うのは、なかなかむずかしいだろう」
ヒュンケルの視線はマジックフライト二号に向いていた。甲板にラーハルトがいて、腕を組み、緑の鱗のドラゴンの群れと向き合っていた。
マァムと空棲ドラゴンのような甘悲しい別れの雰囲気ではなく、何か言い聞かせているようだった。
ようやくドラゴンたちが納得したらしい。ラーハルトは踵を返し、船を降りて、やってきた。
「何の話をしていた?」
「決まっているだろう」
むしろ冷ややかな口調でラーハルトは答えた。
「どこにいてもダイさまのお役に立つことを忘れないようにと命じてきた。陸戦騎として当然のことを言ったにすぎん」
そう言って、離れていこうとした。その背中にダイが声をかけた。
「ラーハルト、そのうちみんなのようすを見に行こう!」
ラーハルトは足を止め、低い声で、その時はお供します、とつぶやいた。
「なんだよ、あいつうれしくねえのか」
とポップが言いかけたのを、ヒュンケルが片手でさえぎった。
「武士の情けだ。今はおいておけ」
フフッと低い笑い声が立った。
「短い付き合いだったが、忘れられない相手と言うのもあるものだ」
クロコダインだった。
「卵のことを考えてる?」
とダイが言った。にっとクロコダインは笑った。
「うむ。何とか持ち出せそうだな」
「もしよかったら、デルムリン島へ持っておいでよ。あそこならきれいな海があるし、仲間もいる」
「そうだな。シャークマジュの子は、あの島なら幸せに育ちそうだ」
扉が開き切った。扉越しに見る新世界は、光り輝くようだった。
「ポップ!」
マトリフが呼んでいた。
「さあ、旅の餞別といこうぜ。船団をあっち側へ押し出すぞ」
「よっしゃ!お~い、みんな、何かにつかまってくれ!」
船の上がバタバタしていた。その中から、悲鳴のような声がわきあがった。
「待て!オレは地上へ行くのだっ!」
マジックフライト二号の甲板の上で、竜の仔が暴れていた。
「ヴェルザー!」
ダイが声を張った。
「ダメだったら。ここできみが地上へ入れるようなら、おれたちこんなに苦労しなかったんだ」
「オレを誰だと思っている!」
「誰であろうと規則は絶対だ」
とゲートキーパーは重々しく告げた。
「あきらめるがいい、冥竜王よ」
甲高い声でヴェルザーは叫んだ。
「問答無用!しもべども、オレに続けっ」
ヴェルザーはまだ小さな仔竜の体で船の手すりを乗り越え、ヤモリのように逃げようとした。
「あのやろ……!」
とポップが身構えた。次の瞬間、青い疾風が幼竜をとらえた。ヴェルザーのおしかけ養育係、ベビーニュートだった。
「きさま、何をするっ!」
「きゅうっ!」
ベビーニュートはヴェルザーを捕らえたままマジックフライト二号に戻っていった。
「あら、てっきりいっしょに逃げる気かと思ったら」
と、船から戻ってきたマァムがつぶやいた。
「あいつにはあいつの義があるのだろう」
とヒュンケルが言った。
ポップは両手を口元にあてて声を張り上げた。
「お~い、死神!どうせそこにいるんだろ?おまえの大事な御主人を捕まえておけよ。いよいよ、出発だ。みんな、元気でなっ」
どの船も甲板の上に魔界の民を満載している。さきほどまでおおさわぎをしていたものが、今は期待に満ちた沈黙となっていた。
ポップとマトリフは両手を上げ、空気を押し出すような仕草をした。船団はすべるように動き出した。一号がゲートキーパーの扉をくぐった。
不思議な物音が聞こえてきた。
「鐘だわ」
とマァムがつぶやいた。
「うさぎたちが鐘を鳴らしてる」
ガラン……ガラン……
鐘の音が厳かに鳴り響くなか、マジックフライト船団は列を作って異界へ渡っていった。
「これでやっと冒険の終わりね」
とレオナが言った。
「ダイ君、いっしょに帰りましょう。ダイ君のためのパーティを五年も待ってたのよ」
うん、とダイはうなずき、レオナに向かって片手を差し出した。
「あら」
レオナが言った。
「それは、何?」
ダイの手のひらに、薄紅色の小さな薄片がいくつかのっていた。
「これ、花びらだ」
とダイがつぶやいた。
「いっしょについてきたんだね」
不思議そうなレオナに、ダイは笑顔を向けた。
「おれさ、アルキードを見たんだ。地上へ帰ったら話すよ。故郷のこと、蛇姫と首無しのこと、父さんのこと。レオナに、聞いてほしいんだ」
ガラン……ガラン……
うさぎたちの鳴らす鐘の音に乗って、マジックフライト船団が新しい世界への大空へと旅立っていった。最後尾の四号が扉を潜り抜け、その姿も小さくなったときゲートキーパーの巨大な扉がゆっくり閉まり始めた。ずっと聞こえていた鐘の音も小さくなり、やがて消えてしまった。
重々しい声が告げた。
「我はゲートキーパー、地上と魔界を分かつ門を守る者」
扉は音を立てて閉まりきった。
「古の神々が我をここに配置した。地上の者よ、己が属する世界へ帰るがいい」
ゲートキーパーの亜空間も色彩や奥行きを失い、消えようとしていた。
「そうしましょう。ダイ?」
笑ってダイは先頭に立った。誰かが天幕を左右から開いてくれたらしい。一晩がかりの脱出が終わり、地上は夜明けを迎えている。天幕の間から黎明を迎えたヴィオホルン台地が見えた。輝くような陽光が世界を真新しい光で染め上げていた。
完